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FDMagazine#05③コンサル未経験者のための、コンサルティングファーム選び

落とし穴に嵌らないためには

まずは、口コミサイトなどに登録し、会社の評判を調べてみましょう。有名なコンサルティングファームであっても、「実態は単なる派遣会社」というようなコメントがあれば、コンサルタントとして働きたい、という目的にはそぐわない可能性もあります。

また、創業からそれほど年月の経っていない、小規模なコンサルティングファームを検討する場合には、創業者の経歴を確認してみると良いでしょう。創業者が戦略系ファーム出身であれば戦略系案件に強みがあることが多いでしょうし、逆に「実態は派遣会社」と言われているような会社の出身であれば、似たような特性の会社である可能性は高くなります。

また、短期間であまりに売上・従業員数が急成長している会社や、新卒を大量採用している会社も要注意です。前述の通り、コンサルタントとして独り立ちするにはそれなりの月日を覚悟する必要があり、育成する側にも高い能力と強いコミットメントが求められます。

そういった中で、大量の未経験者を採用し、売上を一気に伸ばしている会社は、売上の立ちやすい常駐系案件を中心に請け負っている可能性が高いでしょう。

同様の理由から、営業専門の人員が多く在籍していたり、コンサルティングチームがワンプール制だったりする会社も、常駐系案件が大半の可能性があります。上流のコンサルティングを行うためには、営業を行うパートナーにも業種や職種に対する深い理解が求められますし、実際にプロジェクトで業務を行うマネージャー・メンバーにも専門性が求められることは必然であり、そうでない仕組みになっているということは、上流ではない案件を中心に受注しているということです。

上記のような点に注意し、加えてあまり知名度のみには囚われすぎず、自身の目指す方向性に強みを持つ小規模なコンサルティングファームにも目を向けてみることをおすすめします。

先述のとおり、コンサルティングファームは個人事業主の集合体のような側面がありますから、有名な大規模ファームで常駐派遣系案件ばかりを担当した経歴よりも、無名で小規模なコンサルティングファームできちんとコンサルタントとしての経験を積んだ方が、将来的に再度転職をしようとした場合でも、有利に働く場面は多いです。

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インプットポイント 必ずしも大手総合系コンサルティングファームに入ることが正解とは限らない 自身がどんなコンサルタントになりたいのかを考え、方向性のマッチするファームを探すことが重要 コンサルティング業界では特に、会社のネームバリューよりも担当したプロジェクトと出せるバリューの質がキャリアに直結する ...
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