相原 悠平 / プロダクト開発部マネージャー(左)創業3年目に天地人に入社し、主力サービス「天地人コンパス 宇宙水道局」の開発マネジメントを担当。2021年に広島に移住。一児(2歳・女の子)の父。
上村 遥子 / 事業開発担当(右)創業初期から天地人のコミュニティ推進、衛星データビジネスの事業開発を担当する。2022年に長野市に移住。一児(1歳・男の子)の母。
育児と仕事の両立って、本当に大変ですよね。特に、0歳から2歳くらいの小さな子どもを抱えながら働くとなると毎日が奮闘の連続!「新しい環境で挑戦したい。でも、育児中の転職なんて無理かも……」と、不安に思ったことはありませんか?天地人にはそんな不安を乗り越え、子どもが小さい中でも仕事と育児を両立しながら新しい一歩を踏み出した仲間がたくさんいます。
現在、子育て中のメンバーが増えており、それぞれが「出産・育児」と「仕事・キャリア」を無理なく両立できるよう、会社全体でサポート体制を強化しています。さらに、社内では子育て中のパパ・ママ同士が自然と情報を共有したり、悩みを相談し合えるコミュニケーションの場も広がっています。「自分だけではない」と感じられる安心感や励まし合いが、働くモチベーションにもつながっているようです。
今回は、2歳児のパパである相原さんと、1歳児のママである上村さんに、育児と仕事の両立についてリアルな声を伺いました。子育てをしながらの転職を考えている方や、育児と仕事の両立に関心がある方は、ぜひご一読ください!
「仕事も家庭もどちらも大切に」 育児とリモートワークの両立術とは?
ーー本日はお忙しい中、ありがとうございます。お二人がどのように子育てと仕事を両立されているのか、伺っていければと思います。まず、普段の1日のスケジュールを教えていただけますか。
相原さん:私の場合、朝は子どもを保育園に送ってから仕事を始めます。基本的にリモートワークなので、子どもを送り届けた後はすぐに仕事に集中できる環境です。昼間はミーティングが多いですが、夕方は保育園に迎えに行き、子どもが寝た後に少し作業を進めることもありますね。家族との時間も確保できるようスケジュールを調整しています。
上村さん:私も基本的にはリモートワークですが、やはり朝は忙しいですね。朝食の準備や子どもの身支度を終えた後、保育園に送り届けてから仕事に集中しています。平日はなるべく子どもを中心にスケジュールを組んでおり、保育園の送り迎えに合わせて仕事を進めるよう心がけています。ミーティングが多い日は少し大変ですが、職場が理解してくれているので、必要な際にはスケジュールを調整してもらっています。
ーー家庭内での家事や育児の分担についてはどのように調整しているのでしょうか。
相原さん:家事や育児については特に役割分担を決めず、その時々で気づいた方が対応する形にしています。大きな仕事、たとえば洗濯物を干す、ごみを出す、大人用の料理などは私が担当することが多いですね。一方で、妻は子どもの世話や家の中の細かいことなど、私が気づかない部分までしっかりサポートしてくれていて、家庭が円滑に回っているのは本当に妻のおかげだと感じています。
上村さん:旦那はもともと家事が得意なタイプなので、自然と役割分担ができています。夜型の私は夕方以降の家事や育児を主に担当し、食事の準備などをしています。一方、朝型の旦那は子どもに朝食を食べさせたり、ごみ捨てなどの力仕事を進んでやってくれます。さらに、私より掃除好きな旦那は、私が最低限の掃除をした後に気になる部分があれば自分で追加で掃除をしてくれるんです。そんな姿を見て育ったからか、まだおしゃべりもできない息子が布巾を持って床を掃除しようとすることがよくあります(笑)。育児についても、どちらかが家事をしている間はもう一方が子どもと遊ぶなどして、自然に分担ができています。
ーー家庭内での協力関係がしっかりしていると、仕事と育児のバランスも取りやすいですよね。お二人とも、リモートワークを活用して保育園の送り迎えや家事と仕事を両立されていますが、特に大変だと感じることや悩みはありますか?
相原さん:やはり、子どもが体調を崩したときが一番大変ですね。急に仕事を中断しなければならないこともあり、さらに緊急対応が重なるとどうしても子どもを優先しなければならないので、そのバランスを取るのが非常に難しいです。我が家は妻も出張が多い仕事をしているため、タイミングが合わないときには私がフルで子どもの面倒を見ながら仕事を進めることもあります。体調が悪い子どもを抱えながら仕事の進行も気になる中で、どちらにも集中するのは大変ですが、リモートワークのおかげで突発的な対応もしやすい環境になっているのはありがたいですね。
上村さん:私も同じです。子どもの体調不良は予測が難しく、急な発熱で予定を変更せざるを得ないことや、ミーティングのリスケが頻繁に発生することがあります。特に子どもが保育園に入りたての頃は体調を崩しやすくて、そのたびにスケジュールを見直さなければなりませんでした。職場が理解を示してくれているおかげで柔軟に対応できていますが、それでも自分の予定と子どもの状況が合わないときは苦労します。また、保育園に通わせていることで安心感はありますが、突然の呼び出しがあると、そのたびに仕事が中断されるのはやはり大変です。
相原さん:(大きく頷きながら)保育園からの連絡には少し緊張しますね。朝の時間帯に着信があると、「何かあったのでは……」とドキドキしてしまいます。風邪や病気で子どもが1週間ほど体調を崩すこともあり、その間は特に大変でした。
上村さん:天地人にはパパママが多いので、急なリスケや遅刻についても理解してもらえる雰囲気がありますよね。
相原さん:本当にそうですね。私も働きやすさを実感しています。入社して4ヶ月後に娘が生まれたのですが、周囲の理解があり、ミーティング中に子どもが画面に映ることも自然に受け入れられています。私自身も娘がいるときは抱っこしながらミーティングに参加することがよくあるので、こうした環境はとても助かっています。
▲キャプション:天地人のオンラインミーティング風景。子ども同伴での参加も可能です
「日常の中の感動」何気ない瞬間に気づく親子の成長
ーーお子さんと一緒に会議に参加できる社内文化はありがたいですよね。そうした中で、育児と仕事とを両立させるために、特に工夫されていることや意識していることはありますか? また、特に印象に残っているエピソードや気づきがあれば教えてください。
上村さん:そうですね、仕事と育児のメリハリをつけることが大切だと感じています。特に、子どもが1歳の頃はどうしても子ども中心の生活になりがちでした。その中で、仕事のミーティングが続く時には、いかに子どもが落ち着いて過ごせる環境を作れるかを考えて、タイミングを調整するよう心掛けていました。例えば、ミーティング前に少し遊んであげて気を引いたり、お昼寝のタイミングを調整したりといった工夫です。仕事に集中したい時に合わせて子どもが穏やかに過ごせるかがポイントになるので、延長保育の利用や家族と協力して乗り切ることもありました。もちろん、周囲の理解に助けられる場面も多かったですが、自分の工夫だけではどうにもならない時もあり、そのたびに試行錯誤していました。でも、その過程で子どもとの時間をより充実させることができたことは、今振り返ると良い経験だったと思います。
相原さん:確かに工夫は欠かせませんね。天地人はリモートワークが基本なので、子ども中心の生活に合わせやすいところには本当に感謝しています。娘も少しずつ成長して、「お父さんは仕事中」ということがわかってきたようです。会議中にそばにいるだけで安心してくれることもあります。最近では、娘が私の仕事ぶりをよく観察していて、マウスを使っている私の仕草を真似して遊んでいるんです。まだ2歳なのに、私の行動を細かく見ているんだなと感心しますし、とても可愛いです。毎日が新しい発見の連続で、子どもの成長を間近で見られるのは本当に嬉しいですね。ただ、仕事に集中したいタイミングと子どもの要求が重なると大変です。そういうときは無理に進めず、あえて休憩をとって気持ちをリセットしたり、柔軟に対応するようにしています。結果的にその方が効率も良いですし、家族との時間も大切にできるので心にも余裕が生まれますね。
上村さん:気づきとしては、子どもが生まれる前後で働き方が大きく変わったことですね。私の場合、妊娠中からその変化を実感していました。つわりがひどいときは体調のコントロールが難しく、集中力を保つのが大変でしたし、妊娠後期にはお腹の子どもが動くたびに注意がそちらに向いてしまい、思うように仕事が進まないこともありました。出産後は生活が一変し、子どもの世話が最優先となりましたね。特に、3時間おきの授乳など新生児期のルーティーンは想像以上にハードでした。このような状況の中では職場の理解が支えになりました。柔軟に対応してもらえたおかげで、少しずつ自分なりのペースを作ることができたのは大きかったですね。育児と仕事を両立させるためには、職場とのコミュニケーションや周囲の協力が欠かせないことを痛感しました。
相原さん:印象に残っているエピソードとしては、妻が出産して4ヶ月後に娘を保育園に預けて仕事に復帰したときのことです。復帰直後は少し戸惑いもあったようですが、次第に仕事にも慣れ、任される業務も増えてきました。そんな中、復職して2ヶ月ほど経った頃に群馬への出張が入りました。広島から群馬へは日帰りが難しく宿泊を伴う出張のため、初めて子どもと二人きりで過ごすことになりました。これまでも短い時間なら一人で娘を見ることはありましたが、家族がすぐ近くにいて助けてもらえる状況とは違います。妻が不在の中で子どもと丸一日を共に過ごすというのは、緊張感もありつつ、とても新鮮な経験でした。また、家庭と仕事を両立しながら活躍する妻の姿に心から誇らしい気持ちにもなりました。子どもと二人きりで過ごす中で、日常の中で過ごす時間の尊さにも気づかされましたね。「この生活を選んで良かった」と心から思えたのも、娘との特別な時間があったからこそです。普段は当たり前だと感じていた日々が、実はとても貴重で愛おしいものであることを実感しましたし、この経験は自分にとっても大きな気づきとなりました。
パパママ同士の絆が心強い!天地人ならではの育児コミュニティ
ーー素敵なエピソードをありがとうございます! パートナーと協力しながら生活を送る中で、その大切さに改めて気づいた瞬間ですね。ところで、同じように子育てをしているパパママメンバーとのコミュニケーションは、どのように取っていますか? お互いに助け合ったり、情報を共有したりしているのでしょうか。
上村さん:子育て中のメンバー同士のコミュニケーションとしては、パパママ座談会を何度か開催したり、Slackで専用のチャットルームを作って情報交換をしたりしています。こういった場で、子育てに関する悩みやアドバイスを気軽に共有できるのは心強いです。身近なパパママメンバーと日々の育児のコツを話したりすることもよくありますよ。
相原さん:エンジニアチームではミーティング前にちょっとした雑談として子どもの話をすることが多いですね。特に最近はパパになったばかりのメンバーや出産を控えているメンバーが増えたので、お互いに育児の経験を共有したり、子どもの話題が自然に出ることも増えました。
▲キャプション:「パパママ座談会」では、つわり中のママのサポートや育児分担、寝かしつけなどの話題が尽きませんでした
▲キャプション:スピンオフ版となる10名の現役・将来パパさんが集まった「パパ座談会」では、子どもと一緒にできることや遊びに行ける場所、おもちゃや本のこだわりなど共感できる話や笑える話題が満載でした
ーーあったら嬉しい制度やサポートについて、何かご意見はありますか?
上村さん:働き方は非常に柔軟だと思いますが、育休明けの復職時に徐々に仕事に慣れるための相談役やメンタルケアのサポートがあるとより安心して復職できるのではないでしょうか。私はあまり気にしないタイプですが、復職に不安を感じる方にとっては心強いと思います。また、男性が育休を取りやすい雰囲気がさらに広がると良いですね。もっと積極的に男性が育休を取る風潮が生まれることを期待しています。実は私の夫も半年間の育休を取りましたが、24時間家族と過ごす中で今まで気づかなかったことがたくさん見えてきたようです。育休を経験することは、非常に価値のあることだと思います。家族が仕事以上に大切だと実感する時間は何にも代えがたいものです。そのため、男性がしっかりと育休を取れる環境をさらに推進できたらと思います。あとは、家族と一緒に旅行しながら仕事をしてみたいですね。さまざまな地域を訪れたり、自然に触れる時間を持つことは、子どもにとっても貴重な経験になると思います。例えば、金曜日に移動して少し仕事をした後、土日も一緒に楽しめたら理想的だなと感じます。
相原さん:現在の職場の環境にはとても満足しています。子育てをしながら働くメンバーが多いことから、ミーティングの時間を調整してもらえたり、リモートワークを活用できたりする点は本当に助かります。特に新しい制度は思いつきませんが、現行の制度をもっと活用できるよう意識することが大事だと思っています。「まずは使ってみよう!」と考えることが重要ですね。
▲キャプション:社内アンケートの結果とパパママメンバーからの意見
ーー最後に、これからパパママになる世代にアドバイスがあればお願いします!
上村さん:簡単に言うと「育児を舐めるな」です。私も実際に育児を始めてから、その大変さを痛感しました。育児は体力的にも精神的にも、さらには家庭全体の状況にも大きな影響を及ぼしますので、余裕を持ってスケジュールを立てることが非常に大切です。特に、妊娠中の女性が経験する身体的な変化や心情は、男性にはなかなか伝わりにくい部分があると思います。だからこそ、家族全員が互いに意識をして、サポートし合うことが重要ですね。少しずつですが、こうした変化が社会全体にも良い影響を与えていくと思います。
相原さん:私からは、完璧を目指さなくて大丈夫ということを伝えたいですね。最初は「ちゃんと全部やらなければ!」と意気込んでいましたが、現実はそううまくいきません。例えば、ある日、子どもをお風呂に入れて「これで完璧!」と思ったら、パジャマの上におねしょ対策のオムツを履かせ忘れていたんです。しばらくしてソファでミルクをあげていると、なんだか濡れてる?匂う?と思って見てみると、うっかりオムツを履かせ忘れて漏れてしまっていたことに気づきました。こういう失敗もよくありますが、それも育児の一部です。肩の力を抜いて、失敗を恐れず楽しむことが大事だと思いますよ。
お二人のお話を伺い、子育てと仕事を両立する中で見えてくる日常の喜びや苦労、さらに職場のサポートの重要性を改めて実感しました。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
天地人では共に働く仲間を求めていますこれを読んでいるあなたがもし『天地人で働いてみたい!』と思ったなら、ぜひ私たちのチームに加わってみませんか?育児と仕事を両立させる中で、仲間との絆を深めることが、仕事のパフォーマンス向上にも繋がると実感しています。私たち天地人は、社員同士の「人とのつながり」を大切にし、育児と仕事の両立を支援する環境を整えています。