「今の私があるのは、あの時、誰かが『ヒント』をくれたからです。だから次は私が、かつての自分と同じ不安を抱える人の力になりたいと考えています」
そう穏やかに語るのは、株式会社Litsの企画営業部門を支える渡辺優也。
2019年の入社以来、会社が急成長し、組織として一つひとつ形を整えていくプロセスを、一番近くで見守ってきました。
少人数のチームで走り続けてきた時期を経て、全員で組織をアップデートしていく「第2創業期」へ。
単なる規模の拡大ではなく、組織の「質」が対話によってどう磨かれてきたのか。
その歩みを、彼の言葉で紐解きます。
「個の力」に頼る危うさと、対話の始まり
私が入社した頃のLitsは、良くも悪くも「個々のプロが自らの力で突き進む集団」でした。
当時はまだ組織としての共通言語が少なく、各自が自分の成果を出すことに必死で、今振り返ればどこか余裕のない空気感があったように思います。
その熱量は凄まじいものでしたが、仕組みが追いついていない分、成功も失敗も「個人の責任」になりがちでした。
急成長の裏で生じる歪みや、メンバー間の認識のズレ。そんな「成長痛」に直面した時、私たちが選んだのが、徹底した「対話」でした。
「どうすれば、個人に頼りすぎず成果を出せるか」「どうすれば、もっと納得感を持って働けるか」。
代表の藤巻を筆頭に、私たちは何度も膝を突き合わせました。
それは単なる不満のぶつけ合いではなく、Litsとしての「正解」を自分たちの言葉で定義し直す作業でした。
この泥臭い話し合いの積み重ねこそが、今のLitsの土台になっています。
言語化することで生まれた、組織としての「心理的安全」
私たちが対話を通じて何をしたのか。それは、属人化していた成功法則を「誰もが使えるロジック」として言葉に落とし込むことでした。
「なぜこの提案が通ったのか」「なぜこのプロジェクトは停滞したのか」。
一つひとつの事象をオープンに議論し、全員が納得できる「型」へと昇華させていく。このプロセスを繰り返すうちに、社内の空気は劇的に変わっていきました。
かつてのような「個人の勘」に頼る不安はなくなり、根拠に基づいた議論ができるフラットな環境が整っていったのです。
例えば、10時から19時という勤務時間や評価制度も、単に形を作ったのではなく、「どうすればプロとして最高のパフォーマンスを出せるか」を全員で言語化し、納得した結果として定着したものです。
年次に関わらず、代表に対しても「より良い成果のために」と率直に提案できる今の文化は、こうした「ロジックを擦り合わせ、より良いものへアップデートし続ける」という対話の習慣から生まれています。
「今の私なら、どう寄り添えるか」—理由を共有し、共に歩む喜び
こうした組織の変化は、私自身の新人教育に対する考え方にも大きな影響を与えました。
7年前、タイピングも怪しく、自分のスタイルを模索していた私は、何度も立ち止まりそうになりました。そんな時、私を支えてくれたのは、先輩たちが私との「対話」を諦めないでくれたことです。
「答え」を押し付けるのではなく、「なぜそう考えるのか」という背景を共有し、そのたびに私の納得を待ってくれました。
その時間が、今の私のプロとしての根幹を作っています。
だからこそ、今の私にできるのは、かつての私と同じように不安を抱える新人に、同じような「対話」を届けることだと思っています。
一方的に教えるのではなく、ヒントを出し合いながら、一緒に「理由」を突き詰めていく。
後輩が一つひとつの仕事に納得感を持ち、自分の足で歩み始める。
その過程を対話を通じて見守ることは、今の私にとって最も価値のある仕事になっています。
第2創業期の主役として、共に「納得感」を創り上げる
今のLitsは、まさに「第2創業期」という変革のフェーズにあります。
制度も環境も、最初から完璧なものとして用意されていたわけではありません。現場のメンバーが対話を重ね、一つひとつ自分たちの手で「納得感のある形」へとアップデートしてきた結果です。
すべてが完成されていないからこそ、新しく入る方の意見が、次のLitsを創る重要なピースになります。
「こうすればもっと良くなる」という声を、私たちは決して聞き逃しません。
7年前の私と同じ不安を持っている方へ。
まずは、あなたの今の想いを言葉にすることから始めませんか。
一緒に試行錯誤し、納得できる未来を創っていける日を楽しみにしています。
【編集後記】Lits人事・広報より
全3回にわたってお届けした、渡辺のストーリー。
それは特別なヒーローの物語ではなく、課題と向き合い、環境を活かして着実に歩んできた一人のプロフェッショナルの記録です。
Litsには、完成されたマニュアルはないかもしれません。しかし、渡辺のように「まずは素直に学び、周囲と対話しながら前へ進もうとする人」を、私たちは決して一人にはしません。
「自分なりの武器を身につけたい」
「風通しの良い環境で、組織創りにも関わってみたい」
もし少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?
渡辺をはじめ、現場のメンバーがあなたの想いを真正面から受け止めます。
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