株式会社FAR EASTは、「FAR EAST BAZAAR(ファーイーストバザール)」、「CARVAAN(カールヴァーン)」、二つのブランドを運営する貿易会社です。
関東を中心にさまざまな店舗を展開する私たちですが、商品づくりをしている拠点は、埼玉県飯能市。
今回、普段をお客様を迎え入れている店頭スタッフが店舗を飛び出し、飯能の本社を訪問しました!
会社はどのように始まり、二つのブランドはどんな想いから生まれたのか。そして、いつも店頭でお客様にご紹介している商品は、どんな場所で、どんな人たちの手によって作られているのか。
ジェラート工場や焼き菓子・セントラルキッチン、ビール工場など、普段なかなか見ることのできない“ものづくりの裏側”を巡ります。
いつも扱っている商品の、その先へ。
見て、聞いて、味わって。
FAR EASTのものづくりを体感した一日をご紹介します。
「世界には、みんなが知らない素晴らしいものが、まだまだたくさんある…」
株式会社FAR EASTは、世界28ヵ国と直接取引をする貿易会社です。
目次
世界の文化を掘り起こし、運び、伝える。
FAR EASTは、「世界各地の多様な文化を掘り起こし、運び、伝え、表し、繋ぐ」会社です。
産地での発掘から、製造、販売、飲食まで、すべてを自社で行っています。
CARVAAN
地中海・アラビア料理を提供するレストランをはじめ、クラフトビアバーやデリを展開するCARVAAN。
世界各地から運んできた食材やスパイス、自社醸造のクラフトビールなどを通して、まるで異国を旅するように、世界の食文化を体験できる場所をつくっています。
FAR EAST BAZAAR
世界各地から厳選したドライフルーツやナッツをはじめ、自社製造のジェラートや焼き菓子、スイーツを扱うFAR EAST BAZAAR。
百貨店を中心に店舗を展開し、世界各地の食材と、その背景にある文化や物語をお客様へ届けています。
自社開発・製造
FAR EASTの仕事は、世界から食材を運んでくるだけではありません。
自社のブルワリー・ディスティラリーではクラフトビールやジンを醸造・蒸留し、ジェラート工場や焼き菓子工房では、世界から届いた素材を使った商品を一つひとつ生み出しています。
貿易・EC・卸・イベント
現在、FAR EASTがつながるのは世界28カ国の生産者たち。
現地から直接食材を運び、商品へと形を変え、店舗やレストラン、オンラインショップ、卸、OEM、イベントなど、さまざまな場所を通してお客様へ届けています。
店頭でひとつの商品を手に取ると、その向こうには遠い国の産地や生産者、そして商品をつくる人たちがいます。
株式会社FAR EAST|ファーイースト | 世界の食文化を伝える
“崖っぷち”に建つ、CARVAAN飯能本店
会社について知ったあとは、本社事務所の隣にあるCARVAAN飯能本店へ。
CARVAAN飯能本店は、飯能河原を見下ろす崖っぷちに建つブルワリー&レストランです。

Hanno | SHOP | CARVAAN
FAR EASTには、昔から大切にしている「On the Edge」という言葉があります。
直訳すれば、「崖っぷちに立つ」。
困難な状況に立たされても、そこで踏ん張り、挑戦を続ける。
まだ誰もやっていないことにも臆せず、自分たちで道を切り拓いていく。
そんなFAR EASTの姿勢を表す言葉です。
飯能河原の崖っぷちに立つCARVAANの建物を眺めていると、まるでこの「On the Edge」の精神をそのまま形にしたような場所にも思えてきます。
そして、この場所が生まれた背景にも、FAR EASTらしい挑戦の物語があります。
かつてここには、「岩清水」という結婚式場などを併設した老舗の料理旅館がありました。長く飯能市民の憩いの場として親しまれていましたが、2004年に廃業。その後は、廃墟マニアが訪れるような廃れた場所になっていました…。
そんな場所をもう一度、人が集まる場所へ。
飯能市から話を受け、FAR EASTが取り組んだのが、飯能河原の名所再生プロジェクトです。
目指したのは、「大人たちが元気になれる場所」「東京にもない、飯能が誇れる場所」をつくること。
そこで選んだのは、地域に馴染むものをつくるのではなく、あえて「異文化を持ち込む」という選択でした。
その答えが、アラビア料理のレストラン。
世界では長い歴史を持ち、広く親しまれている一方、当時の日本ではまだ馴染みの薄かったアラビア料理。そこには、まだ誰もやっていない“余白”がありました。
「飯能に、アラビア料理?」
地域とのミスマッチを懸念する声もあったといいます。
それでも、誰もやっていないからこそ挑戦する。
一見ミスマッチに思えるものを掛け合わせ、ここにしかない価値をつくる。
そんな挑戦の先に生まれたのが、現在のCARVAAN飯能本店です。
地方創生|誇りを取り戻すまちづくりへの挑戦|埼玉県飯能市
建物の隅々に込められた、異文化の物語
そんなCARVAAN誕生のエピソードを聞きながら、スタッフたちは館内を見学しました。
家具や照明、壁面、装飾品――。
非日常的な空間をつくる一つひとつにも、実はさまざまな背景や物語があります。
「なぜ、このデザインなのか」
「この装飾には、どんな意味があるのか」
説明を聞きながら館内を巡るスタッフたち。ふと見ると、その片手にはメモが。気になったことを一生懸命書き留めながら話を聞く姿が、とても印象的でした。
普段店頭で伝えている商品のさらに奥にある、会社の歴史や、挑戦する姿勢、世界の文化を伝えるという想い。
実際にその場所に立ち、見て、聞くことで、FAR EASTという会社をまた少し深く知る時間となりました。
熱心にメモを取るスタッフの姿。一言一句逃したくない!という想いが感じられます。
館内の壁、椅子、テーブル、ランプ、すべてに物語があります。
焼き菓子・セントラルキッチン|商品が生まれる場所
続いて訪れたのは、CARVAANの料理の仕込みを行うセントラルキッチンと、焼き菓子の製造現場。
製造設備を見ながら、普段店舗で提供している料理やお菓子が、どのように作られているのかを見学しました。
一皿の向こう側に、たくさんの工程がある
スパイスやハーブ、世界各地の食材を使って作られるCARVAANの料理。
一つの料理でも、使われる食材ごとに下処理や調理方法が異なり、それぞれを仕込んで、ようやく一つの料理になっていきます。
実際に製造現場を見てみると、その工程数の多さに驚きます。
店舗では、仕込まれた食材を調理し、美しく盛り付けてお客様のもとへ。
その一皿が提供されるまでには、店舗からはなかなか見えない場所で、たくさんの手間と時間がかけられていることを知りました。
普段何気なく扱っている料理も、作られる過程を知ることで、見え方が少し変わってきます。
一つの商品が生まれるまでに、多くの人が関わっていることを間近で学びました。
店頭スタッフも、商品づくりの一員。
焼き菓子の製造チームとの時間には、こんなやり取りも。
「このクッキー、お客様から“かわいい!”って言っていただきました!」
といった、実際に店頭でいただいた率直な反応も共有します。
製造スタッフは商品をつくり、店頭スタッフはそれをお客様へ届ける。
それぞれ働く場所や役割は違いますが、店頭だからこそ聞くことのできるお客様の声を製造チームへ届けることも、商品づくりにつながる大切な役割です。
そして製造チームから商品の背景やこだわりを聞けば、今度は店頭スタッフがお客様へその魅力を伝えていくことができます。
つくる人から、届ける人へ。
届ける人から、またつくる人へ。
お客様の声や商品の物語が行き来することで、一つの商品をみんなで育てていく。
今回の訪問は、店頭スタッフにとっても、「自分たちも商品づくりに関わっている」ことを改めて感じられる時間になりました。
製造スタッフと意見を交わす場面も。立場や年齢に関係なく、「良い商品づくり」のために活発な意見が交わされるのも、FAR EASTのいいところです。
菓子・ジェラート製造| 食品輸入・飲食・音楽イベント
ジェラート工場|いつも販売しているジェラートの裏側へ
続いて向かったのは、FAR EAST BAZAARのジェラートをつくるジェラート工場。
店頭スタッフにとっては、毎日のようにお客様へ提供しているジェラート。その“生まれる瞬間”を間近で見る機会です。
そして今回は、うれしいサプライズも!
出来立ての「パンプキンジェラート」を試食!
試食させてもらったのは、次回登場予定の季節限定「パンプキンジェラート」。
しかも、工場だからこそ味わえる“出来立て”です。
出来立てのジェラートは空気をたっぷりと含み、ふわっと軽やか。普段店頭に並んでいるジェラートとは、食感も口どけもまったく違います。
「おいしい!」
「全然違う!」
と、スタッフからも次々と声が。
普段お客様へ提供している商品だからこそ、その出来立てのおいしさにはみんな感動!
製造現場を訪れたからこそできる、ちょっと特別な体験になりました。
まさに今出来上がったばかりのパンプキンジェラートを試食!出来立てはふわっとなめらかで、本当に美味しかったです。
店長から、今度は“つくる人”へ。
工場では、ジェラートチームリーダーの白木さんから、商品づくりへの想いも聞かせてもらいました。
実は白木さん、もともとはFAR EAST BAZAAR名古屋店の店長。
店頭で働くなかで次第に「自分も製造に携わりたい」という想いが強くなり、一度FAR EASTを退社。岡山のパン屋で製造の経験を積んだ後、今度は“つくる人”としてFAR EASTに戻ってきてくれました。
そんな白木さんが話してくれたのが、FAR EASTの商品づくりの魅力について。
世界各地の文化や歴史を感じられること。
味だけではなく、デザインや意匠性にまでこだわっていること。
そして、
「こんなに魅力的な商品づくりができる会社は、ほかにないと思う」という言葉がとても印象的でした。
一度会社を離れ、外の世界で経験を積んだからこそ、改めて感じたFAR EASTの魅力。その言葉を、今まさに店頭に立っているスタッフたちも真剣に聞いていました。
そして白木さんから、もうひとつ。
「みんなが製造現場を実際に見に来てくれて、本当にうれしい!」
普段は違う場所で働いている、製造スタッフと店頭スタッフ。
製造チームが想いを込めてつくったジェラートを、店頭スタッフがお客様へ届ける。けれど、日々の仕事のなかでは、お互いの顔や仕事が見えないこともあります。
今回、実際に同じ場所に集まり、商品をつくる人の言葉を聞き、出来立てのジェラートを一緒に味わったことで、「つくる」と「届ける」が少し近づいたような時間になりました。
白木さんの話を聞くスタッフたちの表情も、とても印象的でした。
いつも店頭で販売しているジェラートの向こう側には、こんな人がいて、こんな想いがある。
それを知ったことで、次に店頭に立ったとき、お客様へ伝えたいことがまたひとつ増えたのではないでしょうか。
白木さんのお話には、FAR EASTへの愛情と情熱をとても感じました。
ビール工場|CARVAANのクラフトビールづくりを知る
最後に訪れたのは、CARVAANのクラフトビール、クラフトジンをつくる工場。
CARVAANでは、もともと飯能本店に併設されたブルワリーでビールを醸造していましたが、2022年、製造規模の拡大、そしてクラフトジン蒸留設備の導入に伴い新たな工場を設立しました。
工場の中に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、大きな窯やずらりと並んだタンク!
これまで見てきたジェラートや焼き菓子の製造現場とはまた違う、醸造所ならではのスケール感にスタッフたちも興味津々です。
いつもの一杯ができるまで。
ビールづくりは、大きく分けると「仕込み」「発酵」「熟成」の3つの工程を経て進んでいきます。
今回は説明を聞くだけではなく、実際に仕込みに使われる窯や、発酵・熟成を行う大きなタンクを間近で見学。
普段はグラスに注がれた状態で目にするCARVAANのビールですが、その裏側には、これだけ大きな設備と製造工程があります。
大きなタンクを見上げたり、窯の中をのぞき込んだりしながら、
「ここで、あのビールがつくられているんだ!」
と、その規模感に驚くスタッフたち。
一度に仕込まれるビールの量を聞くと、さらにびっくり!
普段お客様へ提供している一杯のビールが、どんな場所で、どんな工程を経てつくられているのか。
実際の設備を目の前にしながら学ぶことで、いつもの一杯の“その前”を知る時間となりました。
普段なかなか見ることができない大きなタンクや蒸留設備。その大きさだけでも圧倒されてしまいます!
クラフトビール・ジン製造|歴史と文化を醸すFAR EASTのものづくり
最後はCARVAAN飯能本店でランチ!
たくさん見て、聞いて、学んだあとは、お待ちかねのランチタイム!
再びCARVAAN飯能本店へ戻り、みんなで食事を楽しみました。
CARVAANで提供しているのは、アラビア・地中海地域の食文化をルーツにした料理。世界各地から届くスパイスや食材を使い、一皿一皿にその土地の文化や歴史が表現されています。
この日一日、会社の成り立ちを聞き、料理の仕込みをするセントラルキッチンや、ジェラート、ビールの製造現場を実際に見てきたスタッフたち。
だからこそ、目の前に並んだ料理を見ると、「さっき見たものが、こうして一皿になってお客様のもとへ届くんだ!」と、いつもとは少し違った見え方に。
もちろん、難しい話はひとまず置いて――
最後はみんなで「おいしい!」と、料理を存分に楽しみました。
知って、見て、最後は自分たちで味わってみる。
お客様に商品の魅力を伝える私たちにとって、“自分自身が体験すること”も大切なこと。
お腹も心も満たされて、本社訪問の一日を締めくくりました!
最後は美味しい料理に、ビールにワイン、そしてジンまで。大満足で締めくくりました!
参加したスタッフに、感想を聞いてみました!
一日を終えて、参加したスタッフたちにも感想を聞いてみました。
「実際に見るのと、見ないのとでは違う」
実際に見るのと見ないのとでは違うな、と実感しました。
皆さんがたくさん語ってくださって、それぞれ語り方や表現は違うのですが、同じ方向を向いていることを強く感じたのも印象的でした。
貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
みんな、行けるなら行くべきだと思いました!
「本社に行くと、刺激と元気とワクワクをもらえる!」
改めて、FAR EASTがどんな想いで運営され、商品がつくられているのかを聞くことができて、身が引き締まる思いでした。
醸造所の中を見学したのは今回が初めて。ジェラート工場も、これまでは窓の外から見ていたので、実際に機械の中を見たり、材料の香りを感じたりしながら話を聞けたのがとてもよかったです!
FAR EASTの店舗もそうですが、本社に行くと毎回、刺激と元気とワクワクをもらえます。
ランチと、出来立てのパンプキンジェラートもとてもおいしかったです!
「より、商品の大切さを感じました」
今回はとても良い機会になりました。
実際に関わっている方々のお話を聞くことで、より商品の大切さを感じることができました。
FAR EASTの世界観もとても素敵で、今回は子どもたちにも見せることができてうれしかったです。
ありがとうございました!
働く場所は店舗でも、その先にある世界を知る機会がある
普段はそれぞれ違う店舗で働くスタッフたち。
ときには店舗を飛び出して、商品が生まれる場所を訪ねたり、つくる人の話を聞いたり、実際に味わったり。
今回のような体験を通して、自分たちが日々お客様へ届けているものの背景を知ることも、FAR EASTで働く面白さのひとつです。