■ インドから繋いだオンライン授業が、僕の人生を変えた
ーーテレビ局、ベンチャーCEO、そしてインドでのVC活動。常にビジネスの最前線を走ってきた段原さんが、なぜ「教育」の道へ?
段原: きっかけは、インドで働いていた時に舞い込んだ「オンラインで日本の高校生に授業をしてみませんか?」という一通の依頼でした。
正直、最初はそこまで深く考えていたわけではなかったんです。
でも、画面越しに高校生たちと向き合ったその1時間が、僕の人生を変えてしまいました。
とにかく、楽しかった。こちらの想像を遥かに超える、瑞々しくて面白いアイデアが次々と飛び出してきたんです。
「あぁ、この溢れるような可能性が、今の学校という枠組みの中だけで完結してしまっているのは、社会にとって大きな損失だ」と、猛烈な衝撃を受けました。
この時の「驚き」が、僕をミエタの運営、そして日本の教育現場のど真ん中へと突き動かす原動力になりました。
■ 「学校の外側」にある知恵を、教室のスタンダードに
ーーもともと教育業界への課題意識は持っていたのでしょうか。
段原: 以前、ビジネスの現場で教育案件に携わった際に、「学校と外部の専門家が協働すれば、学びの質はもっと上がる」という確信は持っていました。民間が入ることで、教育の効率性も質も驚くほど向上するし、現場の先生方もそれを求めている。
でも、それを継続的に接続する「仕組み」がまだ日本には圧倒的に足りないんです。
新しいことや専門的な学びを届けるには、学校を孤立させてはいけない。
外部の知恵を「循環」させる必要がある。その仕組みを自分たちの手で作りたい、という思いが今の活動の柱になっています。
■ 「誰よりも学校を想う」からこそ、仕組みとコンテンツのすべてを担う
ーー現在、段原さんが率いる「プロダクトデザイン(PD)チーム」は、具体的にどのような役割を担っているのでしょうか?
段原: 一言で言えば、「学びの空間の再設計」です。ミエタの最上位概念である『MIETAN』から派生するあらゆるプログラムの、上流(カリキュラム策定)から下流(教材制作)までを一貫してデザインしています。
僕たちが何より大切にしているのは、「誰よりも学校想いであること」。その想いを形にするために、他社とは異なるアプローチを取っています。それは、単に「良い教材」を届けるだけでなく、授業運営にまで深く関わったり、「先生の負担を直接的に減らすシステム」までを自分たちの手で開発したりすることが挙げられます。
現場の先生方は、日々生徒一人ひとりと真剣に向き合っています。しかし、「新しい授業を届けたいけれど、多忙を極めて準備の時間が取れない」という葛藤を抱えているのも事実です。そんな先生方の「やりたいけれど、できない」というジレンマを、プロダクトの力で解消したい。
エンジニアが在籍し、独自ポータルの開発を行っているのも、授業運営まで深く関わっていくのも、すべては「先生にしかできないこと」に集中できる環境をつくるためです。ミエタが授業準備やシステム運用の負担を丸ごと担うことで、先生は無理なく、自信を持って社会の最前線のテーマを生徒に届けられる。
先生が笑顔で教壇に立ち、生徒が目を輝かせて社会を学ぶ。そんな「学校にとって最高の瞬間」を、仕組みとコンテンツの両輪で支え続けること。それこそが、僕たちPDチームが追求する社会的意義だと考えています。
■ 教材を届けて終わりではない。「授業の生っぽさ」を共に創り上げる現場主義
ーー他社でも探究プログラムを提供している企業はありますが、ミエタならではの強みはどこにあるのでしょうか?
段原: 一言で言えば、僕たちは「授業という生もの」に対して、どこよりも深く、泥臭く入り込みます。 多くの教育サービスは、完成されたパッケージを提供して「あとは先生にお任せします」というスタンスになりがちです。しかし、ミエタは違います。
僕たちは、常に現場の反応を見て、常にプログラムを変えていく。3回授業をやれば、ようやく1つのパターンが見えてくる。その試行錯誤を学校の皆さんと共に回すんです。
また、学校独自の教育方針を理解したコーディネーターが設計段階から深く関わることで、「中3のこの時期には何を経験すべきか?」「高1になった時、どんな問いを投げかければ彼らの視座が一段上がるのか?」という学年を跨いだ授業設計をすることができます。単に学年を跨いで内容をつなげるだけでなく、「今の生徒さんにとって、どの段階で何を学ぶことが最も幸せな成長につながるのか」という教育的視点から逆算して、プログラムを組めるのが私たちの強みです。
「外注業者」ではなく、同じビジョンを共有する「タッグ」として、学校の先生だけでは手が届きにくい社会変化に応じたテーマ設定や問いの投げかけを、上流から下流まで一貫して担えること。これが、ミエタが現場から選ばれる最大の理由だと自負しています。
■ 最後に:あなたがミエタで実現したい未来は何ですか?
ーー最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
段原: ミエタが目指しているのは、単に教育を良くすることではありません。その先にある「子どもたちが、自分の人生を自分で選び、いきいきと輝ける社会」をつくること。僕たちはその未来を、本気で実現しようとしています。
もしあなたが、子どもたちの可能性を信じたいと思うなら。
教育を通して、社会に大きなインパクトを与えたいと思うなら。
ぜひ、ミエタで一緒に挑戦しませんか。
教育界の変革に対して、熱い想いを持っている方とお会いできるのを楽しみにしています!