こんにちは!Fivot人事部です。
今回は2024年10月に貯まるキャッシュレスアプリにリブランディングした「IDARE(イデア)」のマーケティング責任者の鈴木さんにインタビューをしました。
イデアはビジネス拡大に向け、マーケティングアライアンス担当を募集しています。
そこでイデアのマーケティング担当に求められることや業務のやりがいなどを聞いてみました!
自己紹介をお願いします。
現在、FivotのIDARE(イデア)事業部でマーケティングを担当しています。
大学を卒業後、大和証券に入社し、約4年半リテール営業に従事。
その後、金融への関心は継続しつつも、証券会社とは別の業態にも挑戦したくなり、当時の新生銀行(現・SBI新生銀行)に移り、約3年半リテール営業を行いました。
大和証券、新生銀行では、主に富裕層を中心とした個人顧客や事業法人、公益法人(財団・社団など)へのコンサルティング営業をしていました。
その後、大和証券時代の同僚とともに起業し、SBI証券の金融商品仲介業(IFA事業)と生命保険代理店を展開する会社で取締役を務めました。
この頃から、金融と営業に加え、マーケティングの分野にも携わるようになり、オーガニックの記事作成・編集やソーシャルメディア運用、Web広告運用等のデジタルマーケティングやイベント集客講師など、マーケティング全般にわたって幅広い業務を経験しました。
さらにその後、スタートアップにおいて「金融×マーケティング」を軸に、日本全国の地方創生を目指した運用会社、新興国を中心とした海外案件特化の貸付型クラウドファンディングやデジタル証券といった新しい金融サービスの分野に関わりました。
そして現在Fivotで、金融とマーケティングの融合に注力してキャリアを積んでいます。
入社のきっかけを教えてください。
前職ではデジタル証券を扱う会社に在籍しており、営業とマーケティングの責任者を務めていました。
しかし、ファンドの組成が業界的に厳しい状況で、思うように事業を進めることが難しいと感じるなかで、次のキャリアを模索し始めていました。
そのような時に、以前同じ会社で人事を担当していた杉崎さんから、Fivotが「チャレンジャーバンクを目指しておもしろい事業をやっている」と伺いました。
スタートアップらしいチャレンジングな姿勢に魅力を感じ、「どうせやるなら夢は大きい方がおもしろい」と思い、ジョインすることにしました。
今具体的にどんな仕事をしていますか?
まずはグロースマーケティングです。各種キャンペーンを企画・起案し、実行まで関係者と協力しながら進めています。
また、イデアは、今年10月、これまでの「目標達成に向けたスマート積立アプリ」から、より広範なユーザー層を視野に入れた「貯まるキャッシュレスアプリ」へと、リブランディングを実施しました。
これに伴い、サービスサイトも全面的に刷新しています。
以前はシンプルなページ構成でしたが、コンテンツを充実させる方向へと舵を切り、それにあたって、「ユーザーの声」企画としてアンケートやインタビューのアレンジ、左記のユーザーの声やコラムをはじめとした記事作成、編集作業などサイトのコンテンツ全般に関わりました。ローンチ後も継続的にコンテンツを制作・更新しています。
また、直近では、画像だけでなく動画のクリエイティブにも取り組んでおり、外部のクリエイティブ会社との調整等も行っています。
さらに、運用型広告やアフィリエイトASPとの外部折衝、アライアンス営業なども担当して、イデア事業に関するマーケティングおよびアライアンス業務を全方位的にカバーしています。
イデアのマーケティングのどこにやりがいを感じますか?
まず、Fivotが実現しようとしているミッションは安易に実現できることではなく、その厳しさがあるからこそ、スタートアップならではの醍醐味やチャレンジ精神を感じられるところにやりがいを感じています。
イデアが「貯まるキャッシュレスアプリ」としてリブランディングした背景には、現在のキャッシュレス事業が「決済」に機能を限定しているという現状があります。
これは、キャッシュレス本来の意義を考えると、サービスの可能性を狭めているように思います。
キャッシュレス機能の拡張として「貯蓄」に目を向けることは、これまでにない価値を生むことになると思います。
未開拓のマーケットを切り拓き、新しい価値を創造していける点に、挑戦の難しさと同時に大きな期待を感じています。
この未知の領域にチャレンジし、成果を出すプロセスが、私にとって最大のやりがいとなっています。
どんな人が鈴木さんのようにこの仕事を楽しめると思いますか?
「仮説思考」を持っている人は楽しめると思います。
この仕事は、未開拓の市場を相手にするため、定型的な業務や明確な正解が存在しない環境で進めなければなりません。
そのため、常に仮説を立て、それを検証して修正を繰り返すというプロセスを楽しめる人が求められます。
新しい課題に対して柔軟にアプローチし、必要に応じて深掘りしつつ、素早く実行に移せる行動力のある人がこの仕事を楽しめると思います。
イデアマーケティングの今後のプラン・目標を教えてください。
正解があるわけではないため、試行錯誤を繰り返す「もがき続ける」姿勢が重要です。
イデアがサービスを開始した2021年4月からの3年半以上にわたるデータの蓄積がありますし、現時点がゼロからのスタートというわけではありません。
このデータを活用し、これまでどのように顧客が増え、現在どの層がイデアに魅力を感じているのかを分析することで、線形的な成長を図ることが可能です。
一方で、スタートアップである以上、非線形的な成長も求められます。
そのためには、新しい市場を開拓し、これまでにない価値を提供する必要があります。
こうした取り組みを通じて、トライアンドエラーを繰り返しながら飛躍するための挑戦を続けていきます。
今後Fivotで成し遂げたいことを教えてください。
ネガティブな意味ではなく、「退場しない」ことが最も重要だと考えています。
その理由は、弊社が「チャレンジャーバンク」を目指して事業を展開していることにあります。日本の金融業界全体をマクロ的視点で見ると、明治時代の近代黎明期には数多くの銀行が誕生したものの、その大半が破綻した歴史があります。
新しい形態の金融事業を行うことは、それだけ厳しい挑戦だと認識しています。
スタートアップとして成長(グロース)を追求するアグレッシブな姿勢は欠かせませんが、金融事業の特性を踏まえると、まずは「退場しない」ことが最優先です。
そのためには事業を成長させる必要があります。この二重の課題に挑むことが、非常に難しいながらも意義深い使命だと感じています。
ちなみに鈴木さんは常にスーツを着ていますがなぜでしょうか?
金融スタートアップの「スタートアップ」の軸で大きくグロースさせるためには異質な人材の交流が必要不可欠だと考えています。
そのうえで、スタートアップというとイメージするところはラフな私服でということも一つあるかと思います。そのイメージをあえて崩して異質であるためにスーツ着をやめないというのはあります。
それとともに、新しい金融サービスを生み出す一方、規制産業である「金融」に身をおいているとの矜持を崩さないというのもありますね。
もっとも、ただ私服を選ぶのが面倒という怠惰な面も多々ありますが(笑)
【鈴木 優一プロフィール】
2023年8月に株式会社Fivotに入社。主にIDARE事業のマーケティングを担当。当社入社以前は大和証券株式会社、株式会社新生銀行(現・SBI新生銀行)で主に富裕層向けコンサルティング営業を経て、金融商品仲介業(IFA)および生損保代理店を起業し専務取締役マーケティング責任者に就任。その後はSBI地方創生アセットマネジメント株式会社(現SBIアセットマネジメント)にてマーケティングおよび法人営業、クラウドクレジット株式会社にて営業マーケティング部長、Hash DasH株式会社にてセールス&マーケティング部長を歴任し現職。