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"かっこいい経営者"はいらない
だいぶ前に、ある著名な経営者のインタビュー記事を読みました。その経営者は「会社の立て直しや苦境におけるチャレンジに、モチベーションや達成感を感じる」と意気揚々と答えていました。その言葉に、強い違和感を感じたので、今でも覚えています。なぜ、違和感を感じたかというと、私が思う経営者の仕事とは、難局に対して、かっこよく活躍することではない。それよりも、まずは、できるかぎり問題が起きないように、チームが苦境に陥らないように最善を尽くすことだと思っているからです。同様のことは、ビジネス以外の世界にも言えます。例えば、手術で人を治す外科医の人は周 りから称賛を浴びやすいです。一方、その裏で、予防医療...
岩倉使節団から気付かされた感じる力
「特命全権大使 米欧回覧実記」を読んだ。この本は、岩倉使節団に関する話。約150年前、日本政府の中枢メンバーが欧米諸国を世界一周して、1年10ヶ月旅したというとんでもない話の記録です。一部のメンバーが欧米を視察するだけの話が、おれもおれもとなり、大きな使節団になったのが、岩倉使節団らしい。また、元々14ヶ国を10ヶ月で周る予定が、1ヶ国目のアメリカから予定を大幅にオーバーして滞在。留守政府に「はよ帰ってこい!」と怒られて、渋々、1年10ヶ月で帰ってきたのが、この使節団。自由すぎる。。(怒られてなかったら、スペインとポルトガルも訪問予定だったらしい。)しかも、使節団が出発したのが、1871...
"想いのこもったロゴを世界へ" その2
このロゴをデザインをしてくださったのは、写真家兼デザイナーの山西崇文さんである。山西さんは今回のロゴデザインへの想いをnoteに寄稿してくださり、私もその文章と信念に強く刺激を受けた。元々、自分自身で文章を書く予定はなかったが、私自身も"ロゴ制作について"と"今後への想い"を文字に残しておこうと思う。口の悪いおじさんとの出会い私は米国留学時に芸術学科で写真を専攻していた。専攻したのは単に"英語を勉強したくない"という安直でふざけた理由からで、もともと芸術に興味も才能もあった訳ではない。だが、暗室で浮き上がる印画紙に一瞬にして感動し、この世界にのめりこんだ。週5で暗室にこもり、ずっと作品を...
"想いのこもったロゴを世界へ" その1
我々が6月に創業した"Baridi Baridi"のロゴが遂に完成しました!(発表したくてウズウズしておりました。)グラフィックデザイナー兼写真家として活躍される山西崇文さんにロゴのデザインをしていただきました。ロゴ制作について、とっても素敵な文章を寄稿いただいたので、今回のnoteでご紹介したいと思います。("その2"という形で、私の想いも別記事で書いております。) ざわめいてときめいた、 僕のデザイン奮闘記 山西崇文 (グラフィックデザイナー)ここ1ヶ月、僕は、“ざわめき”と“ときめき”とを胸中に渦巻かせながら、ある会社のロゴデザインに没頭していた。...
そろそろ東京じゃなくていいかも、と思うエンジニアの方へ
エンジニアの採用を開始するにあたって、採用エージェントの方や外部の方に相談すると、毎度言われることがあります。「エンジニア採用。しかも神戸勤務なんですか。東京じゃないと、それはかなり難しそうですよね。」はい、難しすぎて泣きそうです。笑なので、CTO候補もしくはテックリードとして一緒にサービスを作る未来の仲間に向けて、長めのメッセージを書いてみることにしました。エンジニアの方はもちろん、周囲の興味ありそうな方に紹介いただけたら大変うれしく思います。(詳しい募集ページはこちら↓)www.wantedly.com0→1フェーズのエアコンのサブスク事業@アフリカ、CTO候補募集! by Bari...
「今さえよければいい」はもういらない。タンザニアで創業した日に思うこと
この記事はnoteの転載です(こちら)。CEOの朝田の想いを、月に1報オープン社内報として公開しております。大手エアコンメーカー(ダイキン)7年目、30歳、妻と2人の子持ち。そんな私が本日、Baridi Baridi Inc. を創業しました。タンザニアにてダイキンのエアコンをサブスクリプションで提供するサービスを立ち上げます。私はタンザニアという国にもエアコンという商品にも、元から特別な思い入れがあったわけではありません。このサービスに辿り着いたのは、自分の意思というよりも偶然の出会いの結果です。それでも異国の地で創業を決めたのは、この事業を育てることによって、私が思う世の中の「おもし...