経理一筋20年。誰もが知る大手企業でキャリアを積んできたT.Y.さんが、40代という節目で選んだのは、スタートアップや多種多様な企業のバックオフィスを支える「GEN」でした。
「自分の経験は、もう外では通用しないのではないか?」そんな不安を抱えながら飛び込んだ新天地で見つけた、BPOならではの面白さと、プロとしての新しい生き方について話を伺いました。
目次
1.安心感からダイナミズムへ
ー事業会社の経理からBPOへ。一番の違いはどこにありますか?
2.「エンタメ」と「医療」。両極端な現場を支えることで見えた景色
ー半年で複数のクライアントを担当して、視界はどう変わりましたか?
3.「40代、経理一筋」は賞味期限切れ? 飛び込んで消えた不安
ー正直、新しい環境への不安はありませんでしたか?
4. 「自分の正解」を捨てる。失敗から学んだBPOの難しさ
ー順調なことばかりではなかったと思います。壁にぶつかった経験は?
5. 責任ある仕事の傍らで。スマホ一台で見つける「心の余白」
ー多忙な毎日だと思いますが、最近のリフレッシュ方法は?
1.安心感からダイナミズムへ
ー事業会社の経理からBPOへ。一番の違いはどこにありますか?
これまでの仕事は「家族の家計をしっかり守る」ような安心感がありました。
対して今のBPOは、いろんな街を渡り歩き、その街に最適なインフラを整備していくようなダイナミズムがあります。そこが面白いですね。
特に驚いたのは、私が20年やってきて当たり前だと思っていた知識が、クライアントにとっては感動に変わる瞬間があること。
行き詰まっている現場に「この型で整理すればスッキリしますよ」と提示しただけで、「えっ、そんなに簡単に解決するの!?」と驚かれるんです。
自分のスキルで、目の前の企業の悩みを一瞬で解決できる。一社にいた頃には味わえなかった快感です!
2.「エンタメ」と「医療」。両極端な現場を支えることで見えた景色
ー半年で複数のクライアントを担当して、視界はどう変わりましたか?
「点」が「立体」になった感覚です。
例えば、爆発的なスピードで動く「最先端のエンタメ企業」と、一分一秒を争う「救急病院」を同時に支えたりします。
エンタメの現場では、次々生まれるビジネスにどう会計を当てはめるかという「攻め」の対応力が求められ、医療現場では、厳格なコスト管理という「守り」の強さが求められる。
この動と静の両極端を同時に見ることで、業界ごとの本質を見抜く力がつきました。
「A社でうまくいったやり方を、B社にアレンジして活かす」といった知見のクロスオーバーができるのは、外側に立つプロだからこその醍醐味ですね。
3.「40代、経理一筋」は賞味期限切れ? 飛び込んで消えた不安
ー正直、新しい環境への不安はありませんでしたか?
めちゃくちゃ不安でした(笑)。「40代、経理一筋」という自分のスタイルが、変化の激しいチームで「賞味期限切れ」だと思われないか、ITツールを使いこなせずについていけなくなったらどうしよう……と、入社直前まで本気で悩んでいました。
でも、いざ入社してみたら、その不安はすぐに消えました。GENには、新しい手法を大切にしながらも、私が培ってきた実務の勘所やリスク管理の視点をしっかりリスペクトしてくれる文化があったんです。
むしろ、私の経験がチームの安定感を支えるピースになると気づけたことは、大きな自信になりました。
4. 「自分の正解」を捨てる。失敗から学んだBPOの難しさ
ー順調なことばかりではなかったと思います。壁にぶつかった経験は?
ありましたね。最初は「自分の中の正解」を無意識に押し通そうとしてしまったんです。事業会社なら「これがうちのルール」で済みますが、BPOはクライアントごとに文化も優先順位も違います。
ある時、数字だけを見て現場の意図を汲み取りきれず、手戻りが発生してしまったことがあって。数字の向こう側にいる人を想像しきれていなかったと猛省しました。
それからは、20年大切にしてきた「丁寧さ」はそのままに、ITに任せられる部分は徹底的に任せるマインドへシフトしました。
作業を効率化して浮いた時間を、クライアントへの提案という血の通った仕事に使う。この切り分けができるようになってから、仕事の質が劇的に変わりました。
5. 責任ある仕事の傍らで。スマホ一台で見つける「心の余白」
ー多忙な毎日だと思いますが、最近のリフレッシュ方法は?
最近は、通勤中にスマホで写真を撮ることにハマっています。道端に咲いている花や、その日の空の色。責任あるタスクと向き合う毎日の中、いい息抜きになるんです。
スマホ一台でできる手軽なことですが、この心の余白が、意外と仕事への集中力を高めてくれている気がします。
「一社に留まるのはもったいない!」という言葉が、とても印象的でした。20年のキャリアを武器にしながらも、誰よりも柔軟に新しいチャレンジを楽しんでいるT.Y.さん。
これまでのスキルを糧に、いろんな企業のバックオフィスをハッピーにしていく。そんなT.Y.さんのこれからの活躍が、今からとっても楽しみです!