【ビジネスと人づくりの両立】を実現する南富士株式会社
そんな企業の取締役としてチャレンジし続ける 浅井 昌美 常務取締役 にお話を伺いました。
Q1. 浅井さんは現在、常務取締役として人材育成や海外事業をご担当されていますが、そもそもどのような形で入社されたのでしょうか?
A1. 実は最初は、家の外観パースをコンピュータグラフィックで作成する専門職、いわゆる一般職として南富士に入社しました。建築やデザインに関心があったので、CGで空間を形にしていく仕事に惹かれたんです。
Q2. ――今の職務とはずいぶん違いますね。
A2. "そうですね(笑)。でも入社1年目にして、中国・ベトナムにある子会社の指導や管理を任せていただけるチャンスがありまして。そこから一気に視野が広がって、「もっと組織や事業全体を動かす仕事がしたい」と強く思うようになりました。
その後、2019年に総合・戦略企画室へと異動し、一般職から総合職へと転換。そして今では、国内外の採用・育成、海外事業、ブランディングまで、幅広く携わらせてもらっています。
Q3. ――すごいキャリアの変遷ですね。そんな南富士の強みはどこにあるとお感じですか?
A3. "一番はやっぱり、「ビジネスと人づくりの両立」ができている点ですね。私たちは“すべての基本は人である”という理念のもと、ただ事業を拡大するのではなく、人を育てながら成長してきました。例えば、屋根工事の分野では“日本一”の評価をいただいていますが、それだけで満足せず、若者の社会復帰を支援する『RMS(Roof Meister School)』や、アジアのリーダーを育てる『GMC(Global Management College)』といった、人づくりの事業にも力を入れています。
Q4. ――どれもユニークですね。他社にはない取り組みです。
A4. そうなんです。私自身、たくさんの企業を見てきましたが、ここまで本格的に社会課題の解決と向き合っている企業は本当に珍しいと思います。しかもそれを「無料」で提供している。経済性・社会性・将来性の3つの軸がしっかりしているのが、南富士の強さだと感じます。
Q5. ――現在はグローバル展開もされていますよね。
A5. はい。日本の人口減少や経済の停滞を見据え、早い段階から「アジア一体化構想」を打ち出してきました。日本・中国・アジア各国を視野に入れ、現地での人材育成や事業展開を行ってきました。
2023年10月には、元総理・福田康夫氏を名誉会長に迎え、「一般財団法人 日中人材育成協会」も設立しました。私たちが草の根で続けてきた活動が、いまや国を越えてアジアの架け橋になる動きへと広がっていることに、大きな手応えを感じています。
Q6. ――すごいスケールの話です…。でもやっぱり、「人」が中心なんですね。
A6. はい、そこはブレません。これからも「人マネされない・しない」南富士らしさを大切に、社会に本当に必要とされる人材や事業をつくっていきたいと思っています。
Q7. ――最後に、これから挑戦したいことがあれば教えてください。
A7. まだまだ私自身も成長の途中です。今後は、日本での強みをベースに、アジアの仲間たちとともに、国を越えた価値創造をしていきたいです。
“自分の価値観を超えるような環境やチャンス”に出会えること。それが南富士で働く醍醐味です。そして、その環境がある限り、私はこれからもチャレンジを続けていきます。
◆Profile
浅井 昌美(あさい まさみ)
静岡県出身。2009年に南富士株式会社へ入社し、家の外観パースをコンピュータグラフィックで作成する専門事務職(一般職)として従事。入社1年目で責任者となり、中国・ベトナムの現法(子会社)と連携し、現地の指導・管理業務に携わる。2019年に総合・戦略企画室に転属。一般職から総合職となる。現在は、主に国内外の人材採用及び育成、海外事業に携わる。また、会社のブランディングにも携わる。