業界研究、自己PR、ガクチカ、インターン…。そんなテンプレート化した就活に違和感を感じている若者たちへ。就活をしても自分が社会人になる実感を持てなかったり、選考落ちで自己肯定感がどんどん下がっていく。当社の新卒入社社員もそんな悩みを抱えて、当時就活を行なっていました。彼女のストーリーが悩める皆さんの励みになりますように。
富澤さん:2023年新卒入社。文系未経験から研修を経てjavaエンジニアとして活躍中。大学時代はダンスサークル所属、商学部出身。
自分って生きる価値ないのかな
関西の大学を卒業後、地元の関東に戻ってシスナビに入社した富澤さん。どんな就活を送ったのでしょうか。
「就活当初は結構周りに影響された活動内容になっていたように思います。起業した先輩がいたり、すごく早期から就活をしていた友達がいたり等、周囲が意識高い人たちが多かったんです。だから私も最初はそういう皆さんのやり方を真似したり、同じような尖った企業を中心に受けていたんですが、続かなくなってしまいました」
富澤さんは辛い就活の中でメンタルのバランスも崩していったといいます。
「当初選考を受けていた職種は営業職中心だったんですが、選考側の大人たちの考え方や姿勢がどうも肌に合わないと感じました。熱意や努力みたいなメンタルを重視している感じがどうも違うしうまくアピールできない。加えて面接で落とされると自分ってダメな人間なのかな、生きる価値ないのかなと極限まで落ちるのを繰り返して本当に辛かったです」
でも、今シスナビで働いているということは、そこで就活を諦めずにうまく切り替えて続けることができたということ。何か浮上するきっかけはあったのでしょうか。
「私が落ち込んでいる間に友達が内定をもらった話を耳にすると、こうしている間にもみんな頑張っているんだと思って、踏ん張らなくちゃという気持ちになりました。だから、同期の友人の多くとは違う職種であるエンジニアになりましたが、周囲のみんなから良い影響を受けて頑張った結果だと思います」
IT業界の人たちはすごくクール、シスナビは温かい
落ち込みながらもなんとか踏ん張って就活を続行できた富澤さん。エンジニア志望にシフトチェンジしたきっかけはあったのでしょうか。
「就活で悩む中、本当に自分がやりたいことって何だろうと振り返ったタイミングがありました。幼少期を思い出すとお菓子を作って家族に喜んでもらうのが好きだったので、ものづくりに携わるのが良いのかなと。いろいろ職種を調べた結果、エンジニアなら物を作るし、人の役に立つし、自分の仕事が目に見えるのが魅力的だなと思ったんです」
エンジニア志望として行う就活では、関わる人々の性質にも違いを感じたといいます。
「IT業界の人たちはすごくクールというか論理的に感じました。それまでの営業職、総合職の就活で出会う人たちとは全然違う雰囲気やコミュニケーションだったので、これは自分に合っている業界だとすぐに実感しました」
IT業界で文系出身のエンジニアとして就職を目指す富澤さん。そんな中シスナビに出会います。
「IT業界の中でも中小規模の会社を狙って受けている中で出会ったのがシスナビです。なぜ中小規模だったかというと、濃い教育を早くから受けられたり、若手でも責任ある仕事を任せてもらえたりというイメージがあったから。そういう会社はいくつかあったんですが、シスナビはその中でもずば抜けてフィーリングが合う感じがしたんです。クールな論理的な雰囲気があるけどとても温かい会社だなと思いました」
具体的にどのようなところに温かさを感じたのでしょうか。
「面接を担当してくださった部長や社長もすごく優しくてリラックスして話ができたのと、SNSで会社のアカウントを見たときに雰囲気が伝わる発信がされていました。いろんな価値観を持った人がいるんだな、面白そうだなと。また、他のIT企業と比べて社員会のような仲間と接する機会が断然多かったので、それも魅力的に映りました。他社だと人間関係がちょっと希薄な感じがする会社もありました」
プログラミングで乗り越えていくというマインド
シスナビ入社後は2ヶ月間の外部研修を経て、先輩と上司の指導のもと1ヶ月の社内研修に入りました。初めての社会人、エンジニアとして覚えることも多く苦労もあったといいます。
「入社前に自主的にpaizaやprogateといったオンライン学習サイトで予習をしてきたつもりだったんですが、いざ外部研修に入ったら全然覚えてなくて。最初は本当についていけなくてショックを受けることも多かったんですが、同じグループになった仲間同士で助け合った結果、だんだんとわかるようになり楽しくなっていきました。
内部研修では、初めて社会で大人の皆さんと深くコミュニケーションを取るので緊張しました。もちろんアルバイトで接することはありましたが、エンジニアとなると全く違うので。何か言葉遣いが間違っていないかとか、研修を担当してくれた先輩にバカみたいな質問ばかりしていないかドキドキしながら過ごしていました」
研修中、うまくできなくて落ち込むこともあったはず。初めての社会人で心細さもあったと思いますがしっかり乗り越えてくれました。
「研修でわからないことがあったら、家に帰ってとにかく復習、手を動かすということを繰り返しました。エンジニアをやる中で躓いたことはプログラミングで乗り越えていくというマインドで頑張ったと思います」
やればやるほどプログラミングについてもっと知りたい
富澤さんの目にシスナビ社員のパーソナリティはどのように映るのでしょうか。
「今まで周りにはいなかったタイプの人たちばかりで面白いです。Slackで勉強になる情報を投げてくれる人、周りを引っ張っていく姿勢を見せる人、年齢が上でもフラットに話してくれる人、聞けばなんでも教えてくれる人、すごくいろんな人がいます。皆さんに共通しているのは自分の知っていることを周囲にシェアしたいという姿勢だと感じています」
これまでいなかったタイプの人々に囲まれて社会人1年目を奮闘してきた富澤さん。自分でも変化を実感しているといいます。
「やればやるほどプログラミングについてもっと知りたいという欲が芽生えてきました。シスナビの先輩方は20代が多くてそんなに年も離れてないんですが、すごく役に立つ情報を教えてくれたり、開発でも活躍していたりするので憧れます。
秋口に初めて研修ではなく業務として先輩が担当している受託開発の手伝いをさせてもらいました。その時に自分が作ったものがお客様先でちゃんと動いて運用できているよというのを聞いて、これまでの人生で感じたことがないくらい嬉しかったんです。もっというと、この案件でいくら会社に入るという金額も教えてもらえたことで、自分の仕事がちゃんとお金になっているんだと実感できたことが今のモチベーションにもつながっています。その時からずっとjavaをやっており、今はとにかくjavaをいじるのが楽しいです」
”働く”ことがすごくポジティブなものに変化
社会人2年目を目前にした今、富澤さんにとって”働く”ということはどういうことなのでしょうか。
「大学のときに想像していた社会人は、朝早く起きて仕事行って疲れ切ってすぐ寝る生活がずっと続くようなマイナスな印象がありました。でも、シスナビで働き始めてからは仕事を通して成長したいと思えることが多いので、”働く”ことがすごくポジティブなものに変化しました。
また、私は就活している時に、自分が楽しく感じられる働き方をしたいと強く思ったんです。この一年を振り返るとその思いを実現できていると思います。自分が書いたプログラムがちゃんとシステムとして反映されてる、動いている、納品されていることをすごく楽しく感じています」
成長することでもっと楽しくなりたい
最後にシスナビで働くことを通して、どのような自分になりたいか、描いている姿を聞かせてもらいました。
「5年後ぐらいには、教育を担当したり、リーダーとしてみんなを率先して引っ張っていく存在になりたいと考えています。キャプテンという数人のエンジニアのリーダー的な役職があるのでまずはそこを目指したいなと。
大学の時にダンスサークルでリーダーをやっており、人間として成長できたと感じたんです。だから、これをエンジニアとして仕事で経験することで、もっと成長できて楽しくなるのではないかと思っています」