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【Interview#2『ワクワクを創る』】Yahoo!から、創業2ヶ月のベンチャー企業に転職するワケ

ハイ・シナジーコミュニティを形成し、社会の負を解消する構造を作る

SEPTAは、上記のミッションをもとに、フリーコンサルタント向けの案件紹介サービス「CoProJect」を運営しています。そんなSEPTAで働くメンバーを知ってもらうために、インタビュー形式で社員紹介をいたします!

今回は、開発やマーケティングなど幅広く担当し、現在は採用責任者も兼ねている【東山侑真】さんをご紹介します。

東山 侑真 (ひがしやま ゆうま)

和歌山県出身。大阪大学基礎工学部情報科学科、大阪大学大学院情報科学研究科にて、
セキュリティの先進的な研究に従事。
大学院卒業後、ベンチャー企業を経て、Yahooにエンジニアとして入社。
その後、起業・フリーランスを経験してから、2020年にSEPTAへ参画。
現在は、採用責任者を担当している。

■自由奔放だった学生時代、さまざまなトライアル&エラーを経験

---これまでの経歴・自己紹介をお願いします。

東山:東山侑真と申します。32歳男性。五反田在住。

和歌山県和歌山市で生まれ、幼小中高と和歌山で育ちました。

高校は智弁和歌山高校。大学受験では、元々医学系の学部に入ろうと思っていたんですけど、センター試験を失敗したことによって、コンピュータ系の学部に入るっていう意思決定をして、大阪大学の基礎工学部情報工学科に入学しました。

---学生時代はどんな感じだったんですか?

東山:麻雀とフットサルに明け暮れる日々でした(笑)。

でも一年生の夏休み中に、ちょっとお金稼ぎしたいなと思い始めて。それまでは、たしか家庭教師のバイトをしていたんですけど、全然高い金額稼げないなと思って、大学でよくつるんでたやつとWebサービスを作ってお金を稼ごうとしました。当時他のWebサービスが、アメリカで流行っているものを日本に引っ張ってくるようなものが多かったので、それにあやかり、ハンドメイドのオークションサービスを展開しました。ちょうど2年生になる前の春休み中に作ってローンチしましたね。

---結構大学生ってそういうのを途中で頓挫しがちですが、実際ローンチするまでに至ったんですね。

東山:そうですね。中高の頃も、若干プログラミングをいじっていた経験もあったので。学校の裏サイトってあるじゃないですか、それを作ろうと思って。それに大学1年の時にちゃんとプログラミングを学ぶ機会があったので勉強してました。

作ってからいい感じにサービスの登録者数も増え始めて、ちょうど事業を売れるか売れないかぐらいの時に新しいことに手出したくなって、ビジネスコンテストの運営をやり始めました。元々1年生の終わりぐらいから事業を作ることを考えていたので、実際に事業モデルを作ってピッチして投資してもらうみたいなイベントに参加してました。でもその裏ってどうなってるんだろうと思って、ビジコンを見に行った際に関わった人たちから誘われて運営側に回りました。

---自分がビジコンでピッチをしている経験から、その運営側に興味を持ち始めたってことですね。

東山:運営側に入ると、ビジコンにおいて審査する側の人と繋がれたりできるメリットがあったので。

そのビジコンが学生主体で作りあげているものだったので、やることがたくさんありました。元々東京で活動していた団体だったんですけど、大阪にも支部を作ろうって動きがあったんですよ。それで、その大阪支部を立ち上げるメンバーとして入らないかっていう話をもらったので、その流れで参加って感じですね。結構忙しかったし、麻雀も続けていたので、そのぐらいのタイミングでオークションのWebサービスの方は売っちゃいました(笑)。

---怒涛の大学1〜2年生を過ごしていたんですね。

東山:ビジコンのOBが会社を起業していて、そこにインターンみたいな形で入ったのが3年生の時。まあすぐやめちゃったんですけどね。

辞めた理由は二つあって。一つは距離的な理由で、インターンの場所が東京だったので、金曜の夜に夜行バス乗って大阪でて、日曜の夜行バス乗って帰ってくるみたいな生活を送っていて、眠いなと思ってやめました。もう一個は、なんでこんな事業やってるんだろうと思い始めたって理由ですね。事業を作るという経験はもちろんしたかったんですけど、作ってる事業に対して、なんでこれを作ってるんだろうと思い始めて、働き方もブラックだったことも相まって2ヶ月でやめました。

その後は違う学生団体を立ち上げました。内容としては例えば、新歓のタイミングだったので、新入生が集まるWeb上のプラットフォームを作ったり、メールを出すとランダムに誰かと繋がれるシステムを作ったり。あとビルの一室を借りて学生塾を始めたんですけど、近隣の女子高にビラを配りに行っていたら先生に怒られて、ブラックリスト入りされて継続不可能となったサービスもありました(笑)。

---結構いろんなことをやった学部時代だったんですね。

東山:4年間ずっと通してやってたのは、麻雀とフットサルとボウリングぐらいですね。

大学院に入ったときは、元々事業をやっていた時に、自分の中で課題だったセキュリティについて勉強したいなと思ってそういうコースで2年間研究していました。



■ベンチャー→大手IT→起業→フリーランスと仕事を転々

---大阪時代が終わり、ついに東京進出と……

東山:ちょうど院1年生の冬から就活について考え始め、ベンチャー企業にはいりました。最初はビジネス側で就職しようと思ってたんですけど、ビジネス側からエンジニアって転向しづらいけど逆はしやすいと聞いて、最終的には技術側で就職となりました。また、なるべく裁量権が欲しかったので、東京にあるベンチャー企業に入りました。その会社には2年弱ほどいました。

退社のきっかけは二つあって、一つは自分の市場価値。当時エンジニアとしての同期が、自分含めて6人入ったんですけど、大半が未経験者でした。自分はエンジニアとしての経験があったので、すぐに主業務について、ある程度実績も残せたおかげで、同期と比較すると圧倒的に差がある状態でした。そんななか、社外の同じ年齢で同世代の人たちと比べたとき、自分の市場価値ってどれぐらいなんだろうと思って。

二つ目はモチベーション的なところですね。新卒の時は、社会人としていろんな学びがあって新しい経験や仕事がたくさんあったんですけど、2年目の秋ぐらいから、色々と決めていけるタイミングになった時に、自分はこの事業作っていきたいのかな?と疑問に思いはじめて。新規性がなくなったというか、自分のなかである程度やりきったなと思うようになりました。

---それで退社し、誰もが知るあのYahooへ行くわけですが、なぜYahooだったんですか?

東山:Yahooって社内の半分以上がエンジニアなんですよね。そうすると同年代の数も半端なく多いから、先ほどの一点目の同世代についてわかることが色々あるだろうなと思って。

あと事業成長的にも、もともとベンチャーでやってたサービスと比較すると、ユーザー数は圧倒的に多いしシステムも大規模になる。そういうサービスを支えるには、どういったシステム構成になってるのかとか、どういったインフラ構築をしないといけないのかとか、どういった運用にしないといけないのかを知りたいなぁと思って選びました。

そういった大規模な事業に携わっている間に、別の欲求がでてきました。どういうふうに事業を作っていくのかとか、どういうふうにプロジェクトを動かしていくのかとか、大規模の中での経験はできたので、自分で作りたいなと思うようになりました。それは事業だけでなく組織そのものも作り上げたいなと。

大企業あるあるなんですけど、組織的にはいい形でできてると思うんですが、一社員として見るとあまり面白くないことが多くて。何かプロジェクトを始めるに当たっての裁量権があまりないっていうこともそうだし、トップダウン的にとりあえずプロジェクトをローンチせざるを得ないけどそのローンチ理由がわからなくてモチベーションが上がらないってことがあったり。だったら自分で組織作ったり事業作ったりしてみようかなと思って、退社すると同時期にYahooの友人と起業しました。

---そこではどういったサービスを展開していたんですか?

東山:いろいろとピボットしました。Yahooをやめる前は、ファッション系のサービスを作ろうかなと考えてました。服を売るんじゃなくて服のデザインを売り買いするプラットフォームを作ってみたいなと。

---なぜファッション系だったんですか?

東山:なんとなく面白そうだなぁと思って(笑)。

ある人が自分のデザインを売りに出したとして、それが買われた時に、同じタイミングでサービス内の機能で実際に服として仕上げられちゃう、みたいなのがあったら面白そうだなぁと。ただ、その服を作るってなった時に、バカにならない資金が必要になったんですよね。一着一着っていう形で生産するとなると費用が半端なくて。そもそも事業として成立してなかったです。

次に、朝に服選ぶのってめんどくさいなと思って、自分に合う服を提案してくれるサービスってのを思いつきました。服装のコーディネートをいくつかサンプルとして用意して、それを選んでいくとその人の嗜好にあった服を勝手に作るっていう。ただここでネックになったのが、創業者二人とも服に興味がないってこと。モード系とか言われてもなんのこっちゃって感じだったので。二人してファッションに関する知見が著しく低かったです(笑)。そもそも服に対する熱量があまりなかったので、あのまま続けてても長続きはしなかったでしょうね。

じゃあ俺たちは何が作りたいんだ?とモヤモヤしてるなかで考えたのが、プロジェクトマネジメントをするにあたってのプロダクト運営支援ツールでした。プロダクトに関する数値をそれぞれ可視化して、どうやって改善していけばいいのかを、プラットフォーム上でコミュニケーションしながら進めていけるようなSaaS系のサービスを作ろうと思いました。このサービスに関しては、自分が辞任した今でも運営してます。

---共同創業で起こした会社を辞任した理由ってなんだったんですか?

東山:ちょうど創業して1年ぐらいの時にシェアハウスを始めたんです。その時のメンバーが自分とその共同代表と、同時期にSEPTAの一個前の会社を創業していた弊社代表の山口とその共同創業者の四人で住むことになりました。その時、山口代表の方の会社が「ミッション」を大切にする会社だったので、四人で住んでいるなかで、自分は何をしたいのか、自分のミッションは何かといったことをはっきり言語化する機会が多くなりました。その結果、今やっている事業と自分がやりたいことの方向性が全然違うなってことに気づき、辞任に至りました。

---シェアハウスを始めたことはかなり自分の中でも大きな出来事だったんですね。

東山:退社したのが2020年の6月でそこから約半年間は、フリーランス期でした。

そこでは就活プラットフォームサイトの構築、AI学習プラットフォームの構築、AIプラットフォームの新規事業立ち上げなどいろいろとやりました。あとは興味があるものの開発など、金額に対して期間が長くないものをポツポツとやってました。

---2020年10月にSEPTAに入るまでフリーランスだったとのことですが、それは短期的にキャッシュを作るのが目的だったということですか?

東山:それもありますし、あとは純粋に事業自体への興味です。あと、辞任したときに、日本一周をしたいなぁと思ってたんです。それのためにバイクの免許を取ってバイクを買ったんですけど、残念ながらコロナの影響でできなくて……



■SEPTAに参画。「事業をどう成長させていくのか」を常に考えている

---SEPTAに入社したきっかけはなんだったんですか?

東山:なんでだったっけな……もともとフリーランス期のときも60%(週3勤務)ぐらいでSEPTAに入っていたんですよね。ある時、山口代表から電話が来て、こういう事業を作ろうとしているって説明されたんです。その内容が単純に面白そうだなと思ったことがきっかけですかね。

そもそも同じ仲間と何か事業を作るプラットフォームって欲しいなと、利用者目線で思っていました。ただ、現状そういったプラットフォームってあまりないなとも思い、それならそのものを作ってしまおうと、そういうのも面白そうだなと思って興味が湧きました。また、自分が一社目創業した時に、自己ミッションと会社のミッションのずれによってモチベーションが上がらないっていうことを感じていました。その点、SEPTAのミッションに対しては共感があり、自分のミッションに近しいものを感じていたので、モチベーション高く仕事ができるだろうなと思いました。

あとは知り合いの山口代表がやっていたっていうのは大きかったですね。他の会社行くより、彼と一緒にやったら面白そうだなと思って。

---そもそも60%で入っていたのは、フリーランス期の仕事が残ってたからっていうのもありますよね?

東山:そうですね。SEPTA60%で残り60%でフリーランスの仕事して、合計120%っていうおかしな数字で仕事してました(笑)。そのときはケーキを売るECサイトの構築をやっていました。

---これまで約一年半、SEPTAで働いてきたわけですが、実際どうですか?ベンチャー・大手IT企業・起業とさまざまな経験を経て、比較していかがですか?

東山:なにか事業を作っていくという観点では、今の環境が一番いいと思います。大きな理由は、先ほども申し上げた通り、ミッションの合致です。自分が作り上げたい方向と会社のミッションが合っていて、そこに対するモチベーションを維持して働けているということは良い点ですね。あとは、実際売り上げが伸びていること。過去これまで自分が動かしてきた事業に対して、今の事業はちゃんと成功しつつあるっていうのは違う点ですね。

---この一年半でさまざまな職種をやってきたと思うんですが、今は東山さんってどんな仕事をしているんですか?

東山:今は採用責任者になりました。これまでは多分全部やってきたんじゃないですかね(笑)。

初めは開発で、入社した時期から2021年4月まで半年ぐらいやっていて、今の一個前のサイトをローンチしました。そこから10月ぐらいまではマーケティング要素も加わってきました。新規で登録するフリーランスのコンサルタントをいかに獲得するかを考えてましたね。

---これまでマーケターの経験ってあったんでしたっけ?

東山:一社目のベンチャー企業がSNSマーケティングの会社でした。マーケティング系のサービスも出していたので、ある程度マーケターとしての知見はありました。

そのあとは法人営業を任されるようになりました。今年の1月ぐらいまで。インターン生を中心にしたメンバーでそこの指揮を担当してました。2月からはフリーコンサルと案件を繋ぎ合わせるマッチングの作業も手伝うようになりました。それまでも何度か面談に参加したり、IT関連の案件のマッチング提案はしていましたが、本腰を入れたのは2ヶ月ほど。そして4月前半からは採用をやっています。

こう見ると自分の流れ意味わからないですね、半年に一回ペースでやることが変わってる。そして5月からはまた開発も兼務です(笑)。

いろいろやってきましたが、全部通して言えるのは、事業をどう成長させていくのかについて常に考えてました。

---少し抽象的な質問になってしまいますが、仕事上で大事にしているスタンスって何かありますか?

東山:最近思うのは、事業を成功させる方向に業務をしないといけないなって。

SEPTAが目指す方向があって、その方向に事業を進めるのが大事だと思うんです。一方で、そうじゃなくても事業の売り上げって伸ばせちゃったりするんですよ。「売り上げが伸びた=事業が成長した」と考えるのではなくて、どういう観点で事業が進んでいるのかっていうのをちゃんと視て、次どうするのかを日々の業務で試行錯誤していくような組織にしていかなきゃいけないなと思ってます。

昔は今ほど深く考えられてなかったと思います。Yahoo時代は、何か一つプロジェクトを進めるに当たって次に繋がる成果を出すというふうに、ざっくりは考えていたけど、特にミッションがどうとかは考えてませんでした。会社の目線で考えるようになったのは、SEPTAに入ってからだと思います。

---今後どんな人と一緒に働きたいですか?

東山:「破壊者」ですね……いや、それはちょっと言い過ぎか(笑)。

でも、今の業務に馴染む人っていうのはあんまりほしくなくて、SEPTAのミッションに共感してくれることは大前提として、さらに「もっとこうしませんか」と改善点を提案しつつ推進していってくれるような人が一番嬉しいですかね。自立して、引っ張る側の人間としてやっていってくれる人。いわゆるベンチャーマインドを持っている人ですね。

SEPTAのいいところとして、社員各々に事業に対する裁量権があります。事業を成長させるためのアセットも揃っている状態で、それらをどう使いこなしていくかというのが今のフェーズだと思っています。そこが魅力的にうつる人は結構いるんじゃないですかね。

---今、SEPTAにある改善点って何があると思いますか?

東山:めちゃくちゃありますよ。

例えば、事業の面での改善点だと、日々の目標とミッションのギャップがある状態なので、それをなくす必要がある。組織の面だと、物事がタスク化すると面白くないと思っていて。試行錯誤することで人は成長するので、そんなトライアル&エラーができるような制度や補助が必要だと思います。今はまだ挑戦する風土やその評価制度が確立していない。そういったものを作るには、定期的に全社での話し合いを行うことも重要なのですが、今は実際売上がたっていて、それを達成させていくために時間を取られていて、組織としてどう改善していくかを話す時間がとりにくい状態になってしまっています。SEPTAではよく1on1での話し合いをしていて、2者間での意思疎通はとれているものの、全社間ではなかなか難しい、これは大きな問題だと考えてます。

なので、一回一週間ぐらい仕事せずにただ面白い話をするって時間が欲しいですね。

---今後の目標を教えてください。

東山:人事系としての目標は、未来のことを考える時間を各社員に持ってもらえるようにすること。やっぱり自分で作る事業はワクワクして作りたいし、各社員にワクワクしながら作っていって欲しいですね。

採用系としての目標は、脳を増やすこと。今の業務量は現時点での社員数で賄えるものではかもしれない。人を増やして、脳を増やして、余った時間で新しいことに挑戦していきたいと思っています。

---今後SEPTAをどうやって成長させていきたいですか?

東山:まずは、SEPTAがどんな未来を目指しているのかということを全員がわかる形で可視化すること。また、それに対してワクワクを感じてもらうこと。日々の業務の繰り返しだと、いかに業務効率を上げるか、いかに成果をだすかに目がいきがちになると思うんですけど、その成果の先に何があるかを意識できないとどこかで行き詰まるような気がしています。

日々の業務で何か選択をするとき、事業を成長させるっていう意味でどの選択肢が最適か、それを決める上での思考の幅を広げられた方が面白いかなと思います。例えば、今ある選択肢の中だと、突然「CM打ちましょう」といった突飛なアイデアって出にくいと思うんですよ。そういう突飛なアイデアが出てくるような業務を日々できるような状態が作れたら一番楽しいですね。

---最後に一言お願いします。

東山:破壊者求ム!改革者求ム!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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心より、お待ちしております!


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