AnotherBall、Avvy、そしてMayflowerに興味を持ってくださった皆さま、はじめまして!
技術の力でアニメ関連コンテンツを世界中に届ける、グローバルエンタメスタートアップ「AnotherBall」で人事を担当しているMarinaです。
クリエイターとしてキャリアを歩み始めたばかり。 巨匠たちがひしめくイラストレーター・グラフィックデザイナーの世界を極めるのも楽しいそうではあるけれど・・・
せっかくなら、世の中を動かすようなものをどんどん世の中に生み出してみたい。 もっとたくさんの人と力を合わせて、自分ひとりじゃ成しえない大きなものをつくる道もあるんじゃないか?
そんなことを一度でも考えてみたことありませんか?
今回は、Mayflowerでアートディレクターを務めるKaiさんのストーリーをお届けします。
Kaiさんは多摩美在学中から精力的にアートディレクターとして活動し、20代後半にして国民的アニメ作品に参画し、現在も最前線で活躍し続けていらっしゃいます。
学生時代から“現場”で磨いた、マルチスキルの原点
――そもそもクリエーターの道を進んだきっかけを教えてください。
Kai:もともと30人クラスに絶対1人はいる「絵が上手い」学生でした。高校入学後、文系・理系を選ぶ時期がきた際に、「絵が好きだし得意だし、美術もアリだな」と思って美予備校の体験に行ったら、思いのほか面白く、そこからは一直線でした。
興味本位で飛び込んだのに、気づけば毎日デッサン漬け。振り返れば、それ以前の人生であれほど没頭したものは無かったですね。
――その後進学先は多摩美術大学グラフィックデザイン学科だったんですね!
Kai:はい。多摩美術大学グラフィックデザイン学科に在籍中から映像・グラフィックの案件を先輩からの紹介ベースで受け、いつの間にか商業案件である名刺デザイン・ロゴデザインからアニメーションまで幅広く経験してました。
振り返ってみるとこの頃から、自分の世界観をアートとして表現することより、社会と対話するクリエイティブを生み出すことに、やりがいを感じていました。案件に関わっていく中で「作品で人を喜ばせたい」という気持ちが常に先に来ていました。
そして、"現場で学び、現場で成長する”姿勢が身に付きましたね。
――卒業後のキャリアはどうでしたか?
Kai:皆さんご存知の通り、クリエイター界隈のキャリア初期の年収はとても低く、常にギリギリの生活をしていました。そんな中でも思い切って、半年間仕事を受けることをやめて「表現研究籠城」をやりました。この半年は、ひたすら色んな表現の技法を学び、新しい技術の体得に専念しました。結果的に、この期間に培った技術のおかげで後に大型IPタイトルに関わることができたのですが、なかなかハードかつ運も必要なので人にはおすすめできません笑
ただ、ここで体得した技術がマルチスキルで様々な仕事を受けられる基盤となったことは間違いないですし、こういった修行の期間はアートディレクターを目指すのであれば避けては通れない道だと思います。
アートディレクターの心構えとやりがい
――アートディレクターに求められる心構えは何ですか?
Kai: アートディレクターは自己表現をする立場ではないと考えています。クリエイターチームを統率し、メンバーそれぞれの可能性を最大限に引き出しながら、世の中に求められる創作物をつくる役割です。
「世の中に求められるもの」は、案件によって商品であったり、取引先の要望であったりと様々ですが、常に現場から一歩引いた視点で全体を見渡し、 “締切” と “品質” を厳守した上でプロジェクトを成功へ導く冷静さが求められます。
――アートディレクターの仕事のやりがいは何ですか?
Kai:自分が関わったプロジェクトが大きな成果を出したとき、
信じて任せてくれたクライアントや、共に挑んだクリエイターたちから感謝の言葉をもらったとき、
そんな瞬間に、いちばん大きなやりがいを感じますね。
それもあって、前のプロジェクトで一緒だった仲間が、次のプロジェクトにも参加したいと思ってくれるようなチームづくりを、普段から心がけています。たとえば、修正指示の言い回しに細かく気を配ったり、若手クリエーターの育成に積極的に関わったりといったことです。
自分のプロジェクトに参加してくれた若手クリエイターたちが、いまでは大型案件に関わるトップクリエイターになったり、アートディレクターとして活躍したりする姿を見ると、心から嬉しくなります。
――アートディレクターを志すクリエイターにメッセージをください。
Kai:先ほどお伝えした通り、僕は20代に半年間の「表現研究籠城」をすることで、大きく成長できる基盤を作り上げましたが、皆さんには是非ワンツーマンで仕事を側で見せてくれるアートディレクターと共に行動をすることをお勧めします。
少し押し付けがましく聞こえるかもしれませんが、普段、約50人規模のチームを束ねて仕事をしている経験を活かし、今回Mayflowerのアートディレクターアシスタントに応募してくれた方には、自信を持ってアートディレクターの仕事のいろはを、丁寧かつ分かりやすく言語化してお伝えしたいと思っています。また、できる限り自分の仕事に同行し、制作現場への馴染み方やコミュニケーション方法などの作法等を伝授します。
短期間で一人前になり、これまで一人では手が届かなかったような大型案件をリードできるアートディレクターへと成長できるよう、全力でサポートすることをお約束したいです。
――どんな人にジョインしてほしいですか?
Kai:企画からリリースまで、“すべて”に関わりたい人。スポンジのように知識を吸収し、チームで大きな成果を生み出すことにワクワクできる。そんな方にぜひ来てほしいと思っています。
絵を描くだけでなく、映像編集ソフトを扱えたり、画像加工ができたり。
さらに、演出や表現のディレクションにも知識と理解を持って関わっていけてしまう、まさにスーパーアートディレクターなKaiさんとマンツーマンで伴走し、密度の高いフィードバックをもらいながら爆速成長しませんか?
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ「まずは話を聞いてみたい」からご応募ください。