皆さん、こんにちは!
エル・フィールドでエンジニアとして地方勤務しております、T.Mと申します。
今回は、システムエンジニアの「キャリアや考え方」について、お話ししようと思います!
とはいえ、私もまだエンジニア歴11年の新人。
生まれたての子鹿から、ようやく自分の足で立てるようにはなったくらいの段階だと思っています。
そのため、あまり有益なことはお届できないかもしれませんが、親鹿になったつもりの感覚であたたかくご覧いただけますと幸いです。
目次
◇IT業界は、技術がすべて?
◇バイブルから学ぶ、凡人の武器と才能の正体
◇キャリアの羅針盤
◇IT業界は、技術がすべて?
私は、「パソコンを使いこなせる人ってカッコ良いかもしれない」—―そんな漠然とした想いを抱き、この業界に飛び込みました。
その時から一貫して感じているのは、"技術の移り変わりがとにかく激しい"ということです。
おそらく、この業界で働く多くの方が共感してくださる点ではないでしょうか。
私自身、勉強自体はさほど苦ではないので、常に新しい知識を吸収しようと日々学び続けています。
とはいえ、「面白い!」と思う瞬間もあれば、「大変すぎる!」と頭を抱えることも少なくありません。
「システムエンジニアは技術力がすべて」と言われることが多いですが、それはまさに『ドラゴンボール』に登場する戦闘民族の王子・ベジータのようなエリートに当てはまる言葉だと思います。
私はどちらかというと、ヤムチャタイプなので、技術力一本ではなかなか勝負できないと感じています。
だからこそ、「理解力」や「柔軟性」、「コミュニケーション能力」を大切にしています。
例えば、チームメンバーで技術的な話をするときでも、できるだけ雑談を織り交ぜながら話しやすい雰囲気をつくるよう心がけています。
とはいえ、技術力そのものも当然求められます。
分からないことがあれば、ネット上にいる大勢の大先輩の知見が詰まったブログの情報を積極的に活用し、日々自分をアップデートしています。
「全く書き方が分からない」、「どのように対応すれば良いか見当もつかない」といった状況で自身を卑下する暇があるならば、「ネットの大先輩もきっと同じ壁にぶつかってきたはずだ。その知恵を借りない手はない!」そんなスタンスで日々取り組むようにしています。
◇バイブルから学ぶ、凡人の武器と才能の正体
次に、私の仕事に対する考え方の原点になった、言わば"バイブル"とも言える漫画をご紹介します!
それは、『左ききのエレン』という作品です。
noteで連載されているほか、漫画単行本としても出版されています。
さらに、ドラマ化や舞台化もされたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
この作品は、「才能とは何か」や「凡人と天才の違い」に焦点を当てた、青春・社会派ドラマです。
大手広告代理店で働く凡人デザイナーの主人公と、圧倒的な才能を持ちながらも孤高の存在である天才画家のエレン。
2人の対比を通して、"夢を追うことの現実"と"才能と努力の境界線"が描かれています。
一言でいうと、「天才と凡人のリアルな対比から、自分の限界と可能性を見つめ直す物語」です。
作中で、私が特に好きな言葉を2つご紹介します!
1つ目は、「考え悩み学ぶ、それが天才になれなかった人間の持ちうる唯一の武器だ」という言葉です。
天才は、直感的に様々なものを生み出しますが、直感的が故に再現性はありません。
しかし、凡人は"考え悩み学ぶ"ことで、再現や工夫を繰り返し、より良い成果を生み出すことができます。
これは、互いを活かし合える"武器"があることを表現した言葉です。
「自分が天才でも凡人でも、必ず誰かの役に立つことができる。」
この言葉を思い出す度に、仕事をする上で心が少し軽くなります。
2つ目は、「才能とは集中力の質である」という言葉です。
才能の正体は、集中力の質であり、3つの要素に分類され、
これらの組み合わせによって、個人の強みやタイプが変わるという考え方です。
作中では、これらの要素を次のように定義しています。
・深さ:集中力の強度
・長さ:集中力の継続時間
・早さ:集中に入るまでの瞬発力
そして、「集中力とは、これら3つの要素の掛け算である」と作中では語られています。
この視点を通して自己分析してみたところ、私はこんなタイプだと感じました。
・深さ:深い
・長さ:長くもなく短くもなく、平均的
・早さ:やや遅め
集中力は磨けば向上するため、気が散るものを周囲に置かないなどの工夫をして、質を高めていきたいと思っています。
もしよろしければ、ぜひ皆さんもご自身の集中力タイプを自己分析されてみてはいかがでしょうか。
自身の強みや傾向が明確になり、新たな発見があるかもしれません。
今回ご紹介した言葉以外にも、この作品には仕事や人生に役立つ考え方や行動指針が多く詰まっています。
ぜひ手に取って読んでみてください!
引用:「左ききのエレン」(かっぴー)
◇キャリアの羅針盤
最後に、キャリアについてお話しします。
まだ経験の浅い私が語るのも恐縮ですが、キャリアに悩む瞬間は誰にでも訪れることだと思います。
私も同じように悩むことがありますが、明確な正解はなかなか見つからないものです。
ただ、私は「何をやるか」よりも「誰のためにやるのか」を大切にしています。
この考え方を持っているだけで、システムエンジニアとしての仕事は大きく変わると思います。
目の前のコードの意味も、会議の時間も、全て違って見えてくるはずです。
エンジニアは、本当はもっと自由に働き、より広く社会に影響を与えることができる職業だと信じています。
もしキャリアで立ち止まることがあれば、"誰のためにやるのか"という視点から考えてみるのも良いかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ここまでの文章が、皆さんにとって少しでもプラスになれば幸いです。
長くなりましたが、最後は文中でご紹介した漫画の言葉で締めたいと思います!
「クソみたいな日にいいもん作るのがプロだ」。
そういう気持ちで、これからも考え、悩み、学び続け、誰かの役に立てるエンジニアになれるよう頑張ります!