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野口寛士 (代表取締役)
1991 年生まれ。関西学院大学 商学部卒。大学在学中、映画「ソーシャルネットワーク」に感銘を受け、Twitterでエンジニアを募集しアプリ開発のチームを立ち上げ、アプリ開発を始める。チームメンバーと米シリコンバレーを訪問。現地で日本オラクルや日本セールスフォースを立ち上げたベンチャーキャピタルに出会い、交渉の末彼らのオフィスの一画で1ヶ月間のテント生活をしながら、アプリのプレゼンと開発をで行う。その後日米を含む投資家から 1.2億円の投資を受け学生起業、日本と米国を中心に活動。2018 年 3 月同社退任、2018年5 月株式会 社スペースエンジン(現orosy株式会社)を設立し、D2B ブランド専門の卸・仕入サービス「orosy」を運営。
Q. orosy創業のきっかけは?
創業しようと思ったきっかけは大きく2つあります。1つ目は、アメリカでの経験が大きかったです。学生時代にシリコンバレーに1ヵ月滞在したときに、ウォルマートなどのアメリカの大きな小売店の中に、クラフト商品や新しいブランドの商品がたくさん置いてあって、すごく楽しかったんです。大企業の画一的な商品が並んでいるのではなくて、たくさんの種類の商品が並んでいて、日本ではあまり見られない光景だったので衝撃を受けました。他にもアメリカではクラフトビールの市場が大きく、週末になれば、ファーマーズマーケットという作り手から直接野菜やジャムを買ったりという「作り手を大事にする文化」が根付いていると実感しました。当時日本ではそういう光景がほとんどなかったので、そこが1つのきっかけになりました。
2つ目は、妻の実家がおもちゃ屋さんを経営しており、小売に興味を持ったことです。まだコロナ前でECが今ほど普及していなくて、小売店も様々な問題があったので、この業界で私も何か役に立てないだろうかと思い、この会社を立ち上げようと思いました。
Q. 大切にしている指針は?
「大勢と同じ土俵は外す」ということは意識しています。これは自分の人生全般に言えることですが、例えば私が高校受験の時、当時私は埼玉に住んでいたのですが、親の転勤で大阪の高校を受験することになりました。中学内では「誰がどこの高校に行くんだ」という話や仲間同士での意識などがありましたが、大阪へ受験する自分だけはポジションが違い、差別化となり、そこから抜け出せたのが居心地が良かったのだと思います。それと似たようなことが大学時代、就活でも起こりました。同級生が就活してるときに自分だけアプリを作っていてなんか起業っぽいことをしている。そのときに、人と違うほうが自由に生きられて好きだなと思い。恐らく仕事でも自然と「大勢とは土俵を外す」、「ファーストペンギンでとにかく一番にやってみる」などの行動をしている、大切にしていると思います。
Q. 野口さんの仕事観を教えてください
大切にしているのは、「目的を達成する手段は無限にある」ということです。
昔どこかで聞いた話ですが「有名なクラブに入るのに、①ちゃんと並んで入る②コネやお金で入る③起業家は窓を割って入る」という話を聞いて、自分はまさに「窓から割って入るタイプ」だなとしっくりきました。
「クラブに入る」という目的は1つでもその入り方(手段)はたくさんあります。但し無数にある手段のうち、どの手段で入れるか正解は分かりません。そのため達成できる方法をたくさん試す必要があります、たくさん試すにはスピードを早くする必要もあります、この一連の流れで仕事をすることが好きです。
Q. 今後どのようなorosyにしていきたいか
アメリカに競合が1社、フランスに競合が1社、台湾に競合が1社、世界中にちょうど競合が出てきているタイミングなので、 その競合と戦い「アジアのチャンピンは orosy だ」という地位にたどり着きたいです。そうやって認知されることで、より投資・人材・ユーザーを引き付け、orosyが世界中に広がるプラットフォームになると思っています。
今、日本のメーカーさんや日本の商品を海外のバイヤーに販売も始めていて、アメリカやヨーロッパから多くご注文もいただいています。それを世界中に拡大し、世界中の店舗に商品をお届けできればと思ってます。海外の店舗が買ってくれるということは、その店舗のオーナーさんが「この素晴らしい日本の商品を店頭で、地元の人にも進めたい!」と思って下さっていることであり、とても素敵なことだなと思います。
Q. orosyを通じてメンバーにどんなことを経験してほしいですか?
今は会社の創世期というフェーズで、サービスだけではなく会社自体も一緒に作っていくような段階です。「こうしなければいけない」、「 これは やっちゃダメだ」というものはありません。 むしろ「これを実現するためにこういうことが必要」とか「目的が実現されるためにどういう会社にすべきだ」とか「みんながよりパフォーマンス できるためにこんな制度が必要」というのを話し、orosyが世界に進出できる会社を一緒に作りたいなと思っています。
Q. 休日の過ごし方・趣味は?
休みの日は、最近ムエタイを始めたので(ボクシングジムだと思って行ったらムエタイジムでした笑)それや、英語の勉強を2年くらい続けています。学生の頃にシリコンバレーに行きましたが、英語がほとんど喋れない状態で行っていたので、英語はまだまだ勉強中です。アニメや映画も好きで、ガンプラを作ったりもします。
Q. 最後に今後どんな方と一緒に働きたいですか?
働くことや指針などは、学生起業時代に支援してくださった方々の影響をとても受けていると思います。
2つあり、1つは今後人生において新しいチャレンジをする際に、お互いに呼べる「もう1回働こう」となれる関係値を作って行きたいです。これは1社目の共同創業者が、前職の部下を3人自分の新しいプロジェクトに呼んだ姿、その関係性に感銘を受けました。
2つ目は、エンジェル投資家の初代オラクルジャパン代表Allen Minerさんから、オラクルジャパンの上場で億万長者が100名近く誕生した話、一丸となって何か成し遂げたら、みんなでそれを分かち合う価値や意味を聞き、その光景に憧れています。
そのような未来を目指し、アイデアとスピード感を持って、世界戦に臨んで下さる方と一緒に挑戦できればと思います。