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ノアの箱舟 - 社名の由来と私たちはどこへ行くのか -

最初のストーリーで日本で起業に至った経緯をあまり書いていなかったので、そのお話を少し。アメリカで大学を終えて、無事ビザも獲得し、就職した私にとって、日本へ戻ることや就職という選択はなく、あえてチャレンジの多いアメリカ社会で仕事を続けることを選択。もちろん当時、帰国子女の男性への就職は優遇されていたけど、アメリカの影響を受けた女性はちょっと。。。な感じがあり、それにビジネスを勉強したわけでもない私には、あまり雇用機会もなかったけれど、手元にあるチャンスを生かしていくうちに、アメリカで働き、そしていつの日か日本で起業することに。日本で営業活動をするためには、日本法人を設立することが必須であり...

誰に何をどう伝えるか?共感してもらうための着眼点とは?

この製品なんだかわかりますか?だいたいの方はブレスレット?って言われます。確かにそういう使い方もできるようにはなっているですが、それは使いたい時に、いつでも、直ぐに使える工夫でもあります。これが何なのか、あなたならどう伝えますか? どこで使いますか? どんなシーンで役に立ちますか? こんなミニマリストなデザインを誰が気に入ってくれますか?弊社で扱う製品は「新しいから」こそ、見ても何なのか判り難いし、お店に置いてもらってもディスプレイだけでは「?」って素通りされることも度々かもしれません。それがネットやSNSでの発信の時代になり、見せる技術も向上し、いろんな工夫をすればたくさんの方々に知っ...

自分の欠点から、新たなデザインと発明を。

次に出逢ったデザイナーはボストンにあるマサチューセッツ工科大学の学生女性デザイナー。発案のきっかけは「寝坊で起きられない」そんな自分でも起きられる目覚まし時計を開発したい。目覚まし時計はもういくつも試し、スヌーズ機能もやってみた。オーソドックスに数台の目覚まし時計を時間ずらして設定してあちこちに置いてみたり、でもその環境やアラームが鳴るともう判ってるから無意識に直ぐに止めてまた寝てしまう、を繰り返すので寝坊防止の効果はなくなる。人間は同じこと繰り返すと、考えなくても体で覚えてしまう。それをこのデザイナーは、じゃあ目覚まし時計そのものを動かしアラームをうるさくて早く止めたくなるけど、どこに...

日本人の居ないアメリカ南部に渡った私が、日本で会社を始めたことについて。【代表ストーリー】

宮崎 純子アメリカの大学へ編入したことをきっかけに美術や音楽を学ぶ新しい環境や未来にも対応するデザイン性と機能性ある製品を伝えたい『なぜ、アメリカに渡った私が、この会社を日本で始めたのか?』最初は10カ月のみの留学のはずだった私が、アメリカ南部の大学へ入学したのをきっかけに、知らなかった社会、人、文化、歴史を肌で感じ、そこはとても狭い社会だし慣れない言葉を聴きながら、ここに住む人からの情報や感じ方やしぐさまでを敏感に読み取り、日常生活や人との関係がここまで温かなのにクール(個人主義)、でも移民の国は相手を知ることと自分を主張することが両立していて、日常を楽しむことがとても新鮮でした。伝え...