契約管理という仕事は、目立たないけれど確かな責任とやりがいがある役割です。
前編では、玻名城さんのこれまでのキャリアや、パートナーズCMDとしての働き方をお届けしました。
後編では、現場でのエピソードを通して、CMDだからこそ感じられる手応えや難しさ、
そして「どんな人がこの仕事に向いているのか」というリアルな本音に迫ります。
小さな確認や調整を地道に積み重ねるからこそ、誰かの“安心”をつくれる。
お客様の想いを引き出す人がいて、その想いを形にして最後までつなぐ人がいる。
CMDは、そんな“想いを最後までつなぐ役割”を担っています。
そんなCMDという仕事の奥深さをお届けします。
CMDだからこそ感じる成長と面白さ
ーーCMDとして、どのような力が必要だと感じますか?
何より大切なのは、人と話すことに抵抗がないことです。
契約業務は書類だけで完結する仕事ではなく、さまざまな立場の方とやり取りをして進める仕事なので、誰とでも臆せずコミュニケーションできる柔軟さは必要だと思います。
最近はテクノロジーの活用が進んでいるので、「テクノロジーをどう活かして業務をより良くするか」という視点も欠かせません。
属人的だった部分を効率化して、人にしかできない部分により時間を使えるようにする。
だからこそ、目の前の作業だけにとらわれず、「もっとこうすれば良くなるのでは」と現場目線・お客様目線で改善を考え、声に出せる人がこれからは求められると思います。
パートナーズ全体としても、業務改善をどんどん進めていこうという風土が強まっています。
もともとのフローを理解した上で「もっと良くできるかもしれない」と素直に提案できる姿勢は、これからのCMDにとってとても大切だと感じています。
――CMDの仕事の中で、どんなときに手応えや成長を感じますか?
CMDの仕事は、一言でいうと「小さなことをおろそかにしない人が一番輝ける仕事」だと思っています。
もともと私は細かいことに気づいたり気を配ったりするのは得意だと思っていましたが、いざ現場で全体の進捗を預かる立場になると、「まだまだ気づけていないことがたくさんあった」と思い知らされました。
契約業務では、社内外の多くの人が関わるからこそ、書類一枚のズレや何気ない一言の行き違いが大きなトラブルになることもあります。
だからこそ、表面的な進捗管理だけでなく、相手の言葉の裏側や温度感、ちょっとした違和感をキャッチして先回りする力が求められます。
営業時代は自分がどんどん前に出て引っ張ることが仕事でしたが、CMDになってからは“自分主体で進める”だけではなく、“相手がどう感じるかを想像して動く”ことが大切になりました。
そのおかげで、自分の気配りや想像力の幅が何倍にも広がったと感じています。
「自分の気配りのおかげで全体が滞りなく進んだな」と思えたときに、CMDとしての一番の手応えを感じます。
ーー一方で、難しさを感じるのはどんなところですか?
やはり、調整や交渉は簡単ではないです。
関わる相手の立場はそれぞれ異なり、誰かの要望をそのまま受け入れると、別の誰かに負担がかかってしまうこともあります。
だからこそ「ここは譲れない」「でもこうすればお互いにとってベストになる」と納得してもらえるように伝える力が大事だと思います。
正直、私はもともと交渉ごとは得意ではありませんでした。
でも多くの人とやり取りを重ねる中で、「断ること」「調整すること」は相手を困らせるのではなく、お互いに安心して進めるために必要なことだと捉えられるようになりました。
そう思えるようになったのは、パートナーズが“誰かの言いなりではなく、責任を持って最善を考える”という文化を大切にしているからだと思います。
――ルーティンに見えるCMDの仕事の中で、どんなところに面白さを感じていますか?
確かに契約業務は一定のルーティンも多いですし、「半年もあれば大体の流れは掴めるな」と思ったこともありました。
でも実際には、同じことをしているように見えて「もっと改善できるところがある」「こうしたら関わる人が楽になるかも」と気づくことが本当に多いんです。
現場で「こうした方がいい」と気づいたことを声に出せば、「じゃあやってみよう」と任せてもらえる文化があるのも大きいです。
支社の立ち上げや新しいフロー作りを任せてもらえたことは、若手の自分にとって大きな経験でした。
目の前の小さな違和感に気づいて改善していくことで、「自分が関わったことで誰かが安心して進められることが増えていく」のが、私にとってはこの仕事を長く続けたいと思える一番の面白さです。
CMDを目指す人へのメッセージ
CMDの仕事は、どこまでいっても“誰かの想いをつなぐ役割”だと思っています。
営業が築いてくれた信頼や、売主様が大きなお金を動かす決断を、最後までトラブルなく形にして届ける。
その一連の流れを、誰よりも責任を持って引き受けられるかどうかが、CMDとして一番大切な部分です。
だからこそ、コミュニケーションを取る力や、相手を思いやる視点は欠かせません。
ただ相手に合わせるだけではなく、時には言うべきことをきちんと伝えて調整する自己主張も必要です。
そして何より、誰かの大切な契約に関わるからには、最後までやり切る責任感を持てる人であってほしいと思います。
CMDの仕事は派手さはないかもしれませんが、小さな確認や調整、気配りを何百回と積み重ねることでトラブルを防ぎ、無事に決済を迎えられる。
この“当たり前”を守り続けることにこそ大きな価値があります。
私自身、この積み重ねを評価していただき、MVPをいただくことができました。
「目立つ成果を一発で出す」という形ではなくても、日々の誠実な仕事が必ず誰かに届いているんだと実感できた出来事でした。
だからこそ、「自分には目立つ営業力はなくても、細かいことを投げ出さずにやり切れる」
「誰かの想いを形にして届ける責任を果たしたい」そう思える人にとって、CMDは大きなやりがいになると思います。
私は、真面目に、素直に物事に向き合える仲間と一緒に、もっと良いやり方を考えながら、誰もが安心して任せられる仕組みを作っていきたいです。
ぜひ自分の気配りや責任感を強みに、一緒に“安心して任せられるチーム”を作っていきましょう。