2025年3月末で、私は税理士法人を卒業しました。この節目に、自分自身の想いをnoteに綴っています。
よろしければ、お時間のあるときにご覧いただけると幸いです。
※あわせて、アーリークロス創業期についてはこちらの記事もご参照ください:
「創業メンバーが語る、アーリークロスの原点とこれからの挑戦」
税理士法人では、クラウド会計や財務支援を通じて、中小企業の経営インフラを支える取り組みを続けてきました。
そして、株式会社アーリークロスでは企業型DCの導入支援に取り組んでいます。
いずれの領域も、「中小企業を強くする」という軸で、取り組んできた事業です。
社会にとって必要な制度を、信頼あるかたちで届けていく。
企業型DCの導入支援を通じて社会インフラをつくるため、上場という道を選ぶのも、その一環です。
これから、アーリークロスは“王道”を進みます。
社会インフラとしての企業型DC
私たちは、企業型DCを単なる制度とは捉えていません。
働く人が未来に希望を持てるようにするための“インフラ”だと考えています。
制度の設計だけでなく、金融教育まで含めて支援することで、
一人ひとりが「みらいのお金をデザインできる」状態を目指しています。
制度と教育の両面から支えていく、この考え方が、私たちの取り組む社会課題への向き合い方です。
上場は目的ではなく手段
この未来を本気で進めるには、会社としての信頼性や透明性も欠かせません。
だからこそ、私たちはまず一歩として、「福岡プロマーケット」への上場を目指しています。
これは目的ではなく、通過点です。
企業型DCという制度を、本当に社会のインフラにしていくには、
制度だけじゃなく、それを届ける側にも信頼が必要です。
だから、上場という選択をとることにしました。
上場すれば、会社の中身がオープンになります。
財務も、組織も、ちゃんと見える状態になる。
それは、お客様にとっても、パートナー企業にとっても、大きな安心につながると思っています。
企業型DCは、制度としてはまだ広く浸透しているとは言えず、理解もばらつきがあります。
僕たちが上場することで、「そんな制度があるんだ」と知ってもらうきっかけになる。
それが、この制度をもっと広めていく後押しになるんじゃないかと考えています。
パートナー様にとっても、私たちの取り組みがより伝わりやすくなると感じています。
紹介しやすくなるし、「信用できる会社ですね」と言っていただける場面も増えると考えています。
私たちが信用を積み重ねることで、関わってくださっている皆さまの動きやすさにもつながっていく。
それが、私たちにできるひとつの恩返しだと思っています。
社会的な責任を果たしながら、
企業型DCという仕組みを、働く人たちの“未来の選択肢”として広げていく。
そのために、上場という手段を選びました。
銅鑼も鐘も鳴らす
東京証券取引所では鐘を、福岡証券取引所では銅鑼(どら)を鳴らすことが通例です。
私たちは、まず福岡でその銅鑼を打ち鳴らすことから始めます。
福岡で生まれた会社として、福岡にしっかり根を張り、地元の信頼を築いたうえで、次のフェーズへと進んでいく。その先に広がる、より大きな市場も視野に入れています。
未来に対して、確かな仕組みと選択肢を届けられる会社でありたい。
その想いを胸に、これからもアーリークロスは歩みを加速させ、成長を続けていきます。