こんにちは!KURO HOLDINGSの採用担当です。
2024年11月で5期目を迎えたKURO HOLDINGS。これまで順調に成長を続けてきた弊社ですが、改めてどのような経緯で設立され、どのように組織を作ってきたのでしょうか。
今回は、代表取締役をつとめる永山さんに、事業にかける思いや大事にしている価値観などを聞いてみました!
ひとつのマーケティング技術で解決できる領域には限界がある
ー まずは会社について教えてください!
ひと言で表すと、マーケティングコンサルティングカンパニーです。
企業のサービスや事業そのもの、あるいは組織をマーケティングによって解決・支援しています。マーケティング自体が、顧客ニーズを捉えて収益化する行為全般を指しますので、支援先の業界は問わず守備範囲が広いです。
またこのマーケティング技術を全ての中心に据えており、そこから派生する新規事業にも取り組んでいて、現在はDtoC事業(インテリアセレクトショップ『territory』)にも力を入れています。
ー そもそも、なぜKURO HOLDINGSを立ち上げたのですか?
元々、広告代理業を7年ほど経験してきました。その中で、確かに収益改善や集客改善はたくさんしてきました。しかし、サービスや事業、あるいは組織に対して中長期的に資産性の高い成果が還元できないことにとてもストレスを感じていました。
すごく簡単に言えば、広告以外の方法にも手を出せばもっと改善できるのにー!と、1万回くらいは思った経験があります。それがきっかけで総合的なデジタルマーケティング技術を有した会社を立ち上げようと思いました。
幅広いマーケティング技術を持つようになると、今までストレスに感じていた改善の余地がある領域まで全てに介在でき、サービスや事業の本質的な課題にまでアプローチできるようになりました。もちろん全て社内で完結できる組織環境を構築しています。
大事なことは成果を残すことと、常にベストなビジネスプロセスを模索していること
ー 今はどのような課題に対してマーケティング技術を活用していますか?
マーケティングという守備範囲の広いソリューションの中でも、弊社はいくつかの軸に絞って課題を解決しています。
まずは主に収益課題です。あらゆる企業からの需要が高く、成果が直接的なうえに即効性が求められる課題です。早期に結果を返すために、インターネット広告やコンテンツマーケティング、システムのUX改善や顧客の接触点となるデザイン関連(バナー・LP・アイコンなど)などでの改善がメインとなっています。創業以来この領域に精通している人材が多かったため、ここの技術研磨と領域拡張には積極的に取り組んでいます。
次に出てくるのが組織課題です。この論点は、どちらかというと収益・集客の改善はするものの、その改善施策を運営するための「体系化された体制や方法の構築」を改善します。再現性が低い改善施策ではなく、常に一定のフィードバックループがなされる状態を目指していて、レポーティング環境構築や分析プロセス構築とその運用、必要な技術研修、会議体設計やファシリテーションなどで改善します。
これは長期視点かつ組織的なソリューションなので、単に技術を持っているだけでは解決できず、それをどう仕組化するのか、どうレビューするのか、どう意思決定するのかなどの事業設計戦略に深く関わります。この観点が、弊社が他社よりアドバンテージできるひとつの要因となっています。
ー なぜこれほど多くの課題改善が実現できているんですか?
マーケティングをソリューションとしている会社はとてもたくさんあります。その中で、我々が一番大事にしている組織的な価値は「DSO」という戦略思考と、「たくさん考える」と言う行為の2点です。
ー 「DSO」とは何ですか?
「DSO」とは「Design(設計)/Strategy(戦略)/Operation(運用)」の頭文字をとった弊社オリジナルの戦略思考です。どんな小さな仕事でも、目的の設計と、それを今ある資源でどのように到達させるかの戦略、そしてどんな組織で実務に落としていくかの運用という構造に分かれています。この全体性を常々考えながら仕事を推進することが組織のベーシックであり大事にしているポイントです。
ちょっと想像してみてほしいのですが、実務は作業化し、作業はこなすものであるという位置付けに変わり、うまくこなすためにどう効率化するか、みたいな思考で日々仕事に取り組んでいるという経験はありませんか?
その結果、「なんのためにこの業務を行っているのだろう」という疑問だけが残る日々を過ごしている人をたくさんみてきました。弊社では、そもそも組織を組成して全員でプロジェクトに取り組んでいる“意味”をすごく大事にしています。最終的に個人ごとに細かくタスク化されることは結果的に当たり前ですが、その手前で、組織全体が目線を合わせお互いが目的に対してどの戦略で取り組んでいるのかを共通認識している状態を徹底しています。これが弊社の戦略思考であり、組織の共通言語として大事にしていることです。
ー もうひとつの「たくさん考える」とはどういうことですか?
「たくさん考える」とは要するに「答えをたくさん出してみる」ということで、社内の全員が習慣化しています。前述のとおり、従業員を「作業者」とは考えたことがありません。弊社の従業員に対しては常々、何を価値として創出するかに期待してお願いしています。
なので、たくさんある課題と事実データ、そして経験や周りの意見を踏まえながら、「こうしたほうが良いのでは」「この方法が良いのでは」をとにかくたくさん考えることを徹底しています。もちろん上司の適切なレビューはありますが、少なくとも自分の見える範囲から考えるという行為を徹底することで、少しずつ市場価値を高めていけるような人材育成を心がけています。
選択は答え選び、意思決定は答えづくり
ー 次はKURO HOLDINGSの組織文化について教えてください!
先ほどの「たくさん考える」に近い話ですが、裁量がものすごく大きい点が特徴です。裁量が大きいと主張する会社はたくさんあると思いますが、感覚的にその二倍は大きいですw
ただこれは、単に仕事を放り投げているわけではありません!!成長環境として意図的に裁量を大きくしています。
ー なぜそこまで裁量の大きさにこだわるのですか?
僕らが行っているマーケティングの仕事は「答え選びの仕事」ではなく「答えづくりの仕事」だからです。選択肢AかBかを論理的根拠を持って選び決める。みたいな仕事であれば、もう少し楽に仕事ができるなと思うことが多々ありますが、そんなことはなく、そもそも選択肢AとBをつくるところから仕事が始まります。前例の存在する事例を参照して改善案を考えることはもちろんありますが、過去の成功事例が未来永劫に続くわけではなく、時代や人が変わればベストプラクティスも変わり続けます。
冒頭で、マーケティングの定義を「顧客ニーズを捉えて収益化する行為」と記載しましたがまさしくここのことを言っていて、ニーズは絶えず変化します。ですから、答えは常につくるものが僕らのマーケティングです。広告だろうとデザインだろうとシステム開発だろうと、組織コンサルだろうと事業戦略コンサルだろうと、どのアプローチでもこれは共通して言えます。
ちなみに裁量が大きいって、ほんとーに大変です(しんどいですw)。
原点は人であり、「ひと」から始まる人や社会の未来づくり
ー KURO HOLDINGSの経営理念を教えてください!
ひとからはじまる人や社会の未来づくり。これが弊社の理念です。
ここまで技術的な話と組織的な話をしてきましたが、その上段に存在する共通理念がこれです。僕は、我々を含めた「ひと」が現代社会を創造してきたという事実をすごく美しいものだと思っています。昨今ではテクノロジーの進化により技術が表に強調されるケースが多くなりましたが、根源は全て「ひと」の力です。
そしてその「ひと」には自分自身も含まれます。つまり誰もが小さな社会を作っているということであり、それを実感を持って働くことがとても魅力的なことだと考えています。これを組織で実現し、社会に意義のある成果を残していくことが、僕の目指している思想です。
言い換えると、何者でもなかった自分たちが高い技術力と思考力を有して人や社会の未来をつくっていくことが、マーケティングの意義的なゴールだと考えています。
ー 「ひと」とは何なのか、もう少し具体的に教えてください
理念を実現するうえで、常々考えなくてはならないことが、3つの「ひと」です。
・1つ目は社会のひと(または社会の声)
この声を聞くことで課題や需要が見え、ソリューション提供のスタートラインに立ちます。
・2つ目は弊社のひと(KURO HOLDINGSの従業員)
聞いた声から課題や需要の本質を考え抜き、サービスをプロトタイプすることです。
・3つ目は利用するひと(再び社会へ)
サービスや解決策をデリバリーして実際に利用していただく。
この3つの「ひと」循環がマーケティングサイクルであり、全てにおいて「ひと」からはじまっています。そしてこの思想を現実のものにするために、経済的・組織的にも成果を証明しなくてはいけないので、これからも大いなる挑戦だと思って走り続けます!
1+1=3になる組織へ
ー 最後に、これから入社される方にどんな事を期待していますか?
大きく言えば、弊社の理念や考え方に共感できたうえでマーケティング技術を磨いていきたい人にきていただきたいです!専門分野によってやや求める人物像は変わりますが、究極的にはスキルよりも考え方への共感を重視しています。(スキルもあったら嬉しいですよw)
誰と成すか、どこで成すか、何を成すか。にこだわりや共感が持てる方はぜひ一度お話を聴きにきてください!