『湯坊いちらくの原点”月駒”が復活します。』
湯坊いちらくの一角に、長年一般に公開されていなかった築百年をこえる木造蔵造りの建造物『月駒』がございます。
そもそも『湯坊いちらく』が開業したのは、戦後の騒乱期に当たる昭和28年4月のこと。今年111周年を迎えた天童温泉ですが、月駒は、それよりもずっと以前、開湯当初からこの地にあった旧・二見館という温泉旅館の客室として使われていました。
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時は経て戦後、程なくして山形にも連合国の進駐軍(GHQ)が介入。二見館は、現在の陸上自衛隊東根駐屯地に駐留していた進駐軍に接収され、米兵たちが仕事終わりにリフレッシュするコミュニティスペースとして利用されることとなりました。
当時、月駒には隣接する石造りの温泉プールがあり、プールサイドでは夜な夜な米兵たちがビール片手にJAZZやダンスを楽しんだとか。
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進駐軍による接収から3年後の昭和28年のこと、湯坊いちらくの創業者・佐藤作兵衛がこの月駒を買収し、温泉旅館を始めました。これが湯坊いちらくの始まりです。
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そしてこの夏。70余年の歳月を経て、湯坊いちらくの原点「月駒」は、「TSUKIKOMA」として皆様にお披露目させていただく運びとなりました。
詳細は、続編にて改めてご連絡させていただきます。
長い歴史を持つ月駒は、今も昔も、祖語と終わりに”ビール”と”JAZZ”が楽しめる、素敵な空間となり続けることでしょう。