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目次
「おもろそう」から始まった。ライターからGMへ、異色のキャリアパス。
"監督"が営業しない組織。FENNELが「勝ち」にフルフォーカスできる理由。
ビルドが9割。健全な衝突を生むチームと、「表に出たくない」GMの哲学。
世界一へ。選手を輝かせ、人を動かす。日本esportsの未来を担う「裏方」を育てる。
「僕らは本当に『勝ち』にこだわっています。極論、勝ちゃ何でもいい。そのくらいシンプルなんです。」
国内有数のesportsチームとして、複数のゲームタイトルでトップレベルの戦いを繰り広げる「FENNEL」。エンターテイメントとしての側面が注目されがちなesports業界において、彼らは一貫して「競技としての勝利」を最優先に掲げ、急成長を遂げてきました。
その勝利の根幹を支えるのが、事業部全体を統括するゼネラルマネージャー(GM)、本室君樹さんです。選手やコーチの選定から組織戦略、予算管理まで、その権限は多岐にわたります。
驚くべきことに、本室さんのキャリアはesportsメディアの「ライター」から始まりました。全く異なる職種から、いかにして強豪チームを率いるGMへと至ったのか。そして、FENNELが強さであり続ける組織的な秘密とは何か。
「勝ち」への純粋な渇望と、選手への深い愛情。そして、日本のesportsの未来を見据える冷静な視点。FENNELの「勝利の設計図」について、本室さんに詳しくお話を伺いました。
「おもろそう」から始まった。ライターからGMへ、異色のキャリアパス。
まずはじめに、本室さんのこれまでのご経歴と、現在の役割について教えてください。
本室: FENNELでゼネラルマネージャー(GM)を務めております、本室と申します。
FENNELとの出会いは、今から5〜6年前、2019年か2020年頃だったと思います。もともとゲームとはほとんど接点がなかったのですが、コロナを機にゲームに触れる機会がありその流れでFENNELの前身となるチームを知りました。
当時からTwitterなどで活動を追っていたのですが、ある時「ライター募集」の告知を見つけたんです。当時のFENNELはメディア事業を立ち上げようとしていて、今の社長である高島(代表取締役会長)がまだインターンとして働いていた頃でした。「おもろそうだな」くらいの軽い気持ちで応募したら、なぜか通ってしまって(笑)。それが、FENNELでのキャリアの始まりです。
ライターからGMへ、というのは非常にユニークなキャリアだと思います。どのような経緯があったのでしょうか?
本室: ライターとして参画した後、本当に色々なことをやらせてもらいました。組織がまだ小さかったこともあり、明確な職種の垣根もありませんでしたから。
最初は本当に手探りでしたが、選手やコーチと日々接する中で、どうすればこのチームはもっと強くなれるのか、選手がもっと輝けるのか、ということを自然と考えるようになっていきました。
そして、チームが成長し、組織が拡大していく過程で、チーム部門全体を統括する役割が必要になった。そのタイミングで、正式にGMというポジションを任されることになりました。
現在、GMとしては具体的にどのようなお仕事を担当されているのですか?
本室: 一言で言えば「チーム全体の統括」です。現在、FENNELには6つのゲームタイトル部門(※インタビュー時点)がありますが、その全ての「勝利」に対する最終的な責任を私が持っています。
具体的には、どういう選手を獲得し、どういうコーチを招聘し、どういう組織体制でシーズンを戦っていくか、というチームビルド(チーム構築)の最終意思決定権を持っています。
もちろん、会社組織として動いていますから、事業部全体の予算管理なども私の重要な仕事です。それぞれの部門に1人ずつマネージャーがいますが、彼らと密に連携を取りながら、各チームが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整える。それが私の最大のミッションです。
"監督"が営業しない組織。FENNELが「勝ち」にフルフォーカスできる理由。
GMでありながら、非常に現場に近いところまで見ている印象を受けます。
本室: そうですね。特にFENNELにとって最も重要と位置付けている「VALORANT(ヴァロラント)」部門に関しては、ほぼ全てのスクリム(練習試合)を見ています。
練習内容を見て、コーチに対して私からのフィードバックを入れたり、マネージャーに「今、選手とこういうコミュニケーションが必要だからこう動いてほしい」といった指示を出したりもします。
私自身、今はゲーミングベース(選手の練習拠点)に毎日通勤しているので、選手とは毎日顔を合わせます。その中で、選手のコンディションやメンタルの変化を察知し、必要であれば直接コミュニケーションを取ってケアすることもあります。
esports業界でよくあるGM像とは少し違うかもしれません。一般的なスポーツで言えば、GMというより「監督」のイメージの方が近いと思います。
本室さんがそこまで現場にコミットできるのは、なぜなのでしょうか?
本室: それこそが、FENNELという組織の最大の強みだと断言できます。
今のesports業界の多くのチームでは、GMや監督といったチームのトップが、PL(損益計算書)の数字を追うために営業活動にコミットする必要があったり、スポンサー対応に追われたりしているケースが少なくありません。
極端な話、野球やサッカーで「試合中、監督が営業に行っていてベンチにいません」という状態が起こってしまっている。もちろん、組織を維持するためには必要なことなので、それが悪いとは思いません。
ですが、FENNELの場合は、僕がチームに「フルフォーカス」できる環境が完全に整えられています。
それは具体的にどういうことでしょうか?
本室: チーム事業部以外の各事業部が、本当に高いレベルで自立してくれているんです。彼らがそれぞれの領域でしっかりと成果を出し、会社としての基盤を作ってくれている。
だからこそ、僕は「チームを勝たせること」だけに100%のエネルギーを注ぐことができます。これは、社長の高島をはじめとした経営陣の「チームは勝利に集中すべき」という明確な方針があるからです。
私は、FENNELのみんなに「おんぶに抱っこ」させてもらっている状態なんです(笑)。
この強固な組織的土台があるからこそ、僕は監督のように現場に入り込み、練習の細部にまで目を配ることができる。この環境が、今のFENNELの勝率を支えていることは間違いありません。チーム事業部の人間として、これほどありがたい環境はありません。
組織として「勝利」へのアプローチが明確なんですね。
本室: esportsには「エンターテイメント」としての側面と、「競技」としての側面があります。もちろん、ファンの方々に楽しんでいただくことも非常に重要です。
ですが、FENNELの最優先事項は、あくまで「競技として勝つこと」です。選手をどう見せるか、ファンをどう増やすか、という点ももちろん考えますが、それが主目的にはなりません。
「勝てば何でもいい」とまで言われてるくらい、目標がシンプルなんです。だからこそ、私も迷いなく「勝利」だけを追求できますし、それが結果としてファンの方々の熱狂や感動に繋がると信じています。
ビルドが9割。健全な衝突を生むチームと、「表に出たくない」GMの哲学。
「勝利」を追求する上で、本室さんがチーム作りにおいて最も大事にしていることは何ですか?
本室: チームビルド(構築)が7割と言っても過言ではないと思っています。
例えば、軸となるスター選手がいるなら、その選手を最大限に活かすためにどういうメンバーを集めるべきか。ゼロから作るなら、そのゲームタイトルにおいて「勝てるチーム」の理想像を明確にイメージし、それに合致する選手をパズルのように当てはめていく。
この「見立て」の感覚が非常に重要です。そして、全てのゲームタイトルに共通して言えるのは、結局は「チームの雰囲気」と「コミュニケーション」が勝敗を分けるということです。
コミュニケーション、ですか。
本室: はい。2名以上で競うタイトルは全員が同じ方向を向き、同じ思想でプレイできるかが勝敗に大きく関わってきます。
だからこそ、採用の段階で「FENNELとしての色」に合う選手かどうかを徹底的に見極めます。面談でどういう話をし、トライアウトにおいてどのような能力をどう測るか。ここには非常にこだわっています。
チーム内のコミュニケーションを活性化するために、何か意識していることはありますか?
本室: 試合におけるコミュニケーションの質は、個々の選手の性格と同等かそれ以上に「組織的な構造」や「仕組み」に影響される思っています。
競技である以上、選手同士の意見の「衝突」は絶対に必要です。「議論」と言い換えてもいい。時には感情の爆発も伴うでしょう。私は、それが健全な状態だと考えています。
だからこそ、GMやマネージャーの役割は、「選手たちが安心して感情を爆発させられる環境」を作ること。
「ここで本音をぶつけても、チームは壊れない」「この仲間は信頼できる」という安心感、セーフティネットをこちらが用意できるか。選手たちが言いたいことを言い、遠慮なくぶつかり合い、その上ですぐに前を向ける。そういう「仕組み」を作ることが、コーチやマネージャーに一番意識してもらいたいところであり、私の仕事でもあります。
勝利という大きな目標がありつつも、日々の細かい目標設定はどのように行っているのでしょうか?
本室: 多くのタイトルで、シーズンは約1年というスパンで回っています。私たちはまず、その1年を4分割(四半期)します。
そして、例えば「Q1(第1四半期)終了時点で、チームとしてどのくらいの完成度にあるべきか」という目標を設定します。
ゲーム内の完成度だけでなく、チームとしての在り方までしっかり目標を定め、それに対して今どういうアプローチが必要かを考え、実行していく。その積み重ねが、最終的な勝利に繋がっていきます。
世界一へ。選手を輝かせ、人を動かす。日本esportsの未来を担う「裏方」を育てる。
GMとして、選手たちの成長を実感するのはどんな瞬間ですか?
本室: FENNELに入ってきてくれる選手を見ていると、その変化がよくわかります。
入団当初は、自分の意見を強く言えなかったり、自信がなさそうにしていたり、インタビューの受け答え一つとっても、どこか一歩引いてしまうような選手も少なくありません。
それが、FENNELというチームで活動し、多くのファンの方々に応援してもらう中で、少しずつ自信がついていくんです。「応援してくれる人がいるから、もっと頑張ろう」と。
背筋がピンと伸びていき、堂々と自分の言葉で語れるようになる。オフラインの大会に行けば、どこの会場でも信じられないくらい大きな声で応援してくれるファンの方がいて、その数が年々増えていることも肌で感じます。
選手たちが「僕はesportsプレイヤーです」と、胸を張って言えるような状態が近づいてきている。その姿を見るのは、本当に嬉しいですね。僕らは結局、esportsを通じて選手やコーチをはじめとする関わってくれている人たちが幸せになる。そのためにこの仕事をしているので。
そのために「勝つ」ことが必要なんですね。チームとしての今後のビジョンを教えてください。
本室: 会社として「世界一のesportsチームになる」という大きなビジョンがあります。
そのための短期的な目標として、今最も重要視しているVALORANT部門で、来年1年を「勝ち切る」こと。国内のトップリーグ(Tier2)から、世界のトップオブトップしか出られない『champions』に出場する。もしこれを達成できたら、日本のesports界にとって本当のゲームチェンジになると思っています。ここに、今、全てをかけています。
中長期的なビジョンはいかがでしょうか?
本室: チームとしては、人を動かすことができるチームになりたいです。
ただ勝って「すごい」と言われるだけじゃない。その勝利の姿を見たFENNELの社員たちが、「自分ももっと頑張ろう」と上を向けるような。日々会社を支えてくれているメンバーたちの、新たな原動力になれるようなチームでありたい。
そして、その先にいるファンの方々や、私たちの試合をたまたま目にした方々の「心を動かし、行動を起こさせる」。そんなエネルギーのあるチームになっていきたいですね。
日本のesports業界全体に対して、何か課題意識はありますか?
本室: 非常に強い危機感を持っています。日本はゲーム大国でありながら、こと「競技力」という点では、世界からどんどん遅れをとっている、というのが私の個人的な感覚です。
もちろん、世界と戦えているタイトルもありますが、まだまだ世界との壁を感じることがあります。
日本には、世界レベルで戦えるポテンシャルを持った優秀な選手がたくさんいます。それなのに、なぜ勝てないのか。それは、「チームとして選手をサポートしきれていない」「その選手の才能を活かしきれていない」という側面が非常に大きいと考えています。
その課題に対して、FENNELとしてどう取り組んでいきますか?
本室: 選手個人の育成はもちろんですが、それ以上に急務なのが「裏方の人材育成」です。
監督、コーチ、アナリスト、そしてマネージャー。
こうしたチームを支える「裏方」が、世界レベルの知見と情熱を持っていない限り、どんなに優秀な選手がいても勝つことはできません。
だからこそ、FENNELが先陣を切って、この「裏方」を育成し、世界と戦える組織のスタンダードを作っていきたい。これは、FENNELのためだけでなく、日本のesports業界全体の未来にとって、今最も重要な中長期的な目標だと考えています。
そのビジョンを実現するために、今まさに新しい仲間を求めているということですね。どのような方と一緒に働きたいですか?
本室: 現在、FENNELでは各部門の「チームマネージャー」を最重要ポジションとして募集しています。
私たちが求めているのは、「勝利」に対する自分なりの哲学を持っていて、それについて私や他のメンバーと本気で議論し、時には衝突できる人です。
僕や高島と同じ熱量で「どうすれば勝てるのか」を共に考え、実行してくれる仲間が喉から手が出るほど欲しい。
あとは、選手やチームのために、とことん尽くせる人。これは自己犠牲とは違いますが、自分の利益ではなく、選手たちが輝くために全力を注げる人ですね。
GMである本室さんご自身が、まさにそういうスタンスですよね。
本室: 私は全く表に出たくないタイプなので(笑)。選手やコーチが輝いてくれれば、それでいい。そういう意味では、縁の下の力持ちや、エンジニアのような気質の人の方も向いているかもしれません。
FENNELは、社長の高島をはじめ、非常にビジョナリーで「熱い」会社です。例えるなら「沈む夕日に向かって全力で走れるやつ」じゃないと、この熱量についていけないかもしれない(笑)。
でも、そのビジョンに共感し、「おもろそうだな」「自分も熱くなりたい」と思える人なら、信じられないくらいエキサイティングな経験ができるはずです。
最後に、応募を考えている方へメッセージをお願いします。
本室: 私たちのビジョンに共感してくれた方はもちろん、今のキャリアに疑問を持っていたり、何か大きなことを成し遂げたいと燻っていたりする方にも、ぜひ一度話を聞きに来てほしいです。
特に、リアルスポーツの経験者や、スポーツビジネスに携わっていた方で、「esportsでこういうチームが強いはずだ」という持論を持っている方は、大歓迎です。
FENNELという会社は、選手、コーチ、マネージャーが競技にフォーカスできる環境があり、会社全体で勝ちを目指し、チームのために投資を惜しまない、そんな組織です。この環境があるからこそ、僕は今、日本のesportsの未来という壮大なビジョンまで考える時間を持てています。
選手を輝かせ、業界の未来を創る。その最前線で、あなたの力を貸してください。
本日はありがとうございました!
本室: ありがとうございました!
「勝ち」への純粋なこだわりと、それを支える強固な組織基盤。
FENNELが目指すのは、単なるesportsチームの枠を超え、選手が人として成長し、ファンが熱狂し、そして業界全体のスタンダードを引き上げる「唯一無二の未来」です。
本室GMが語った「裏方の育成」は、日本のesportsが世界と戦うための最後のピースかもしれません。
チームの勝利のために全てを捧げ、選手の才能を最大限に開花させる。そんな「勝利の請負人」として、esportsの歴史に名を刻む仕事をしませんか?
皆様からの沢山のご応募をお待ちしております!