エンジニア採用ピッチ資料に盛り込むべき項目~入社後のイメージができるか?がカギ~ | ワミィ株式会社
こんにちは!ワミィの石川です。求職者に自社を紹介するための会社説明資料である採用ピッチ資料は、現在、職種を問わず多くの企業で作成されています。エンジニア職においても例外ではなく、数多くの企業がこ...
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こんにちは、ワミィの石川です。
今回は、<エンジニア採用ピッチ資料>よくある失敗例と改善方法がテーマです。
1. はじめに
2. 失敗例:情報過多・過剰提供
つまづきポイント
情報過多になりやすい項目と改善方法
1.会社概要・沿革や歴史
2.社内制度や福利厚生
3.社員紹介
まとめ
採用ピッチ資料は、企業説明会や候補者との面談だけでは伝えきれない魅力や価値観を、わかりやすく示すための重要なツールです。
しかしいざ資料を作成するとなると次のような問題に直面してしまうのではないでしょうか。
本記事では「成功するピッチ資料」と「失敗するピッチ資料」の違いと、その改善方法について具体例を交えてご紹介、特に、「情報過多・過剰提供」にフォーカスしてお伝えします。
企業情報や募集内容を詰め込みすぎて、ピッチ資料が冗長になり、求職者が理解しづらくなるケースです。企業情報や募集内容を詰め込みすぎると、ポイントがぼやけて求職者が離脱するリスクが高まります。
採用ピッチ資料は会社案内とは異なり、見てほしい"ターゲット"が明確にあるため、その特定層に向けた魅力訴求ができているかが重要な要素となります。たとえばエンジニア向け資料であれば、まずエンジニアが知りたい情報を整理し、何が魅力的かを優先的に伝える必要があります。
会社沿革や歴史、事業内容やサービス詳細、社内制度や福利厚生社員紹介などが情報量が多くなりがちな項目です。資料にする際は何が重要項目か、候補者に伝えたい/魅力的な情報は何かを整理した上で記載しましょう。
以下、それぞれの項目と改善方法について記載します。
会社概要のビフォー→アフター
Before:1ページ全体が文字で埋め尽くされているため、読み手が離脱するリスクが高いです。情報量が多いため、求職者は何が会社のターニングポイントなのか、重要な出来事が何か把握しづらくなります。
After:重要な出来事のみを選定し、記載。また余白ができたことで会社の外観や内装写真を入れるスペースを確保できました。
改善ポイント:沿革は簡潔に。創業期や事業のターニングポイント、インパクトを与えたサービスのリリースなど、会社を代表するトピックスをピックアップすることが重要です。また、テキスト量は必要最小限に簡潔にまとめましょう。
福利厚生のビフォー→アフター
Before:福利厚生が充実していることは企業にとってアピールの一つとなりますが、それらを1ページに全て記載してしまうと重要な項目が埋もれ、読みづらくなってしまいます。
After:独自のものや求職者に伝えたい福利厚生を2~5程選定し、それらをフォーカスしたページを1枚作成しました。重要な項目が一目でわかりやすくなると共に、ピックアップした福利厚生について具体的に説明できるスペースも生まれました。
改善ポイント:福利厚生や社内制度について詳細に記載することは必要ですが、会社としてアピールしたいもの、他社と差別化できる内容にフォーカスして伝えることで、より効果的に伝えることができます
社員紹介のビフォー→アフター
Before:社員紹介も過剰になりがちな部分です。欲張って多くの社員を選定すると、スライドのスペースやページ数を多く取ってしまい、かえって魅力が伝わりにくくなります。
After:採用したいポジションの代表的な社員を厳選したうえで、一人につき1スライドにしました。仕事のスタイルやキャリアのストーリーの他に入社の決め手ややりがいなどを説明でき、より魅力が伝わる内容となりました。
改善ポイント:ターゲット職種に合った人物を厳選し、適した人物を選定しましょう。一人1スライドにすると、スペースを十分に確保することができますが、テキストは簡潔にまとめるよう気をつけてください。
今回は「情報過多・過剰提供」を例にお伝えしました。採用ピッチ資料は会社を説明するための資料として、求職者にアピールするための手軽な手段の一つでもあります。
ですが、既に多くの企業が作成している中で候補者に目を向けてもらうためには、情報過多は、せっかくの魅力をかえって伝わりにくくします。そのようなケースに陥らないためにも、上記に記載した要素を踏まえて作成を進め、なるべく様々なメンバーに見てもらうことも必要です。
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