【しがない建築学生のインターン備忘録②】 | 株式会社 ビーライトグループ
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何か新しいことに挑戦してみたい。
そう思ったのがキッカケだった。自分の将来を漠然と考え始めていた大学3年の春休み。私の通う大学の長期休みはとても長いことで有名で、春休みは1月後半から3月いっぱいまである。春休みが始まってから既に1か月が経過した今、私は残りの春休みをどう過ごそうかと考えていた。大学では建築を専攻しており、課題に忙殺される三年間を送っていたが、それも今では遠い過去のように思えてくる。バイトもまばらで、友達と遊ぶ日以外は家でYouTubeを見たり映画を鑑賞したりと、時間がただ過ぎるのを待っているような、非常に無気力な生活を送っていた。
このまま残りの春休みもだらだらと過ごしてしまって良いのだろうか。ぼんやりと思いにふけっていた時、何か生活に張りが出るような新しいことに挑戦してみたいと考えた。私はやると決めたら、良くも悪くも行動が先に出る性分で、気が付けば長期インターンの募集ページを開いていた。正直仕事は何でも良かった。家からの近さと、週2日程度で働ける会社を探していたら、今働いている会社、ビーライトが目に留まった。業種は、施工管理。大学の専攻は建築なため、建築に関わる仕事をしてみたいとも考えていたので、自分にとってはとても好条件であり(今思えば実になめた態度である)、私は応募することを即決した。
その後はトントン拍子に面接日程が決まり、対面での面接、そしてSPI試験などを受けて、実際にインターン生として働かせてもらえることとなった。出勤日の初日に、インターンの面接や連絡のやり取りなどを担当してくださった人事のIさんが、弊社(以下ビーライトとも称す)について、様々なことを教えて下さった。私はそこで初めてビーライトがどのような仕事をしているのか、どんな人が働いているのか、会社が今までどのような軌跡を歩んできたのか知ることとなった。本社を名古屋に構えるビーライトは今年で26年目を迎え、主として電気の施工管理業を行い、不動産建設や医療など様々な事業を展開している。私の働く東京支社は相撲の歴史が根付く下町感の残る両国駅に位置する。会社は家から電車で5駅ほどと近かったが、あまり足を踏み入れたことのない街であったため、これから毎週通うことを想像すると、なんだか胸が弾んだ。
Iさんからの会社説明が終わり、その後は女性社員であるTさんに、施工管理業務の一番重要な仕事とも言える電気設計図面の作成方法を教えていただいた。図面はCAD(※1)を用いて作成するのだが、ビーライトではJWW―CAD(※2)を採用している。大学の授業でCADやモデリングソフト(※3)を使ってきてはいたものの、そこまでしっかりと使いこなせていなかったので、一から学ぼうと決意を新たにした。
昼食は、会社の皆さんと一緒に近くの飲食店へ行き、手厚い歓迎を受けた。まだ学生で、右も左もわからないぽっと出の私のことを、温かく迎えて下さった社員の皆さんを見て、会社の雰囲気は感じが良く順風であることを悟った。また、社員さん達の仕事中の図面を操作する真剣な眼差しは、私が思い描いていた将来の自分そのものだった。私はそんな向上心に溢れる彼らの姿を見て、次第に自分が少しでも役に立ち、会社に貢献したいと思うようになった。
現在働き始めてから早1か月が過ぎようとしている。週2回とはいうものの、毎回の業務で覚えることは膨大だ。毎日新しく何かを学んで、吸収し、疲れ切って帰る。しかしその疲れは、充実感に満ちた心地良い疲れなのだ。ぼーっと過ごしていた春休みに感じていた、やり場のない倦怠感とはまるで対照的である。週7日の内のたかが2日、しかしされど2日なのである。私はこのインターンの2日間を会社や自分の未来に有意義に働くように、目的を持って豊かな時間を過ごしていきたいと思う。
(※1) コンピューター上で設計や製図を行うツール。
(※2) 二次元汎用CADで、インターネット上において簡単に無料で取得できるフリーソフトウェア。
(※3) コンピューター上で、立体的なオブジェクトを作成、編集、分析するためのツール。
【しがない建築学生のインターン備忘録 ②, ③】はこちら!
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