【前編】「第二の産業革命への挑戦」 株式会社INREVO代表取締役インタビュー | 株式会社INREVO
こんにちは、株式会社INREVO採用担当です。今回はINREVOの代表取締役CEO、南さんに設立までの経緯や今までのキャリアについてインタビューさせていただきました!南 晴仁/代表取締役CEO大...
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こんにちは、株式会社INREVO広報担当です。
前回のINREVOの代表取締役CEO 南さんのインタビューに引き続き、後編では南さんが目指す会社作りについてや会社としての今後の展望などをお届けいたします!
▼社長インタビュー前編はこちら
まず解決すべき課題はどのようなことでしょうか?
それは「迅速なDXと課題解決」と「内製化対応によるコスト最適化」の2つですね。
1つ目の「迅速なDXと課題解決」についてですが、多くのRPO業者は採用支援に半年から1年といった長い時間をかけてしまうことが多くあります。しかし、集中して取り組めば1ヶ月で求職者に対する訴求や求職者の数を大きく変えることが可能です。だからこそ、もっと熱量を持って迅速に対応する会社が必要だと考えています。
弊社では、人事・採用業務経験者100%で構成されたチームをアサインしています。採用経験者のみで構成されているため、人件費を抑えつつ、スピード感を持った採用が可能です。
クオリティが低くては意味がなく、スピードが遅くても駄目です。私たちはこの課題をバランスよく解決できるように取り組んでいます。
クオリティ・スピードどちらも欠かせない要素ですね
さらに必要になるのが2つ目の「内製化対応によるコスト最適化」です。
弊社は、クライアントからは採用にかかる適切なお金をいただきたいと考えています。
これは背景からお話ししますと、私は前職でスクール運営、受託開発、内製化の3ステップ事業を展開していました。そこで直面したのが、エンジニアを自社採用することに対する問題だったんですよ。
今、エンジニアってなかなかいなくて、大体の会社が人材紹介に頼っている状態なんです。人材紹介の費用って、その人の年収の35%が基本なんですよ。そうなると優秀なエンジニアの年収が大体600万〜700万程になるので、1人雇うのに約200万が必要になるんです。
かなりのコストがかかってしまいますね
新卒を採用し、研修を通じて必要なスキルを持つスタッフに育てれば余計なコストが発生しなくなるのですが、多くの日本企業は、依然として人材紹介に依存している傾向があり、社内の研修制度など内製化の利点を見逃しています。
さらに中抜きの事業は一見楽に見えますが、長期的には企業にとってリスクになる可能性があります。これはエンジニア以外の職種、例えば事務職や営業職でも同じなんです。多くの企業は、適切な人材を見つける方法がわからず、人材紹介頼って多額のコストをかけてしまう。経営が苦しい会社でもこの流れに飲み込まれているところが数多くあるんですよ。
そんな問題にINREVOはどんな取り組みをしていますか?
私は、長期的にその会社の資金を消耗し続けることは、健全なビジネスモデルとは言えないと考えています。一人の社員を研修して育成し、その人に業務を内製化させる方が経営者にとっては嬉しいのではないでしょうか。そうすれば人件費だけで済みますし、コストも安くなります。
例えばですが、弊社がサービスの提供が出来なくなった場合、支援させていただいている企業様に何も残らないというのが外注先に対するデメリットになってしまいますよね。しかし、自社の社員で内製化できていれば、弊社のサービスが無くなっても問題なく運営を続けることができます。
普通のRPO企業であれば、自社の顧客が離れるのを嫌がるため、こうした提案はしないでしょう。しかし、自分の根底には「適切なコストをかけ、自社で内製化した方が良い」という理念があります。
INREVOでは企業が人材紹介に多額の費用を支払うことなく、効率的に人材を見つけ、育成する方法を「ヒトトレ」を通じて提供しています。特に、RPOや研修事業では、外部に依存したり高額な外部研修に頼ったりすることなく、自社で研修を実施することが可能です。
INREVOの目指す迅速なDXと課題解決は、単なる技術導入ではなく、企業全体の効率化とコスト削減を実現すると考えています。
INREVOはホワイト企業向けの表彰、ベンチャーアワードやブライト500などの受賞を目指したいと考えています。多くのベンチャー企業はブラックな働き方になりがちですが、INREVOは従業員の幸福度を重視し、クライアントの幸せと同時に従業員の幸せも追求していきたいんです。
ワークライフバランスを守りつつ、効率的な働き方で強い出力を出すことが目標ですね。
INREVOでは、自分のライフスタイルに合わせた時間・場所で仕事ができる環境を提供しています。ですが、どうすれば従業員がもっと満足し幸せに働いていけるかを、考えて模索中です。従業員が幸福であれば、クライアントに対しても良いサービスを提供できると考えています。
働く社員にとってはとても嬉しい取り組みですね
実は正直「ワークライフバランス」という型にはめられたような言葉はあまり好きではないんですが…従業員の権利や福利厚生を守ることは重要です。
自分は経営者として、従業員に無理をさせずに高い出力を引き出すことが一番の課題だと思っています。
残業すればその分の成果が出るのは当然ですが、8時間で同じ成果を出すためには、経営者の腕が試されるんですよ。ホワイトな働き方で強い出力を出し、事業成長を目指すことがINREVOの目標です。
その他に今後企画していることはありますか?
ベンチャーアワードの表彰に向けた取り組みに加え、新卒説明会やミートアップなどのイベントも企画しています。これらのイベントを通じて、企業文化の共有や新しい才能の発掘を目指していきたいですね。
新卒説明会では、未来の社員となる若者たちにINREVOのビジョンやミッションを明確に伝え、共感し力になってくれる人材を呼び込むことを目指しています。また、ミートアップイベントでは、業界の最新トレンドなど共有し、異業種交流を通し企業の力となるアイデアをどんどん取り入れていきたいですね。
会社的な強みについてはどう思いますか?
INREVOの一番の強みは「優しさ」です。自分が見ている限り、クライアントファーストを心から実践している社員が多く、できるだけ多くの価値を提供しようとする姿勢を感じています。
無理なく心にゆとりを持てる働き方をすることで、他者に対して優しく接することができ、それがクライアントに対するサービスの質向上につながっているのではないかと考えています。
INREVOの目指す「ホワイト企業」の考えゆえの効果ですね
やはり優しさを持った社員が多いことは、ホワイト企業を作り上げる上で重要な要素です。皆がピリピリしていては、その空気が一気に社内を飲み込んでしまいますからね。
INREVOは、常に最適なクライアントファーストを実現するために、社員の幸福度を重視し、働きやすい環境をこれからも整えていきます。
クライアントの満足度と同時に、社員の満足度も高めることで「INREVOを選んで良かった」と言われるような、強固なビジネス基盤を築いていくのが目標です。
1年目の目標である年商3億に向けて力を入れていることはなんですか?
まずは「営業のクオリティ」を上げることです。
私たちは、何を提供し、それが顧客にどのような結果をもたらすのかを明確に説明しなければなりません。これはお互いに納得して契約するために欠かせないプロセスです。
なんとなくで契約に結びつくケースもありますが、それは本来あるべき姿ではありません。
受注側としても、発注側としても期待値を調整し、具体的な提案資料を作成し進めていくことが重要だと考えています。
具体的にはどのような方法でしょうか
具体的には、20ページ程度の提案資料を作成し、クライアントごとにカスタマイズしています。顧客の状況をしっかりと把握し、その上で何が必要かを具体的に提案することを営業の一環として必ずおこなっています。
さらに、営業はプロフェッショナルとして取り組むことが重要です。「できるかどうかわかりません」という姿勢ではなく、「絶対にできます」と自信を持って言えることが信頼を得るために必要です。ただし、その自信も根拠に基づく必要があります。「こういう理由があるからできます」というエビデンスを提供し、「それなら大丈夫だ」という信頼を顧客と築くことに努めています。
これは非常に難しい質問ですが、自分は「優しくない部分もあるけど優しくできる人」と働きたいと思います。これはかなり矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、ビジネスの現場では、時に厳しい判断や行動が求められます。そのため、感情に流されずに必要な判断を下せる人、時には厳しく接することができる人が必要だと思います。
しかしその一方で、他人に対して優しさを持ち、与える心を持つことも必要です。これはクライアントに対しても、同僚に対しても同じ。心が豊かで、人に対して優しさを持って接することができる人と働いていきたいと考えています。
自分の可能性を最大限信じてください。
特に若い人たちは、自分には何でもできるという信念を持つことが大切です。自分を信じて挑戦し続けることで、必ず大きな成果を得られるはずですよ。