前回のストーリー「制作ディレクターのキャリアアップ#1」では、「自分と企業のマッチング度を知る。3つのチェックポイントとは?」と題して、仕事の内容からクリエイティブの専門職としての制作ディレクターの転職について考えてみました。
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今回は、「ポジショニング」という観点でご自分の専門性をどう確立するかを考えたいと思います。「ポジショニング」は自分ブランディングという意味でも重要ですし、企業とのマッチングを考える上でも外せない視点です。
ここでは、顧客の問題解決において、①どのような関係で、②どのような価値提供を目指したいのかという2つの観点の掛け合わせで、ポジショニングを考えてみたいと思います。
そこで、まず「立ち振る舞いによる存在価値」と「関係性による存在価値」の観点からマトリックスを描いてみました。
まず立ち振る舞いから存在感を見る横軸。右半分は「言ってくれる存在」で、左半分は「やってくれる存在」です。導いてくれる存在と動いてくれる存在と言い換えることもできるかもしれません。それを漢字1文字でシンボライズすると、前者は「導」、後者は「動」と表すことができます。
次に関係性を示す縦軸です。上半分は、うやうやしさを意味する「恭」の字に象徴されるような、相手が自分に礼儀正しくへりくだるような関係。言い換えると「上下関係」の「上」にいるというポジショニングです。「ありがたみ」が価値になります。下半分は、「共」の1字で表せるような、「共に」何かを成し遂げようとする協働関係というポジショニングです。パートナーとして信頼でき、寄り添ってくれることが価値と言ってもいいかもしれません。
このマトリックスで生まれた4象限を一つ一つ見ていきましょう。
まず、右上(導×恭)は、言ってくれる存在、すなわち教えてくれる存在であり、上下関係があるポジション。端的に言うと「師匠ポジション」です。相手からすると「師」「先生」から教えを乞いたいという位置付けです。
次に、右下(導×共)は、言ってくれる存在で、協働関係があるポジションです。ここでは「参謀ポジション」と名付けています。相手からすると、「参謀」「ブレーン」としての存在価値になります。耳が痛いことも言うけれど、寄り添ってくれるから信頼できる、そんなポジショニングです。
続いて左上(動×恭)は、やってくれる存在で、上下関係があるポジションです。名付けて「名人ポジション」。「名人」「名工」「マエストロ」など技術に長けたイメージをまとい存在感を発揮します。誰につくってもらったか、その名前が価値となるポジショニングです。
最後に左下(動×共)は、やってくれる存在で、協働関係がある、言ってみれば「施術家ポジション」です。「セラピスト」や「療法士」のような関わり方で問題解決に尽力し価値を発揮します。親身になって、一生懸命施してくれることが価値となります。
さて、この中であなたはどのようなポジショニングを取りたいですか?
これらのポジショニングは個人の立ち位置も意味しますが、企業の立ち位置にも当てはめることができるので、マッチングを判断する際にこうした軸で見極めるとわかりやすいかもしれません。
で、当社ですが、さて、どこでしょう?
実は、当社は「参謀ポジション」で価値を発揮したいと考えています。
当社では現在、クライアントの社内報の制作ディレクターを募集しています。
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