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2022年4月より民放5系列の「リアルタイム配信」を開始したTVer。見逃し配信や追っかけ再生、Special Liveの配信など、視聴者ニーズに寄り添ったサービスの拡充を進めてきました。事業の成長領域の1つでもあり、採用活動にも積極的に取り組んでいます。
そこで今回取材したのは、リアルタイム配信の中でも「Special Live」の裏側をメインで支えるメンバー、増田と小林です。
配信ディレクターとして活躍する二人は、日々どのような業務に取り組んでいるのか。個々の役割やチームの取り組み、求める人物像などを聞きました。
■プロフィール
サービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部 兼 サービス事業本部 コンテンツ編成部:小林 大地(写真左)
2016年に放送機器を扱う商社へ新卒入社。エンジニアとして、配信ストレージのリプレイス案件やSVOD(サブスク型動画配信サービス)の立ち上げに携わってきた。並行して開発を進めてきた動画広告の挿入システムの技術を活かすべく、2022年にTVerへ参画。配信ディレクターとして多彩な業務を担う。
サービス事業本部 コンテンツ編成部 兼 サービスプロダクト本部 プロダクトマネジメント部:増田 圭輔(写真右)
新卒入社後に番組制作会社に所属し、スポーツ番組やインタビュー動画の制作を経験。2015年にTVerの前身であるプレゼントキャストへ参画し、テレビ番組情報サービス「テレビドガッチ(現TVerプラス)」に掲載する記事のライティング業務を担う。2020年に株式会社TVerへ社名変更後、現在はライブ配信チームへ所属し配信ディレクター業務に従事する。
TVerで新たな価値を見出した、未体験への挑戦
──まずは簡単に、これまでの経歴を教えてもらえますか?
増田:私は派遣会社経由で制作会社に所属し、スポーツ番組やインタビュー動画などの制作に携わってきました。カメラ撮影から照明、動画の編集など一通りの経験をした後、ご縁がありTVerの前身であるプレゼントキャストへ参画した、という流れになります。
小林:私は新卒で入った商社に6年ほど勤務し、エンジニアとしてのキャリアを積んできました。TVerを知ったのは、動画配信に広告を挿入するシステム開発の案件に携わっていた時のことです。たまたま仕事でかかわりを持つ機会があり、当時はまだプレゼントキャストの社名だった頃に存在を知りました。
──TVer参画の決め手は何だったのでしょうか?
増田:一番の決め手は、地上波放送の番組をプロモーションサイトで紹介する仕事への興味でした。当時は、事前の番組予約をどれだけ集められるかが重要な時期でしたので、制作監督やプロデューサー、芸能人の方々のインタビュー記事を作成する役割が必要とされていました。私は文系出身でテレビも好きだったため、文章を書く仕事に魅力を感じたんです。
小林:私の場合、何よりテレビが好きだったことが大きな理由です。加えて前職がBtoBの会社だったこともあり、純粋にBtoCビジネスへ興味を持っていました。BtoBは企業間取引のため、動くお金の規模も大きく責任も重大です。
一方でBtoCビジネスはユーザーの数が多いこともあり、保証しなければならないクオリティや大事にすべきことが異なります。きっと学べることも多いに違いないと思い、TVerへ参画しました。
イレギュラーにも柔軟に対応、ライブ配信チームの仕事術
──お二人は「ライブ配信チーム」に所属ということで、普段はどのような仕事をしているのでしょうか?
増田:一言で表すなら、Special Liveのライブ配信に関する業務全般を担っています。放送局さんとの映像の受け渡しもあれば、システム開発まわりの進行管理やディレクション、サービスのUI/UX改善など多岐に渡ります。
Special Liveの定義は、地上波放送と連動したリアルタイム配信とは別に、TVerでは普段扱っていないライブ配信全般を指します。スポーツの生中継などはわかりやすい例です。放送される時間帯もさまざまで、早朝や深夜帯に対応しなくてはいけない状況もありますので、事前に番組ごとの担当を決めて、二人一組のシフト体制を組んでいます。
──お仕事内容については、小林さんも同じですか?
小林:同じチームなので、取り組みの大枠は共通しています。補足するとすれば、私は開発側を主に担当しているので、ユーザーがTVerアプリを操作する際に発生する、不具合の発見と対策、優先順位を付けながらエンジニアの進捗管理をする場面は多いですね。
ライブ配信中に起こる、イレギュラーな事態に備えたマニュアル整備なども私が注力している業務のひとつです。
Special Live配信・動線イメージ
──業務範囲がかなり幅広いので、難しい課題も多そうですね。
増田:ライブ配信なので、予期せぬ事態に備えたリスク対応は必須ですね。TVerは無料で視聴できる配信サービスなので、広告が正確に配信されることがとても重要です。そのため配信中に予定されている広告がきちんと表示されたかどうかなど、私たちは常に気を配っておかなければいけません。
仮に問題が発生したとしても、すばやく、冷静・柔軟に解決することが重要です。日々の訓練を通してメンバーの能力を高め、どのような場面でも課題解決ができるチーム作りを今後も心掛けていきたいです。
ユーザーの喜びと、メンバーの成長が原動力に
──課題を乗り越える中で、どのような時にお仕事のやりがいを感じていますか?
増田:配信コンテンツによっては、要件的に実行が難しいものもあるのですが、それを実現できた時には放送局さんからも喜ばれるので、まずそれがやりがいに繋がります。
あとは、ライブ配信の中には、放送局が地上波で扱っていないものもあるんですね。それをTVerで配信できた際には、SNSを通して視聴者から「あの番組をTVerでやってくれてよかった!」と言ってもらえたりする。それがやはり嬉しいですね。
ほかにも、メンバーの成長を見ることが、個人的には仕事を続ける上での楽しさに繋がっています。私自身、放送局が広告付きのライブ・動画配信を始めたばかりの頃から、手探りで正解を探していた時期があります。
各局の技術者の方に相談しながら、新しいことを学んでいくプロセスは、成長を感じられる貴重な時間でした。きっと、同じような成長実感をメンバーも得られていると思うので、今後の活躍に期待したいですね。
小林:TVerはBtoCのサービスなので、目に見える形でユーザーの方々に貢献できることが私にとって一番の魅力です。とくにライブ配信は私にとっても特別なもので、テレビの向こう側の存在だと思っていた人たちが、今この瞬間、自分と同じ時間を生きていることを実感できる醍醐味があります。
しかも今は、インターネットとの掛け合わせによって、ライブ配信を含めた新たな可能性を広げられるチャンスがあると思っています。Web上に広がるエンタメコンテンツを日頃から楽しんでいる人にとって、働く場所としてのTVerは色々なアイデアに挑戦できる最高の舞台になるのではないでしょうか。
──ここまでのお話を踏まえ、配信ディレクターとしてはどのような人材がTVerにフィットすると思いますか?
増田:その場その場で判断を求められることが多い仕事なので、思慮深くも豪胆な人が力を発揮できると思います。性格として相反するように感じるかもしれませんが、ただメンタルが強いだけではやはり難しいと感じていまして。
二人一組で仕事をする機会も多いため、どちらかがそういった資質を持っていると、チームとしての安定感も出ます。
小林:TVerは放送局のコンテンツを扱う、珍しい部類の仕事だと思っています。だからこそ業界に関する予備知識があると早く馴染めますし、加えて、広告付き動画の配信に関する知識も備わっていれば本当にベストです。
ただ、母数としてそういった経験がある人は多くはないはずなので、最低限、エンタメ領域に関心ある人であればやりがいを見出せると思います。
フラットな関係性が魅力のTVerで、アイデアを形に
──最後に、候補者の方にメッセージをお願いします。
増田:TVerは日々ユーザーが増え続けているサービスで、その中でもとくにライブ配信事業はビジネスの成長領域として社内でも位置づけられています。業界独自のルールは多少あるものの、アイデア次第では大きな裁量を持って働けるチャンスがあると思っています。
小林:私も同じことを思いました。様々な要件が絡み合う場面もありますが、良い落としどころを見つけた提案ができた時には大きな達成感があります。ぜひこれまでのキャリアで得た知見を活かし、TVerでもブレイクスルーを起こしてもらえたらと思います。
増田:あと、大事なことをお伝えするのを忘れていました。チームの雰囲気についてです。配信ディレクターの仕事は基本的に在宅でできるため、出社は任意になります。リモートで働きたい方には機材をお届けしますので、安心して業務と向き合ってください。
組織としては非常にフラットな関係性です。また、現在のチームの雰囲気としては、「たまにはみんなで出社して、仕事帰りにご飯でも行こうか!」という時もあります。
メンバー間の距離が近く、オンとオフを上手に切り替えながらメリハリをつけて仕事をしている人が多いので、一緒に楽しく働けたら嬉しいです。
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