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「僕は普通の人。」ー普通の人だからこそ活躍できる組織をつくる

いまや運用部に欠かせない存在となっている藤田純輝(ふじたじゅんき)。
そんな彼は自身を平凡だと評価します。

これまで活躍できる場所を追い求め、少しずつ認められることで自信をつけてきました。

藤田 純輝/メディアソリューション本部/運用部 コンサルティングチーム

生まれから大学まで埼玉で過ごす。2017年にWeb広告代理店に新卒として就職後、2019年にD2C Rに入社。運用部へ配属となり、アプリ・ブラウザ案件を複数担当。2020年より運用コンサルティングチームの立ち上げメンバーとしてアサインされ、案件や広告配信ロジックの分析・改善と、業務フローの整備に従事。趣味は睡眠、特技も睡眠。白米が好き。

<インタビュワー:常世田>

引っ込み思案になったからこそ、わかった自分のポジショニング

常:インタビューは初めて?
元々人前に出ることに抵抗なかったですか?

藤:前職のリクルートページに載ったことはありますけど、インタビューとかではなかったですね。
小さい頃は人前に出るのは好きでした。
小学校、中学校共に学年で4~50人と規模も小さかったので、学級委員をやらせてもらうなど自然と人前に出ることが多かったです。


常:人数が少ないからこそ、目立ちやすいってこともありそうですね。
高校以降はどうでしたか?

藤:しゃがみこんだ時期でした笑
小中はほぼ同じ顔ぶれで過ごしたあと、全然知らない人ばかりの高校に入学をして。そんな重い話しじゃないんですけど、「声が変だねー」と言われたことがあって。
高校では特別頭がいいわけでもなかったし、取り柄がないなと思ってしまって、段々とやる気がなくなっていって。それ以降、初めての人と話すのが怖くなって引っ込み思案になってしまいました。

常:そんな過去が…。
学生時代、特に集中して行っていたことなどありました?

藤:小さい頃から家にパソコンがある環境で育ったので、インターネットはずっと身近にありました。
僕が小学生くらいの2000年前半の時期は、個人でホームページを持つのが流行っていたので、見様見真似でやってみてました。

常:へー!(その頃サッカーしかしてなかったな…)
ホームページを作る最初のきっかけは何だったのでしょうか?

藤:何だったんでしょう笑
多分、当時ゲームの攻略サイトが世の中にたくさんあって、それを真似してみたいなと思ったのかもしれないです。
ただ肝心の中身は書けないので、トップページだけ作って更新しなくなって終わり、みたいな感じでした。

常:インターネットに触れるのが比較的速かったからこそ、前職ではWeb広告の会社に入社されたのかと思うのですが、どうでしょう?

藤:大学に入った後、あまりやりたいこともないまま4年生になってしまったのですが、お話しした通り小さい頃のこともあって、仕事するならインターネット関連かなとぼんやり考えてはいました。

あとはもう1つ。大学生の時に塾講師をやっていて、自分の伝え方やアプローチ次第で生徒のやる気や成功体験に繋がっていくのを経験してきたんですね。
そこから、1つのモノを決まったやり方で売るのではなく、自分のやり方を変えることで人の役に立てたり、悩みが解決するような仕事ができればいいなと思っていました。
で、ぼんやりとインターネットやコンサルティング的な要素でいくとWeb広告かなーと。

常:塾講師のアルバイトもしてたんですね!好きだったのですか?

藤:教えるのは好きだったかもしれないですね。
自分の得意分野で相手の役に立つことは好きだったんだと思います。
「すごいね」とか「ありがとう」と言われるのは嬉しかったですし、いまD2C Rの運用部内で仕事していてもそれを感じることが多いです。

常:就活では大手とかも受けました?

藤:説明会は一応受けてましたが、いわゆる超大手みたいなところは最初から全然狙ってませんでした。
就活もあまりモチベーション高くやっていなかったので、これじゃ受からないだろうという気持ちもありましたし、体育会系の大企業も合わなさそうと思っていたので、最初から選択肢になかったです。

常:なるほど。少し藤田さんの本質的なところに触れるかもしれないのですが、どんな基準で選択/決断をしていますか?今までの共通点があればお聞きしたいです。

藤:ある程度の規模感で、自分の役割をちゃんと果たして成長したいという点だと恐らく一貫しています。あまり規模が大きい環境だと、自信を持てずにだめになっていくような気がしてしまうので。
四字熟語がいま出てこないんですけど、あの鶏の頭になるみたいなのあるじゃないですか笑

常:鶏口牛後か笑

藤:それです笑

多分、小学生、中学生のままうまく人生を歩んでいたら就活の選択も変わっていたと思います。
なので、今の自分とは高校の頃の自分が強く繋がっているような気がします。

「営業はしたくない」―立ち位置を変えて再挑戦したWeb広告

常:前職での印象的な出来事ってありますか?

藤:毎年1回全社でやっているロープレ大会で、新卒2年目で予選を突破して参加者160名中の5名に選ばれたことです。優勝はできなかったですけど…
ただ、この会社である程度認めてもらえたのかなと思えるきっかけではありました。

あとは、教育係の2人の先輩から学んだことです。仕事へのアプローチ方法はあまり似てないけど、最終的に持っている芯…「信頼を大事にする」ことが2人の共通項だと思っていました。
本当に普通のことですが、メールは絶対に即日中に返信する、どんなに忙しくても自分の作業を後回しにしてクライアントを優先する、社内外で愛想がいい。こういった小さな信頼の積み重ねが広告代理業をするうえで大事なんだろうなと。

常:確かに広告代理店のビジネスはいかに信頼されるかが大事な要素ですよね。
そこから転職活動にあたってのきっかけはありますか?

藤:いまも広告代理店で働いていますが、前提代理店の営業には向いていないと感じていました。
自分が提案した内容が、本当にプロモーションにおいて必要なのかわからないこと。僕が必要ないかもと思ってしまうものを売らなきゃいけないこと。それを売ったとしても広告主からの信頼を築ける気がしないという矛盾めいたものに苦しんでいました。

常:2年目のタイミングでは成長ややりがいを感じ始める時期ですよね。
そこからの転職。どんなプロセスでした?

藤:退職を決断した時には営業も広告業界ももう絶対選ばないと思っていました笑
やはり自分が迷うものを売っていくことに苦しさがあったのが1つ。

そして、前職では若手が少なかった分期待されているのも感じていたので、同じ業界の別の会社に行くのは、お世話になった人たちに砂をかけるようだなという思いもありWeb広告はいいかなって思っていました。

常:え、でもまた同じ業界へ転職となりますよね?

藤:転職エージェントに相談に行ってみたんですよね。やりたいことは正直なかったので、やりたくないことを色々挙げてみたら「嫌かもしれないけど転職するだけなら広告業界がいいのかもね」という話しになり。確かに客観的に見たらそうだなと思って。

確かに客観的に見たらそうだなと思って広告で営業じゃないところを探し始めました。

常:第三者の視点って大事ですね…
再び広告にたどり着いたのってなぜですか?

藤:やりたくないことがまず営業でした。そこからコンサルティングに派生したり、色々提案いただいて。ロープレで優勝したこととか、今までの経験も活かしながら、広告業界の違う立場でまだ学べることがあると思うと言われて、自分の考えも少し変わりました。
もちろん前の会社に対する申し訳なさもまだありましたが、もう一度勉強してやり切れるところまでやってみようと考えなおしました。

自分の価値を証明してくれた、初めてのMVP

常:D2C Rに入社してから1番印象的だったことは何ですか?

藤:1番印象的だったのは初めて月間のMVPをもらった時です。
もともと就職活動の時から何か人の役に立ちたいと考えていました。
ただ、僕は結構ネガティブなので、広告運用をして効果改善した時も自分の力ではなく広告配信メディアやクリエイティブが良かったんだと思ってしまうんです。
一方で、うまくいかなくないと自分のやり方が間違えているのかもと疑心暗鬼になることがありました。
1年近く自信が持てない状態で仕事していたのですが、そんな中でMVPをもらって。初めて会社で認めてもらえたと感じたし、役に立てたかなと少し自信を持てたきっかけでした。

常:MVPを受賞するまではうまくいかないことが多かったんですね。

藤:多かったですね。他の人と比べるわけではないので実際の多寡はわからないですけど、自分が担当するから効果がでないのかなとは結構感じていて。
入社して夏秋くらいでやっと業務には慣れてきて、秋冬で担当案件が増える中で本格的に悩み始めてというタイミングでのMVP受賞でした。

常:苦しみながら業務に向き合っていたのだなと思うのですが、乗り越えられた理由ってありますか?

藤:12月に特にうまくいかない案件があって、マネジャーに「会社の役に立てずにつらい、このままじゃやばいかも」という内容の相談をしました。
その2日後に呼び出されて「いま、自信がないの?」と聞かれて。
で、「会社として注目している大きい新案件があるから、成功体験が積めればもっと自信持てると思うねん」と言われてそれを任されたんですよ。

でも、僕からしたら今つらいって言っているのに、さらに大きな案件任せるなんてまじかよって思ったんですけど笑

常:めっちゃおもしろいですねそれ笑

藤:まぁ、やらないですって言える性格ではないので頑張りますとなって。その案件でちゃんと効果も出せて、ご予算を増額いただいたりもしたので自信もやや回復していきました。

常:相談するほど限界なタイミングだったってことは結構追い込まれていたってことですよね。

藤:そうですね。僕あまり人に相談しないので…。
前職で営業としての経験があるし、自分は続けられなかった身なので、D2C Rの営業の方々は本当に頑張ってくれているのが伝わるんです。それをすごく大事にしたい想いが個人としてあって。だから運用として結果に繋げたいのに、なかなか貢献できないケースが続いていたので1人で苦しんでいました。

予算をお預かりしている広告主にも、営業にも申し訳ないし、他の人が担当したらもっと効果改善していたかもしれないのにという葛藤を抱えまくっていました。
結果、乗り越えられたので良かったです笑

「普通」でも指名される広告運用コンサルタントに

常:その中で!今後のビジョンってありますか?

藤:僕はそんなに自信がない人間ですが、普通に働けている環境はありがたいなとは感じています。
広告業界は体育会系で、かっこいい、できる人がフィーチャーされやすいと個人的には思っていて。そんな人たちと自分を比較すると活躍が難しいイメージがありました。
だけど、自信がないなりにMVPをもらえたり、ありがたい環境にいると思うんです。
こんな普通の人でもちゃんと成果が出せる業界・会社なんだよと、誰かに感じてもらえるような人になりたいなって思っています。

僕は自分が先頭に出たいというより、組織全体をよくしていくほうに回りたいので、いつかはリーダーになってもっと積極的にサポートする仕事に回りたいです。
尖った生き方をしていない普通の人がリーダーになれる、ちゃんと経験を積めるんだってわかってもらえればいいかなと。


常:なるほど。それも塾講師の時の人に教えること、サポートすることにやりがいを感じていた経験と紐づいていたりするのでしょうか?

藤:そうですね。そう思います。
立場が上とか下とか考えずに、人の役に立ちたいなと思っているので今後もそこは変えずにいたいです。

常:いまのポジションであるコンサルチームでも案件のサポートやグロースさせるための取り組みが多そうですもんね。

藤:そうですね。2020年度下期からコンサルチームも組織が変わり、求められる役割も変わってきました。
組織を発展させるための新しい取り組みをしていく「攻めの動き」と、フローや教育などを整えて維持していく「守りの動き」に分類すると、いまは率先して後者の守りの動きをやらせてもらっています。今後はそこをうまく発展させられたらいいなと思っています。

常:最後に!どんな人になっていたいですか?

藤:指名で仕事をもらえるような人になりたいです。
広告運用は、極論同じ成果が出せるのであれば、誰が担当してもいいものです。
でも、その中で僕が案件担当することでの付加価値を提供していきたいなと考えています。

もちろん成果もそうですけど、あの人は知識も豊富で頼れるとか、常に即レスだから仕事がしやすいとか、何でもいいのでしっかり名前で仕事がもらえたらいいなと思います。

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普通の人でも活躍できると示していく。

確実に成長できる環境も整え、誰もが活躍できる組織へと拡大させていきます。

未経験でも成長できる。そんな組織に藤田純輝が導きます。

本日もお読みいただきありがとうございました!

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