元気寿司トレーナーが語る、「トレーナーの仕事って、想像以上に…」
元気寿司・採用担当の加藤です。
今回の記事では、私が以前に担当していた「元気寿司のトレーナー」という仕事をご紹介。ご入社頂けたら、必ず出会うであろうトレーナーの事を知り、元気寿司の事も深く理解して頂けたら嬉しく思います。
――「トレーナー」って、一体何をしているの?
そもそもトレーナーという肩書きの社員が何をしているのか、まずは説明させてください。
言葉からも想像される通り、店舗で働くスタッフの業務指導にあたるのがトレーナー。接客指導が中心のトレーナー、仕込み指導が中心のトレーナーと分かれています。
具体的には、新しいお店がオープンする際、およそ1か月にわたって新店舗で働くオープンスタッフの指導にあたります。また新店に限らず、新たなシステムや機械の導入、オペレーションの大きな変更があった時などにも現場指導を行います。
そして、新店オープンなどがない時は、既存営業店舗をくまなくフォロー。私の場合は接客指導が中心でしたので、各店の接客レベルを高めたり、課題の多い店舗の改善指導を行ったりすべく、全国を飛び回る日々を過ごしていました。
――「仕事を愉しむ」ことからレクチャーします!
入社をすると、「一体、トレーナーからどんな事を教わるのだろうか?」、「厳しい指導があるのだろうか?」といった事、気になりますよね。私が経験をした接客指導で言うと、もちろん具体的な業務フローも教えますが、一番に伝えていたのは「お客様に良い接客をするために、自分自身が仕事を愉しむ」ということです。また社名の通り、元気の良い接客ができるように心がけてもらっています。
決して難しいことを教えるわけでも、厳しい指導でやり方を押し付けるわけでもありません。トレーナーとしては、社員一人ひとりに寄り添う中で、教えたことを実践してくれた瞬間に触れると、大きな達成感と喜びを味わえるものです。
――かつては厳しさも、今は寄り添い型の指導方針。
私自身のキャリアですが、およそ20年前に入社して、入社2年ほどでチーフ、5年で店長に昇格。その後、10年ほど店長業務を経験し、トレーナーやスーパーバイザー業務も経て、今は採用担当として働いています。
入社した20年前を思い返すと、正直言って上司やトレーナーからの指導は厳しかったです。「今は、まったくそんな事はない」という前提でいえば、非常に厳しい指導が主流でした。
入社するまで一つも想像しなかった「トレーナーの仕事もしてみたい」という発想に至ったのも、自分がもし後輩を教えるなら違うやり方をするのに、という思いが原点だったと記憶します。やはり、押し付けからは“仕事を愉しむ”気持ちは生まれませんので。
なお、今はどのトレーナーも業務に臨むスタンスは“寄り添い型”にアップデートされています。入社を考える皆さんには、安心して飛び込んできて欲しいです。
――仕事は最初からできなくて「当たり前」です。
また、入社される皆さんにもう一つ知って欲しいのは、「仕事は最初からできなくて当たり前、だからトレーナーがいる」ということです。
全員が何も教えなくても、すぐに仕事ができるならトレーナーは不要。トレーナー経験者の肌感覚でいえば、100人中98人は“すぐにはできない”ものです。そのうえで指導にあたりますので、できない事を恥ずかしいと思わず、トレーナーをどんどん頼ってください。トレーナー達は皆、百戦錬磨。新人の“つまずきポイント”やその時々の最良なアドバイスを心得ています。
まったくの未経験で入社した新人の、できなかった事ができるようになっていく“成長”に触れると、トレーナーとして一番ヤリガイを感じます。
――全国各地を仕事で巡る、そんなメリットも。
ちなみに、トレーナー経験者から違った角度の魅力を伝えさせて頂くなら「全国各地の美味しいモノ、素敵な場所に触れ合える」という“メリット”を感じられます。全国展開する元気寿司のトレーナーは、1か月で東京→大阪→名古屋→北海道と出張で飛び回ることも珍しくありません。大阪ではたこ焼き→名古屋では名古屋コーチン→北海道ではジンギスカン、なんて時間を持てる瞬間も……。
その他にも、各店のメンバーと一緒に働く時間はとても有意義です。教えるという立場ですが、時には「真摯に取り組む現場社員の成長に、こちらが勉強させられる」場面も数多くあります。
当社では“教育”のことを、共に学んで一緒に成長しようとの思いを込めて“共育”という言葉に置き換えて使っています。また、“教える”という単語も漢字ではなく、相手にわかりやすくという意味合いから“おしえる”と表記。このような言葉からも、元気寿司のトレーナーの“おしえる共育”を感じて頂けるのではと思っています。
「元気寿司で働きたい」という思いに至る過程で、「トレーナーという面白そうな仕事もあるな」と少しでも想像して頂けたら、トレーナー経験者としては非常に嬉しいですし、教える事にも魅力を感じる社員が増えるほど、会社全体のクオリティも高まっていくのでは、と考えています。