こんにちは!ITリモートワークスの採用担当です。
今回は、「SES企業が職務経歴書のどこを見ているのか?」についてお話しします。
SES業界への転職を検討されている方の中には、「自分のスキルや経験がどこまで評価されるのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。実際、書類選考で通過するかどうかは、職務経歴書の書き方次第で大きく変わることもあります。
この記事では、書類選考を突破するために押さえておきたいポイントを、私たちの視点から率直にお伝えしていきます。
「経歴の見せ方に悩んでいる方」や「短期プロジェクトやブランクがあることに不安を感じている方」は、ぜひ最後までご覧ください!
ー職務経歴書で重視するポイント
SES企業では、まず前提として、候補者の方が「どんな案件に参画できそうか」「どんな現場で活躍できるか」という視点で職務経歴書を見ています。そのため、まず一番重視するのはスキル面です。
具体的には、「どんな言語をどのくらいの期間使ってきたか」「どんなフレームワークやツールを扱えるのか」「上流工程の経験はあるのか」「マネジメント経験は?」などですね。
そして、それぞれのスキルが「どのくらいの期間」「どのような規模やフェーズで」使われていたかという背景があると、より具体的にイメージしやすくなります。
このあたりが丁寧に書かれている職務経歴書は、面接以前に「この人ならこういう案件に入ってもらえそうだな」とわかり、選考を進めやすくなります。
ー短期プロジェクトやブランクがある方を見るときの視点
エンジニアの方の中には、「短期のプロジェクトをたくさん経験していること=多様な現場での経験がある」とポジティブに捉えている方もいらっしゃると思います。ただ、これには少し注意が必要です。
というのも、採用側の目線で見ると、「短期でプロジェクトを点々としている」という経歴は、リスクに見えてしまうことがあるんです。
実際、数か月単位で契約終了になってしまう方の中には、リモートワーク下での勤務態度に問題があったり、クライアントとのトラブルが原因だったりするケースも少なくありません。
もちろん全員がそうというわけではないのですが、「短期で終わっている理由」が分からないと、不安要素として見えてしまうのが正直なところですね。
「なぜ短期間でプロジェクトを変えているのか」については、面接でも必ず確認しますが、職務経歴書でもしっかり説明いただけると安心して選考を通過させることができます。
次に、ブランクについては「理由」が重要です。例えば、子育てや介護など、やむを得ない事情で一時離職されていた方も多いと思います。そうした背景が明確であれば、全くマイナスにはなりません。
むしろ、復職に対する強い意志がある方は応援したいと感じますし、そういった文脈も経歴書や面談でしっかり伝えていただけると、前向きに評価できます。
ー「もったいない職務経歴書」の特徴とは?
経験豊富な方ほど、職務経歴書が淡泊になってしまうことがあります。
たとえば、「〇〇プロジェクトで要件定義から構築まで担当」とだけ書かれていると、その人が現場でどんな働きをしていたのかが見えてこないことがあります。
一方で、特に目を引くのは、「自分が関わったことでどんな成果が出たか」が書かれている職務経歴書です。どんな役割で、どんな工夫をし、結果どう貢献したのか。そうした具体的な記述があると、評価しやすくなります。
また、意外と見落としがちなのが、経歴の順番。
所属していた会社は降順で書かれているのに、その中の案件は昇順に記載している...というような書き方をされているケースを、現場ではしばしば目にします。
書き方が整理がされていないと、「ロジカルな思考が弱い人なのかな?」という印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
ー未経験・経験年数が浅い方へのアドバイス
経験豊富な方の場合、資格よりも「何ができるか」が重視されますが、スキルに自信のない方や未経験の方にとって、資格は大きな武器になります。
たとえば、同じような未経験者が2人いて、片方は資格を持っていて、もう片方は持っていないとなると、やはり資格を持っている方が選ばれることが多いです。
「資格なんて意味がない」と言われることもありますが、スキルチェンジを目指す方や、実務経験の浅い方ほど、資格を活用していくことが重要だと思います。
ー最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
職務経歴書は、これまで培ってきたスキルや仕事への想いを伝えるための、大切な自己表現の場です。どんな経験も、書き方ひとつで見え方が変わります。
ご自身の言葉で、ご自身のこれまでを語ってみてください。
そして、少しでもITリモートワークスに興味を持っていただけた方がいらっしゃいましたら、ぜひご応募をお待ちしております!