MVVは、会社の未来を示す羅針盤のようなもの。
Remindは2024年から2025年にかけて、会社の方向性を示し直すべき時に差し掛かっていました。
その後、MVVの設定に着手した様子は以前のストーリーでもご紹介していますが、今回はさらにRemindについて理解していただくために、代表取締役の廣田にインタビュー!
代表から見た当時の課題やMVV設定のきっかけ、事業として目指す先を伺うとともに、新たなメンバーとの出会いに向けたメッセージをお届けします。
Remindが大切にしている「人」の力
廣田剛志 / 代表取締役
2019年株式会社Remind設立。人材ベンチャーでの経験を積み、人材会社の課題となる再現性やキャッシュフロー問題を解決し、人材紹介事業のフランチャイズ化を実現する新しいビジネスモデルを展開。人を心から大切にできる人間を生み出す「場」として、HR領域に軸を置きながら、人材教育など多様な事業展開を推進する。
ーー会社の事業内容を教えてください。
「人材紹介FC事業」「営業代行事業」「HR事業開発」の3つの事業があります。
・人材紹介FC事業:ブルーカラー向け人材紹介事業、フランチャイズ運営
・営業代行事業:営業アウトソーシング、営業代理店運営、営業コンサルティング
・HR事業開発:ホワイトカラー向け人材紹介事業、RPO事業
中でも主軸としているのは、ブルーカラー(製造業などの生産現場で働く労働者)向けの人材紹介事業です。人の力で貢献し、日本の様々な産業を豊かにしていきたいと思っています。
ーーそれらの事業を進める上で、代表が大切にしている想いを教えてください。
全ての根幹にあるのは「人」です。
"企業の「やりたい」を、ヒトの力で「やれる」に。"というRemindの使命の通り、ヒトとの関わりを通して顧客に尽くしたい。
良いサービスや商品も、それを創り出し、届けるには人の力が欠かせません。だからこそ、人を大切にできる会社であり続けたいのです。そのためには自分自身が成長し、さまざまな側面で貢献できるよう「強くなる」必要があります。
そして、そこに学歴や職歴は関係ありません。私は人柄や、先ほど話したような仕事観に共感してくださる仲間を見つけ、ともに成長していきたいんです。
MVVの再構築で、組織の成長を目指す
ーーMVVを設定した理由を教えてください。
実は以前、私が考案した別のMVVがあったのですが、浸透していないために様々な判断軸に支障が出てしまったのです。経営理念にある通り、人を大切に、そして個人の成長を尊重して進めてきた結果、事業も成長してきた。一方で、個々人の主張の強さゆえに、チーム・組織としての協力体制に課題を感じるようになりました。
ーー組織というより個人集団に近い状態だったんですね。個人の力を組織の力に変えていくために、どのようなことが必要だと感じましたか?
チームとして一致団結できる指針が必要だと思いました。当時のMVVは社員にマッチしていない感覚もあったので、全社として納得できるものを示せれば、会社としての判断軸も明確化しますよね。組織全体を俯瞰して全員とコミュニケーションをとってくれているCOOの松田も、同じ部分に危機感を持っていたので、MVVの再設定に踏み切りました。
ーー新しいMVVはどのように設定したのでしょうか?
全社の想いを反映させるために、まずはコアメンバーで一日かけて議論しました。各メンバーが自身の想いを込めた創案を作成し、約一カ月かけて言葉のニュアンスや表現の擦り合わせを実施。
その後、コアメンバーも含めた全社員との合意が得られるよう文言や解釈を調整し、以下のMVVが完成しました。
ーー議論の中で印象的だったエピソードを教えてください。
意外だったのは、実はコアメンバー全員が同じ方向を見据えていたということです。
当初、業務の中で個人の主張を聞いていた時は、別々の方向を向いているように感じていました。しかし今回、創案の共有や議論を通してそれぞれの方向性が違うように見えたのは、アウトプットする表現や微妙な解釈の違いにすぎなかったのだと理解できました。根底として大切にしている想いは一緒なのだから、あとは言葉の定義や解釈の小さなズレを揃えれば良い。
そう気づいた時、組織としての可能性に大きな期待感が生まれました。嬉しかったです。
その後、約一カ月にわたる議論の中で、表現のための話し合いを実施。最終的には全員が「この言葉こそが最も正確に“想い”を表現している」と実感できる内容になりました。
ーーメンバーのみなさんの想いが同じであることを確認できた、貴重な議論をMVVに反映できたのですね。設定後の社内のポジティブな変化はありましたか?
個々がやや独立して見えていた状況や組織としてのまとまり、事業部ごとのコミュニケーションの課題が、少しずつ改善しています。さらにMVVの設定でメンバー同士が密に話し合ったことで、事業部を超えて社員同士が積極的に関わるように。互いにアドバイスし合う文化も生まれています。
体験と対話で創造する、組織の一体感
ーーMVVを踏まえて、今後どのような成長を考えていますか?会社としての未来像があれば教えてください。
「体験」を通じてMVVをより浸透させ、組織の力を強くしていきたいです。MVVの暗記や復唱よりも、「あの日の資料作成は、展望『泥クサいほど、オモシロい』の体現だったんだ」と、体験をもとに理解する方が、納得感が得られますよね。そのためにもメンバー同士で対話し、MVVへの理解が深まる場を定期的に設けたい。常に組織としての方向性を見失わずに前進できるよう、引き続きアプローチしていく予定です。
定量的な目標達成に向けては、アクション数を増やしていきたいです。行動によって得た体験は、成長につながる。結果が成功でも失敗でも、必ず得られるものがあると思います。
そのため今後は、活発化した社内コミュニケーションから生まれたアイディアをどんどん実行していきたい。失敗を糧にしながら少しずつ成功体験を積み重ねていけば、創業当初からの目標である、「社会に価値のあるサービスを届ける」が体現できると考えています。
ーー最後に、Remindに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
先ほど話したように、RemindはMVVを軸に、失敗を恐れず行動し、学びながら成長していく組織を目指しています。そして、価値あるサービスを創造していく確かな計画があります。
新しい仲間になる方には、互いの意見を語り合える環境を築きながら、共に成長できる環境を約束します。学歴や職歴にとらわれず、周囲の方々への貢献を目指している方からのご連絡を、お待ちしています。