「搾取」とは元々、動物の乳や草木、果実の汁などを文字通り「搾り取る」ことです。転じて「中間搾取」「やりがい搾取」などの慣用的な例に見られるように、搾取とは
・他人に帰属すべき権利や利得を不正に侵害したり取得すること
・優越的立場を濫用し他人を使役して不当な利益を得ること
・労働者を必要労働時間以上に働かせそこから発生する剰余労働の生産物を無償で取得すること
とされ、他人を自分本位に又は非倫理的に利用することを言います
なんだか「ブラック」に直結しそうなこの搾取ですが、冷静または厳しく見た場合「される側にも責任がある」「搾取されるのは情弱」というべきか「考える力があればそうならずに済む」と論じられることもあります
そしてまた、これは必ずしも、社員や労働者側ばかりが「される」話でもなく、会社側が社員に搾取されるケースもあるわけで。どんな社員が会社からどう搾取するかいうと、例えば ...
・できない理由ばかりを並べ、会社からの依頼に協力しない
・結果を出すことなく、頑張ったんだから評価しろと要求する
・定型業務を続けているだけにも関わらず、当然のように年次昇給を要求する
・どんな業務にアサインしても必ずといっていいほどメリハリ無く残業にばかりいそしむ
・福利厚生は会社の義務だと信じて疑わない
・体調不良を盾に業務を投げ出し、申し送りも引き継ぎもなく会社を急に休むまたは辞める
総じて義務を果たさず権利の主張ばかりする社員、お給料分の対価を会社側へ提供しようとしない社員がこれに該当します。昔ながらの品のない、俗な言い方で「給料どろぼう」というやつです
弊社にはこうしたタイプの社員は1人も居ませんが、けだし、こうしたタイプの人間が過ごしやすい世の中になってきた気がするのは私だけでしょうか