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目次
ーー小倉さんの過去のキャリアについて教えてください。特にマネジメントに関する課題や挫折経験はありましたか?
ーーEVeMとの出会いは、(CEOの)長村禎庸さんの著書「急成長を導くマネージャーの型」だったそうですね。
熱狂を力に、EVeMで描く未来
ーーEVeMでトレーナーとして活躍することで、どのような未来を描いていますか?
ーー小倉さんの考える「EVeMに合う人材」とはどのような人ですか?
ーー小倉さんの過去のキャリアについて教えてください。特にマネジメントに関する課題や挫折経験はありましたか?
新卒でスターツコーポレーションという不動産会社に入り、建築現場監督としてキャリアをスタートしました。ビルやマンションなどの大きな建造物を現場で作業員の方と共に作る仕事に8~9年ほど携わっていました。その後、社内異動でHRにキャリアチェンジ。技術者の採用・育成に特化した人事部門の立ち上げを任され、プレイングマネージャーとして採用や人材開発に携わりました。
大企業で多くの経験を積む一方で、安定した環境に身を置き続けることへの漠然とした不安も感じていたため、リファーラルをきっかけに、当時十数名規模だったベンチャー企業のツクリンク株式会社に飛び込む決意をしました。ツクリンクでは、事業企画、セールス、CSなどビジネスサイドの幅広い業務を担当し、組織構築にも取り組む機会を得ました。しかし最初の数ヶ月は、これまで経験したことのない環境に戸惑い、ビジネスをグロースさせる具体的な方法が分からず苦戦することも多かったです。特に印象的だったのは、「事業企画としてビジネスをグロースさせよ」という指示を受けた際のこと。
大企業での明確な役割分担や整った環境に慣れていた自分にとって、課題を自ら発見し、解決策を考え、実行していくというベンチャー特有の柔軟さと主体性を求められる状況は、大きな挑戦でした。言われたことをこなすだけでは通用せず、自ら考え動く力を求められる中で、自分の殻を破る必要性を痛感しました。この経験を通じて、自分の思考や行動スタイルを大きく変えるきっかけを得たと感じています。
ーーEVeMとの出会いは、(CEOの)長村禎庸さんの著書「急成長を導くマネージャーの型」だったそうですね。
そうですね。前職のツクリンクでカスタマーサクセスチームを率いていた際、長村さんの書籍を参考にしてチームのモメンタムを生む仕組み作りに注力していました。当時、チームのリーダーやマネージャークラスのメンバーは、それぞれの役割や価値、チームの現在の状況を把握していたのですが、現場で動いてくれているメンバーはその全体像や目標の意義が十分に伝わりきれていない状態でした。
たとえば、CSの方針として「顧客の成果を最大化する」という大きな目標を掲げてはいたものの、それが具体的にどう行動に繋がるのか、メンバー一人ひとりがどう貢献できるのかが共有しきれていなかったんです。その結果、当事者意識が希薄になり、動きにばらつきが出ていたように感じました。
そんな状況を改善するために、自分自身の課題を見つめ直し、書籍を参考にしながら、チームの進捗や成果を「見える化」する取り組みを進めていきました。進捗が見えるようになると、メンバーが徐々に元気を取り戻していくのを実感しました。それぞれが行動の結果を数字や目標として意識し、互いに共感しながら取り組む雰囲気が生まれていったんです。
同時に、組織体制の見直しにも取り組みました。当時は過度な文鎮型で不均衡な組織構造だったため、CSでは小規模チームを複数作る構造型にシフトしていくなど、型を再定義しました。こうした取り組みの結果、情報共有の方法が改善され、メンバーが生き生きと働ける環境が整い、自然とチーム全体の勢いが増していったのを感じました。
並行して複数の施策を試していましたが、最も大きかったのは、メンバー同士が互いにフォローし合いながら力を発揮し、結果として指標が改善されたことだと捉えています。この経験を通じて、チームの動きがどれほど大切かを改めて実感しましたね。
熱狂を力に、EVeMで描く未来
ーーEVeMでトレーナーとして活躍することで、どのような未来を描いていますか?
私がEVeMで目指しているのは、「マネジメント=EVeM」という認識を社会に広めることです。マネジメントに課題を感じたとき、真っ先にEVeMのメソッドが思い浮かぶような世界を実現したいと考えています。そのために、まずはトレーナーとして、EVeMの型を現場で活用できる人を一人でも多く育てることが重要だと思っています。
受講者の方がプログラムを通じて実践的なスキルを身につけ、現場で確かな成果を上げられるよう、全力でサポートしていきたいです。また、トレーナーとして受講者の成長を支えるだけでなく、プログラム全体の質をさらに高めたり、新しいソリューションを開発したりと、より良い形へ進化させることにも取り組みたいと思います。
これまで、大企業とベンチャー企業という異なる環境で実際にマネジメントを経験してきたことも最大限に活かして、受講者の方とEVeMの成長に貢献していきたいと考えています。
ーー小倉さんの考える「EVeMに合う人材」とはどのような人ですか?
EVeMの思いや考え方に共感し、それを実現するための高い熱量とこだわりを持てる人だと思います。EVeMが掲げるビジョンは挑戦的で、実現には多くの努力が求められますが、その理念に共感できることこそが何よりの原動力になるからです。
また、EVeMは人の才能を引き出し、活かす環境を提供する場です。その中で自分自身も成長し続ける意欲を持ち、学び続けることや新しい挑戦に喜びを感じられる人が向いていると思います。そして、個人の成長だけでなく、チームのために貢献しようという強い想いを持つ人。そんな方ならEVeMの理念を体現しながら、さらなる価値を生み出していただけるのではないかと思います。