Ascendia Lab
📌 テーマ
「友達感覚の組織」と「プロとして働ける組織」の違い
プレゼンテーター:鈴木
01|なぜ今、コミュニケーションを見直すのか
今後、組織にはさらに多くの新しいメンバーが加わる予定です。現在の職場環境を「初めて入ってきた人の目線」で見つめ直すことから議論しました。
鈴木「新しい人が入ってきたとき、今の職場の雰囲気をどう感じると思いますか?」
参加者「入りにくさを感じる可能性がある」
という声が上がり、現在のメンバー同士の距離感は、既存メンバーには居心地のよいものである一方、外から入ってくる方にとってはハードルに映ることがあります。
鈴木「仲がいい職場だと、仕事の指摘はしやすいと思う人?」
という問いに対しては、「しやすい」「しにくい」両方の意見が挙がりました。
仲のよさが、ときに 空気を壊したくない・嫌われたくないという心理 を生み、改善の声を上げにくくさせることもあります。
「仲がいいからこそ、言いにくい場面もある。友達関係と仕事の関係が混ざると、指摘が個人攻撃のように受け取られやすくなる。」 — ミーティング参加者の声より
「仲がいいこと」が悪いのではありません。ただ、それだけでは十分ではない、ということです。
02|「です・ます調」をベースにする3つの理由
今後の社内コミュニケーションは、「です・ます調」を基本 としていく方針です。その理由を以下の3点にまとめます。
- 誰でも入りやすい環境をつくるため
言葉遣いや関係性の温度差がバラバラだと、新しいメンバーは「誰を基準にすればいいか」が分からず戸惑います。全員が同じベースを持つことで、どなたでもスムーズに馴染める職場になります。 - 感情ではなく、仕事の内容に集中するため
言葉が強すぎたり崩れすぎたりすると、「何を言っているか」よりも「どう言われたか」が気になってしまいます。です・ます調を使うことで、内容を正確に受け取りやすい環境が生まれます。 - プロフェッショナルとしての意識を持つため
会社は仲良しの集まりではなく、成果を出すために集まっている場です。適切な言葉遣いは、プロとしての姿勢の表れでもあります。
03|言い換えワーク:こう変えるだけで伝わり方が変わります
ミーティングでは、社内でよく見られる表現を取り上げ、問題点と改善例をみんなで考えました。
▌話し言葉(対話・会議での発言)
よくある表現問題点改善例
❌ 一応やりました
「一応」が曖昧さを生み、完了しているのか伝わらない
✅ 完了しました/対応済みです
❌ いや、だからそうじゃなくて
否定から入るため、感情的・攻撃的に聞こえやすい
✅ こういう認識で合っていますか?
❌ それ前も聞きましたよね
相手を責めているように受け取られ、関係性を損ねやすい
✅ 以前もおっしゃっていませんでしたか?
▌文字でのやり取り(Slack・LINE・メールなど)
よくある表現問題点改善例
❌ やばいです
状況が何も伝わらず、相手が対応できない
✅ 〇〇の状況です。ご相談させてください
❌ 多分大丈夫だと思います
根拠がなく、相手に不安や不信感を与えやすい
✅ 〇〇を確認したので、問題ないかと思います
❌ すみません、ちょっと無理でした
理由も代替案もなく、相手が次のアクションを取れない
✅ 〇〇の理由でできませんでした。ご相談させてください
04|まとめ:目指す組織のかたち
友達感覚の言葉遣いによるリスク
- 感情が表に出やすく、雑に聞こえる
- 新しいメンバーが馴染みにくい
- 指摘が個人攻撃に聞こえやすい
- 改善の声が上がりにくくなる
です・ます調で得られるメリット
- 内容が正確に伝わりやすい
- 誰でも使える共通のベースができる
- 内容に集中して議論できる
- 改善や判断につながりやすい
私たちが目指すのは、「仲がいい人だけで仕事がしやすい組織」ではなく、「誰が入っても、誰とでも仕事がしやすい組織」です。
最初は少し違和感を覚える方もいるかもしれませんが、それは変化している証拠です。まずは今日のSlackメッセージや会議での一言から、少しずつ意識してみてください。全員で取り組むことで、より働きやすい組織をつくっていきましょう。