「自分の得意なことが自然と周りの役に立ち、喜んでもらえるのは本当にうれしいですね。」
そう語るのは、BREXA Technology(以下、BREXA Tech)でグループリーダーを務めるシステムエンジニアの結城さんです。
ITを学ぶ情報系の専門学校を卒業したものの、実は高校時代は「パソコンに苦手意識があった」という結城さんが、BREXA Techでどのように成長し、やりがいを見つけているのか。これまでのキャリアストーリーとともに、BREXA Techで働くリアルを語ってもらいました。
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結城さん / システムエンジニア グループリーダー / ITエンジニアリング事業本部・福岡システム課
情報系専門学校卒業後、福岡のSIer企業に入社。組み込み系システム開発、工場の生産管理システム開発、シンガポールで使われている倉庫管理システムの開発などを担当。2018年2月にBREXA Techへ入社。現在は自治体向け税金システムの開発・保守を担当する傍ら、BREXA Tech内のエンジニア組織*の中でチームリーダーとして7名のチームをまとめる。2025年5月よりグループリーダーに就任。業務改善ツール作成なども得意とし、配属先で作成依頼を受けている。
*BREXA Techのエンジニア組織
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スキルに見合った評価を求めてBREXA Techへ
──結城さんは情報系の専門学校を卒業されていますが、もともとIT系に興味があったのでしょうか?
実は高校生まではパソコンに苦手意識があって。でも、将来を考えたときに、ITスキルがあれば今後仕事に困ることはないだろうと考え、情報ビジネス専門学校の3年コースに進学することに決めました。
クラスメイトはもちろんパソコンやITに強い関心がある人ばかりで……。私はタイピングすらままならず、正直苦労しましたね。周りに置いていかれないように、とにかく必死に勉強し、情報処理の国家資格を取得し卒業。当時はリーマンショックの影響で就職活動は難航しましたが、20社ほど受けてなんとか福岡の小さなIT企業に就職することができました。
──当時、どのような仕事を担当されていましたか?
1年目は組み込み系のシステム開発に携わりました。主にシステムの改修やテストを担当し、エンジニアとしての基礎を固めた1年でした。
2年目からは、まさにその上流である詳細設計からお客様とのやり取り、運用保守までを一貫して担当することになり、24時間稼働の工場管理システムを1人で任されることに。かなりハードな経験でしたが、この1年間で設計、開発、運用保守と一通りの工程を経験し、スキルは飛躍的に向上しました。今思うと、当時の仕事は2年目の社員が担当するような内容ではありませんでしたね(笑)。
3年目以降は、シンガポール企業向けの倉庫管理システムの開発を担当。メールでのやり取りはすべて英語で、翻訳アプリを駆使してコミュニケーションを取っていました。転職までの6年間、さまざまな現場で経験を積み、エンジニアとしてのスキルを着実に身につけていきました。
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──順調にキャリアを積み重ねてきたように思いますが、なぜ転職を決めたのですか?
スキルアップを実感する一方で、スキルが評価に反映される環境で働きたいという思いが強くなったからです。前職は年功序列の傾向が強く、若手のうちは実力があっても給与がなかなか上がらなかったんです。
結婚し、妻の妊娠(しかも双子!)を機に、経済的な理由からもキャリアアップの必要性を強く感じ、転職を決意しました。子ども2人を育てていくには、今のままでは厳しいという焦りもありましたね。
──そこから、BREXA Techを選んだ理由を教えてください。
転職活動中、福岡で開催された転職フェアでBREXA Techのブースに立ち寄ったのがきっかけです。採用担当が、会社の事業内容や今後のビジョンについて熱心に説明してくれたことがとても好印象でした。
前職と同様の開発言語(VB.NET)を使える案件を紹介してもらえること、BREXA Techの成長性・将来性にも魅力を感じ、他の2社と併せて最終選考まで進みました。当時、東京オリンピック前でシステムエンジニアの需要は高く、複数の企業からオファーをいただきましたが、BREXA Techはその熱意が段違いで(笑)。
営業担当から「福岡システム課はまだ100名以下の規模だが、今後もっと大きくしていきたい。結城さんの力も借りながら、一緒に成長していきたい」と熱い言葉をもらったことをよく覚えています。すでに体制が整っている会社に入るほうが正直ラクではあるものの、これから一緒に組織をつくっていくおもしろさは当時のBREXA Techでしか味わえないと感じ、入社を決めました。一方で、BREXA Tech自体は企業規模が大きく、安定性も抜群。安心して飛び込むことができました。
市民の生活の基盤に関わる責任感ある仕事を担当
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──BREXA Techに入社してからどのような業務を担当してきましたか?
入社後7年間、ほぼ同じ配属先で自治体向けの税金システムの開発・運用保守に携わっています。市役所や区役所で使われている基幹システムで、市民の生活に直接影響する重要な仕事です。
SEとしては要件定義、設計から製造、テストまで。またインフラ系の業務としてOSやサーバー、端末の機器サポートまで、幅広く担当しています。5名のチームで、各税目ごとに担当が分かれており、私は環境周りの共通部分を受け持っています。さまざまな部署から日々問い合わせが来るので、スピードと正確性が問われる仕事です。
──業務の中で苦労したことや難しさを感じたことはありますか?
初めてインフラ系の業務を任されたときには苦労しましたね。SEとしての経験はあったものの、インフラの知識や実務経験はまったくなかったので、不安も大きかったです。
きっかけは、配属先の方から「結城さんと長期的に一緒に働きたい」と言っていただいたことでした。SEとしての開発業務がない期間にも継続して関われるよう、インフラ系の業務を任せてもらうことになったんです。
当時は経験はおろか、サーバーや端末の知識はゼロでしたが、「一つずつ学んでいきましょう」と言っていただいたので、挑戦してみることにしました。
検証機を使って実践的に学びつつ、配属先の皆さんが丁寧に業務を教えてくださったので、徐々にできることが増えていきました。今ではサーバーの調査やログ取得なども任せてもらえるようになり、仕事の幅が広がったと実感しています。
──では、やりがいを感じるのはどのようなときでしょうか?
区役所全体で使われる何百台ものマスタ端末を構築するときは、自分の仕事のスケールと影響力を実感しますね。実際に市役所や区役所の方が自分が作ったシステムを使っているのを見ると、責任感と同時に大きな喜びを感じます。
また、私はものづくりが好きで、業務効率化ツールをよく自作していたのですが、それを見た配属先の方が興味を持ってくれて、正式にツール開発の依頼をいただいたこともあります。Excel VBAを使って、データベースからデータを自動で抽出して帳票を作成するツールや、定義文を自動チェックするツールなど、これまで20個ほど作成しました。自分の得意なことが自然と周りの役に立ち、喜んでもらえるのは本当にうれしいです。
──仕事で大切にしている考え方はありますか?
BREXA Techの看板を背負って仕事をしている以上、自分の評価がそのまま会社全体の評価につながる責任感を常に忘れないようにしています。
また、日々の業務で心がけているのは、どんなに小さな作業でも手を抜かないこと。資料作成のような軽微な作業でも、日々の積み重ねがクライアントからの信頼につながりますから。コツコツと努力してきた結果、7年間同じ配属先で働き続けられていますし、新しい業務に挑戦する機会もいただいています。今後も大切にしていきたいスタンスですね。
エンジニア組織があるBREXA Techだからこそ、評価の納得感がある
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──働く環境や雰囲気はいかがですか?
チームリーダーの立場から見ると、未経験で入社した若いメンバーもバリバリ活躍している印象です。異業種からの転職でも活躍できる環境が整っていると感じています。
私自身、業界13年目、36歳になり、これからはシニアエンジニアとして若手の育成にも力を入れていきたいと考えています。5月からはグループリーダーに昇格したので、より一層若手育成に注力していきたいですね。
BREXA Techにはエンジニア組織があるからこそ、自身の取り組みやスキルが正当に評価されるんです。今回上長からの推薦でグループリーダーにキャリアアップするので、期待に応えられるようより一層がんばっていきます。
──昇格おめでとうございます!ご自身では、どのような点が評価につながったと思っていますか?
エンジニアとしての経験やスキルに加え、チームリーダー時代からエンジニアの横のつながりやエンジニア組織の強化を意識して積極的に活動していたことが評価されたのだと思います。
どの会社でも同じ課題を抱えていると思いますが、エンジニア同士の横のつながりをつくるのは本当に難しくて。どうしても対クライアントや対営業担当とのつながりばかりになってしまいますよね。
でも、強いエンジニア組織をつくることこそ、BREXA Techの成長につながると私は考えています。直近では、他のグループリーダーの方と一緒に、今年の3月からエンジニア同士が交流できる座談会や勉強会を企画・運営しています。初回は5名程度の参加でしたが、年齢層もバラバラで、さまざまな意見を交換することができました。
「結城さんは話しやすい」とよく言われるので、年齢に関係なく、誰とでもフラットにコミュニケーションを取っている点も評価いただいたのかもしれません。
──若手社員とは具体的にどのようにコミュニケーションを取っているのでしょうか?
「困ったことがあったら、抱え込む前に相談するように」と常日頃から伝えるようにしています。小さな悩みでも、早めに相談してもらえればすぐに解決できることも多いですから。
若手社員からよく聞かれるのは「どうすれば給料が上がりますか?」という質問ですね。そんなときは、BREXA Techの評価制度について具体的に説明し、目の前の業務に集中して成果を出すことが大切だと伝えています。
多様なキャリアパスがあるから、価値観やライフスタイルの変化に柔軟に対応してくれる会社
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──今後BREXA Techで挑戦していきたいことはありますか?
座談会や勉強会の取り組みをさらに発展させ、より多くのチームリーダーを巻き込んで推進していきたいですね。福岡システム課のメンバーの約半数は20代。彼らが5年後、10年後、BREXA Techの中核メンバーとして活躍できるよう、育成に力を入れていきたいです。
社員数の増加に伴って、リーダー育成や営業サポートの必要性が高まっているため、グループリーダーとして、これらの課題解決に積極的に取り組んでいきたいです。福岡システム課の成長を支えられる人材でありたいと思っています。
──最後に、BREXA Techに関心を持つ方に向けてメッセージをお願いします。
スペシャリストを目指すも良し、マネジメントに注力するも良し、BREXA Techは一人ひとりに合った多様な選択肢がある会社です。
私自身、入社当時はリーダーになる日がくるとは考えてもいなかったのですが、BREXA Techで働く中で日々の成果を評価され、リーダーを任されることになりました。その後、周りに支えられながらもその役割を果たすうちに、自然とリーダーシップも身についていったように感じています。
実際に働き始めてから価値観や目標が変わることもあると思いますが、BREXA Techはそんな変化にも柔軟に対応してくれます。今キャリアについて迷いがある方でも、きっと自分の得意なことを活かせるキャリアが見つかるはずです。ぜひBREXA Techで新しい一歩を踏み出してみてください。
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