※この記事はDrumRole公式が投稿したnote記事の一部を抜粋して掲載したものです。
紙の書類が飛び交い、FAXが現役。そんな「昭和」なイメージが強い町工場に、ITの力で「DX」の風を吹き込ませます。
株式会社DrumRole(ドラムロール)は 「製造業をドラムロールする」というミッションを掲げ、町工場向けの生産管理システム「DrumRole」を提供するスタートアップです。
直近、GazelleCapitalやANOBAKAから4,000万円の資金調達を実施し、今後の成長を期待いただいております。
今回は代表の松本隆太郎に社名に込めた思いや製造業の未来についてインタビューを行いました。
早稲田大学院卒。卒業後は楽天グループ株式会社へ就職しtoC,toB向けのサービス開発をPLとして牽引。その後、株式会社DrumRoleを創業。
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株式会社DrumRole 代表取締役CEO・松本隆太郎
DrumRoleという社名の由来
――DrumRole(ドラムロール)という社名の由来も伺ってよいでしょうか?
ドラムロールは式典などでよく聞くあのドラムロールから取っています。
あれを聞くと観客はすごくワクワクしますよね。「この後どういう発表があるのかな」と。ものづくりも非常に面白いことだと思っていて、何ができるのか、どう動くのかというワクワク感があります。
私たちはソフトウェア企業なので直接モノは作れませんが、ものづくりの現場のワクワクを生み出す現場をサポートすることはできる。ドラムロールって、その後にある主役を引き立てる役割がありますよね。製造業にとってのそういうドラムロールの役割になりたいという思いから、この社名をつけました。
ミッションも「製造業をドラムロールしよう」を掲げています。製造業を盛り上げていきたいという思いからです。
知恵を絞りきることを大事に
――DrumRole社ではどのような価値観や文化を大切にされていますか?
まず挑戦することを非常に重視しています。
結果がどうであれ、まず挑戦したこと自体を褒め合う文化です。起業してみて感じたのは、外野からは「やっても無駄じゃないか」という声が多いこと。でも自分で考えて、飛び込んでみて、やってみるという行為自体が尊いと私たちは思っているので、それを称え合いたいですね。
また、知恵を絞り切ることも大事にしています。
「とりあえずトライしよう」という思考停止に陥ることなく、網羅的に調べ、選択肢を全て考え、それぞれに対しての理解があるか。考えれば必ずわかることはあるはずなので、それを潰し切った状態でアクションに移せているかというところを重視しています。
お客様のために本当になっているのかというのも、よく議題に上がりますね。私たちが持っている情報で何かお客様のためになるものを提示できないか、そういうことをかなり大事にしています。
――現状の開発の進め方はどのような感じですか?
ロードマップを引いてそれに対して機能開発を進めつつも、お客様からの要望も実装しています。最近はAIの活用にも積極的で、これからの開発にどんどん取り入れていきたいと考えています。
上場も見据え、伸びているマーケットで戦う
――製造業のマーケットをどのように見ていますか?
事業所数という観点では縮小していますが、人材がかなり減っているため、効率化市場という意味ではめちゃめちゃ伸びています。
今後、うちのシステムを含め、製造業向けのDXサービスのニーズはどんどん上がっていくだろうと読んでいます。
2年以内に100件以上の導入を目指しており、長期的には2031年頃の上場も視野に入れています。ものづくりに関わる面倒くさいことを一つ一つ私たちが取っ払い、現場の方々がワクワクを生み出すところにフォーカスできるような環境を作っていきたいですね。
具体的には、今後もサービスを拡充していく予定です。現在の生産管理システムを軸にしながら、製造業が抱える様々な課題を解決するサービスを作っていきたいと考えています。
自分にない考え方を持っている人にジョインしてほしい
――DrumRoleで働く魅力は何だと思いますか?
魅力かはわかりませんが、まずエンジニアCEOという点は特徴的だと思います。また、まだ小規模なチームなので、1人目のエンジニアメンバーとして参画することの裁量権は非常に大きいです。技術選定も自由に提案でき、良いものは取り入れていきたいと思っています。
製品開発の観点では、まだまだ作らなければならないものが大量にあるので、大きな影響力を持って開発に携われる点も魅力だと思います。
現場に足を運ぶことを大切にしているので、自分たちの作ったものが実際にどう使われているのかを実感できるのも良い点ですね。
――松本さんはどのような方と一緒に働きたいですか?
いろんな考え方をする人が来てほしいですね。
私と共同創業者の牛尾は考え方が真逆なんですよ。それが助かった部分がたくさんあって、自分にない考え方を持っている人がいると新しい視点が生まれます。多様性のあるチームを作っていきたいですね。
また、製造業という現場に足を運ぶことに前向きな人が合っているでしょうね。手触り感というか、自分たちのやっていることの誰がどういう形で使っていて、その人たちがどういう顔になるのかというところを大事にしたいです。
――技術面ではどのようなスキルや経験を求めていますか?
現在特に募集しているのは、バックエンド寄りのエンジニアです。
B2B SaaSでの開発経験がある方が理想です。今後我々がぶつかるであろうシステム的・ソフト的な課題に対して、すでに知恵を持っている方を求めています。
言語はTypeScriptを使っていますが、そこはそれほど高いハードルではないと思います。むしろ、不動産や建設、小売りなどのレガシー業界でのB2B向けの経験がある方だと特にありがたいですね。そういった経験がある方は、これから直面するであろう課題をすでに知っているからです。
――最後に、これから製造業のDXに挑戦したい方へメッセージをお願いします。
製造業は日本のものづくりを支える重要な産業ですが、IT化の遅れが課題になっています。
そこに新しい風を吹き込み、現場の方々が本来やりたいこと、ワクワクすることに集中できる環境を作ることで、日本の製造業全体の生産性を上げていきたいと考えています。
私たちと一緒に、製造業の未来を変える挑戦をしませんか?皆さんの持っている知見や経験が、必ず活きる場所があります。ドラムロールのように、日本のものづくりを盛り上げていく、そんな仲間をお待ちしています!
DrumRoleで一緒に働きましょう
このストーリーを読んでいただいて、少しでもDrumRole社に関心をお持ちいただけた方、先ずはライトにカジュアル面談という形でお話しできれば嬉しいです。
ご覧いただき、ありがとうございました!