転職を考え始めたとき、まず目に入るのは
年収や働き方、ポジション、福利厚生といった“条件”だと思います。
私も採用に関わる中でよく耳にするのは
「まずは条件面を整理しています」という声です。
それは本当に自然なことだと感じていますし、生活や将来設計に直結する以上、
数字や制度を丁寧に確認することは、決して軽視できません。
一方で、選考が進み、具体的に意思決定をする段階になると、
多くの方が少し違う観点で悩み始めます。
「自分はどんな考え方の中で働きたいのか」
「どんな基準で物事を決める組織に身を置きたいのか」といった部分です。
条件は比較表に並べることができますが、
価値観や意思決定の軸は、実際に対話を重ねる中でしか見えてきません。
ココフィーでは、何かを決めるときに必ず
「なぜそれをやるのか」という問いを言葉にします。
スピードを優先するのか、質を優先するのか。
短期的な成果を取るのか、長期的な価値を取るのか。
その背景にある考え方を共有しながら意思決定を行っています。
誰が決めたのかではなく、どんな基準で決めたのかを大切にしていること。
ここに共感できるかどうかは、働く中での納得感に大きく影響すると感じています。
また、転職はどうしても“今”の視点で考えがちです。
年収が上がるか、働きやすくなるか、役職が変わるか。それらはもちろん重要です。
ただ、同時に「3年後、5年後に自分はどうなっていたいか」
という視点も持ってみてほしいと思っています。
変化の多いフェーズで挑戦の機会が多い環境が合う人もいれば、
整った仕組みの中で専門性を深めることに魅力を感じる人もいます。
どちらが正解ということではなく、自分が前向きに努力を続けられる環境はどちらか。
その問いに向き合うことが、長期的な満足度につながるのではないでしょうか。
「自分に合う環境」とは、完璧で不満のない会社という意味ではないと思います。
むしろ、価値観や目指す方向性が大きくずれていないこと、
そして多少の難しさがあっても「この方向なら頑張れる」と思えること。
その感覚こそが大切なのではないかと感じています。
転職は大きな決断です。
だからこそ、条件を丁寧に比較することと同じくらい、
自分は何を大切にして働きたいのかという“軸”を言葉にすること
を大事にしてほしいと思います。
その軸がココフィーの考え方と重なる部分があるなら、
きっと前向きな選択肢になるはずです。
皆さんが納得感を持って次の一歩を踏み出せるよう、
採用担当として一つひとつの対話を大切にしていきたいと思っています。