未来のパパママ必見! 天地人流ワークライフ「育児と仕事のバランス術とは?」 | 天地人カルチャー
相原 悠平 / プロダクト開発部マネージャー(左)創業3年目に天地人に入社し、主力サービス「天地人コンパス 宇宙水道局」の開発マネジメントを担当。2021年に広島に移住。一児(2歳・女の子)の父...
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天地人は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。現在、人事労務の積極採用を行っております。天地人のことをより深くお伝えすべく、入社の決め手や、業界のポテンシャル、仕事のやりがい、チームのカルチャーを掘り下げる社員インタビューシリーズを始めます。今回は、カルチャー&リレーションズ部のマネージャー・青木さんにお話を伺いました。
プロフィール
青木 愛子(あおき あいこ)/福島県出身
カルチャー&リレーションズ マネージャー
福島県浪江町出身、大学進学を機に上京。新卒では営業として大手保険会社に入社。SNSを活用した新卒採用支援のコンサルティング営業に従事したのち、バイリンガル人材に特化した転職エージェントに入社。その後1年間のフリーランス期間を経て、2021年天地人に入社。2025年に発足したカルチャー&リレーションズ部(HR×組織開発)でマネージャーを務める2児の母。
ーー本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
ーー天地人で現在されていることを教えてください。
2025年1月に発足したカルチャー&リレーションズ部(以下:C&R部)でマネージャーをしています。C&R部は昨年まで別チームだったHRと組織開発を合体させたものですね。天地人のカルチャーの言語化と浸透、採用までを一繋ぎのプロセスと捉え、より強い組織とするべく議論を進めているところです。
ーーなるほど。元々人事や組織開発の領域でキャリアを歩まれてきたんですか?
いえ、実はそんなことはなくて。新卒では大手の保険会社に就職し、一般のお客様向けの営業を担当していました。ただ大手というのもあり自由にできる範囲が狭かったのに加え、ずっと法人営業を希望していたものの職種転換も難しく、30名規模のベンチャーに転職し、そこで現在C&R部で一緒に働く上村さんに出会いました。当初の希望通り法人営業を任せていただき、念願叶ったりと思っていたのですが……。
ーーですが……?
クライアントである法人のお客様に、そこまで愛をそそげなかったんです……。
ーー(笑)
決して手を抜いていたとかではないんですが、こればかりは向き不向きだなぁと思いました。今となっては申し訳ないばかり……。
ーーなんでもテキパキとやり抜くイメージがあるだけに、意外です。
そうですか(笑)。ベンチャーを1年ほどで退職した後、グローバル人材に特化した転職エージェントにキャリアコンサルタント兼法人営業としてジョインしました。4年目から新規事業の立ち上げから参画し、4、5名のチームのマネジメントをすることになりました。そこで自分が「身の回りにいる人に愛情を注ぐ」ことに関しては明確に好きで、得意な領域なんだなということが分かったんです。目の前にいる相手が抱えている苦しみや大変さ、感受性を自分ごととして捉えるのが得意、というか。そのことに気付いてから、人事・組織開発の領域でキャリアを積もうと考え始めました。ちなみに、その会社でC&R部の川瀬さんに出会いました。
ーーすごい、RPGみたいにドンドン仲間が増えていきますね。その後、仲間を引き連れて天地人に?
いえ、転職エージェントでしばらく働いたタイミングでコロナ禍が始まってリモートワークがメインになったのと、それまで10年ほど会社員として働いてきた中でふと、今後の人生に悩むことがあって。有難いことに個人経由でお仕事をもらえる機会もあったので、会社を辞めてフリーランスになりました。自宅にいながら自分のペースで、自分の好きな仕事をしていましたね。
ーー天地人へはどういった経緯で入社されたんですか?
フリーランスで働き始めて数ヶ月経つ頃、長女の妊娠が発覚して。その約半年後法人営業時代に知り合っていた上村さんに「今宇宙ベンチャーで人事を探してるんだけど、青木さんどう!?」と声をかけていただいたのがきっかけです。
ーー当時、そのお話を聞いて青木さんはどのように思いましたか?
「宇宙ベンチャーってなに!?」状態でした(笑)。宇宙領域に対する興味・関心はほとんどゼロと言っていいほどで。人事の経験が活かせるのであれば働いてみたいかな、というくらいでした。ただ上村さんが「宇宙、これから絶対くるよ!」と猛プッシュしてくれたのに加え、何度か話を聞くうちに天地人の事業内容に対する興味は多少強まりましたね。
妊娠が発覚した直後だったので、働き始めたとしてすぐ産休・育休に入ってしまうことも伝えたのですが、それでもいいと言っていただいたので、2022年の1月に天地人で働き始め、翌月から産休・育休に入りました。
ーー初産と再就職が同じタイミングで訪れるのは大変ではなかったですか……?
大変でしたが、それを周囲が理解してくれてサポートしてくれる環境が整っていたのと、天地人でも「働ける時に働ける分だけで大丈夫ですよ」と言ってくださっていたので、日によっては1~2時間しか働かないこともあったくらい。自分のペースを守ることができたのは有り難かったですね。
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ーーそこから3年ほど経ち、現在の働き方はいかがですか?
契約社員という形で週5日、日に5~6時間程度の稼動量で働かせていただいています。C&R部のマネージャーとして、人事労務から組織開発、その他の業務全般まで見ているので大変ですが、その分ダイレクトに会社を推進させられている感覚もあり、やりがいもかなり感じています。
ーー元々宇宙領域への興味ゼロとのことでしたが、現在はいかがですか?
正直今もそれほど……(笑)。ですが、当然天地人の事業内容への理解やお客様、ひいては社会に対して与え得るインパクトについても自分ゴト化はできていると思います。その上で、やはり自分は事業内容そのものに対して貢献したいというよりかは、それを支えるプレイヤーの皆さん、目の前にいる社員の方々の力になりたいという想いを年々強めていますね。
ーー社員の皆さんの力に、というと具体的にはどのようなことをお考えですか?
社員の皆さん個人のやりたいことと、会社の目指すものとを融合させることで、集団としての価値を最大限発揮できる環境を作ること、ですかね。そのためにまずは、天地人のカルチャーやミッション、バリューをちゃんと言語化したうえで社内に浸透させていくことや、それに基づいた採用活動を頑張りたいと思っています。
そう考えた時に、これまで別チームで当たっていた人事労務(主に新入社員の採用活動と入社後の支援を担う)と組織開発(現在いる社員に対するケアやコミュニティ機能の醸成を担う)を、一気通貫して担える部署があった方がいいだろうという話になり、2025年1月にC&R部が発足した経緯があります。
ーーまだ発足してまもないかと思いますが、見えてきた課題などはありますか。
かねてより「ピラミッド型組織」でなく「セミラティス型組織」がより天地人にマッチする形態であると考え、その実践に励んできました。そのためにマネージャー、スペシャリストなど社内における役割の再設計や評価制度の見直し、体制の変更などハード部分のアップデートをしてきたのですが、ピラミッド型組織で働いた経験を持つ方の多くにそのマインドセットを部分的に内面化してしまっているケースが多く、ソフト面でのアップデートの必要性と難しさを痛感しているところです。
※「セミラティス型組織」
従来のピラミッド型組織のトップダウンの構造ではなく、ボトムアップかつスピード感を持って、メンバーが主体になりプロジェクトの立ち上げ・参画を通して、最大のパフォーマンスを出すことを重視する組織の考え方です。そのために、会社全体でバックアップする考えです。
ーーマインド面でのアップデート、というと具体的にどんなことをする必要があるんでしょうか?
部署とそれに紐づく具体的なタスクとは別に部署横断的な「プロジェクト」を並列で走らせており、それぞれに「リーダー」を設置しています。現状リーダーにあたるのはマネジメントレイヤーの方が多いですが、今後スペシャリストの方がリーダーを担う機会を増やすことで、トップダウン式でない意思決定の在り方の涵養(かんよう)につながればという想いがあります。もちろん、新しくリーダーになる方へのフォローアップも同時に仕組み化します!
ーーなるほど。各スペシャリストの専門的なスキルに基づいて色んな尖ったプロジェクトが走り始めたら面白いことになりそうですね〜!
ーー2025年1月に発足したばかりのC&R部ですが、新メンバーにはどんな方を迎えたいとお考えですか?
先述した通り「セミラティス型組織」という、前例のない組織体制の実現に取り組んでいるので、常に初めての困難に見舞われ続けます。先人がいなく、ある種カオスなフロンティアを一緒に開拓していくことになるので、とにかく手も口も足も頭も、全部動かしながら共にチャレンジしていける実践型のマインドを持っている方とご一緒できたら嬉しいですね。「やってやるぞ!」みたいな、それ自体を楽しめる方。
一方具体的なスキル的なところで言うと、労務に詳しい方だと有難いなって思います。
ーーそんな青木さんの、目下の目標というと?
天地人のC&R部マネージャーの青木としては、IPOの達成ですね。それがゴールではないけど、自分自身経験したことのないことなので、成し遂げたい気持ちがあります。それと、セミラティス型組織の実現。まだ種が蒔かれて芽が少し出たかな? という段階なので、これもなんとしても成し遂げたいですね。
ーープライベートも含む青木さん個人の目標っていうといかがでしょう
ん〜、なんだろう。あ、画家になることですね。昔は洋服とかにお金を使っていたんですが、最近は絵を買ったり、自分で絵を描いたり、感性的な部分への出費が増えた気がしています。思いのまま何も気にせず筆を走らせるっていうのが気に入っていて。老後は画家として、たまに個展を開いたりしながら暮らしていけたら本望です。
そう、私、本当は全然仕事したくないんです。何もしたくない。来世はナマケモノになりたい(笑)それくらい今の仕事をやり切りたいです。ただ、IPO後もやることはたくさんありそうで。一生やり切ることはないかもしれません(笑)
ーー飼い犬とかではなく、あくまで野生がご希望ですか
それはそうですね。主人に縛られて生きるのは嫌ですから。餌はちゃんと自分で取りにいきたい。けど面倒くさいから、プロセスを効率化したりして(笑)。