皆さん、こんにちは!USS本部のWantedlyストーリー担当、土田です。暖かくなってきた空気に背中を押されながら、新しい環境・役割に挑戦しつつ、日常のリズムが見え始めた、そんな時期ではないでしょうか🌱今回は、「初めてが重なる時期」になぞらえて、お子さんの誕生をきっかけに、産後パパ育休を“初めて”取得した池尻さん(プロフィールはこちら)の経験談をご紹介します。
パパとしても、また制度利用としても初挑戦となった池尻さんのリアルな声に注目いただきながら、ぜひ、最後までお楽しみください✨
目次
産後パパ育休制度とは?
はじめから、産後パパ育休を取るつもりだった?
心情の変化・家族からの想い
事前準備を経て
待望のお子さんが誕生!実際の心境は?
まとめ
産後パパ育休制度とは?
まず初めに、産後パパ育休制度(正式名称:出生時育児休業)とは、父親(原則として出産しない親)が育児に専念できるよう設けられた育児休業制度です。子の出生後8週間以内に最大4週間、必要に応じて分割して取得でき、通常の育児休業とは別枠で利用できる点が特徴です。日本では、2022年10月1日から施行された比較的新しい制度です。
※制度内容は2026年5月18日時点のものです。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。
それでは、産後パパ育休制度を利用した池尻さんの実体験に基づく声を聞いてみましょう!
はじめから、産後パパ育休を取るつもりだった?
ー産後パパ育休制度の利用はいつ頃から意識していた?
正直なところ、最初の頃から意識していたわけではなくて…。制度として、もちろん認識はしていたのですが、前職も含め、これまでの人生で父親として育児休業を取得している人が周りにほとんどいなかったんです。
そのため、「自分が取る」という選択肢自体が、最初は頭に浮かんでいなかったというのが本音ですね。出産に向けて準備を進めるうちに徐々に意識するようになりました。
ーどういった流れで取得に意識が向き始めた?
一番大きかったのは、やっぱり妻の存在です。妊娠がわかってから、妻はずっと出産や育児に対する不安を抱えていて、そのたびに2人で本当にたくさん話をしてきたんです。私自身にも不安はありましたが、お腹の中で新しい命を育てているという現実を日々実感している分、その重みの感じ方は、きっと妻のほうが強かったんじゃないかと思うんです。だからこそ、その不安に一緒に向き合い、少しずつ解消していけたらと思っていました。
新しい家族が増えることへの嬉しさや楽しみは、もちろん最初からありました。ただ、それと同時に、周囲の先輩パパ・ママたちからは「新生児の育児は本当に寝られない」「付きっきりで、文字通り休む暇がないよ」といった話も聞いていて、お互いが初めての育児を前に、"自分たちは果たしてうまくやっていけるだろうか…”という、親になることへのプレッシャーもあったんです。そんな中で、上司から「池尻さんは育休取得しないの?」と声をかけてもらったことや、ほぼ同時期に育休取得を予定していた同僚の存在が、少しずつ意識を変えるきっかけになりました。"自分も取っていいんだ"、"自分で選んでいいんだ”という感覚が、自身の中に初めて芽生えたんです。同僚は、出産予定日が決まった段階ですでに上司へ事前相談をし、制度についても積極的に確認するなど、早い段階から準備を進めていて、同じタイミングで親になる者として、とても良い刺激になりましたし、"自分も向き合って考えよう"と背中を押された気がしましたね。
心情の変化・家族からの想い
ーその後の心情はどう変化した?
上司や同僚の影響もあって、産後の育児期間を妻と一緒に過ごすことで、今感じている不安も少しは和らぐかもしれないと思うようになり、徐々に"制度を使ってみようかな"という気持ちに変わっていきました。
とはいえ、1か月間、仕事を離れる経験がこれまでなかったので、不在中の業務や復職後のことを必要以上に不安視していたんです。「長期間職場を離れる」ということ自体に対する戸惑いは、決断の直前まで正直ありましたね…。でも実際には、取得前から不在のあいだ、復帰後に至るまで上司や同僚がしっかりフォローしてくれていて、今振り返ると本当に杞憂だったなと思います(笑)
ー決断に至ったきっかけは?
上司からの「赤ちゃんの期間って本当に一瞬だよ」という言葉が、最終的な決め手になりました。子育ての先輩でもある上司には、当時感じていた気持ちを何度も相談していて、そのたびに親身に話を聞いてもらっていたんです。その中で、「育児をしていると同じ日って絶対になくて、その時にしか立ち会えない瞬間があるよ」と言われたときに、はっとさせられました。確かに、仕事をしながらだとその瞬間に自分がそばにいるというのはなかなか難しいだろうなと思いましたし、だからこそ、その時間を絶対に大切にしたい!と思って制度を利用することを決めました。
共働きの家庭ということもあって、妻からは「人生の中で、家族3人で過ごせる時間は限られていると思うから、その時間を共有できるのは嬉しい」と言ってもらえて。あの時の安心した表情を見て、私自身もとても嬉しかったですね。お互いの両親からも、「私たちの頃はパートナーが育休を取ることは、まだ当たり前じゃなかったから、子育てしやすい時代になったね」と言われて、自分たちはそういうタイミングで子育てができているんだなと感じましたね。
事前準備を経て
ープライベートでは育児の準備はいつから始めた?
出産予定日の半年前くらいから、少しずつ準備を進めていきました。私や妻の身内、友人にすでに子どもがいる家庭が多かったこともあって、わりと早い段階から準備し始めていたと思います。沐浴セットやベビーベッド、洋服などを譲ってもらうことも多くて、先輩たちに支えてもらっている実感がありました。
あと、特に印象に残っているのがエコー写真です。妊婦健診に付き添う中で、エコーが4Dだったことに驚きました!個人的には白黒2Dのイメージが強かったので、指をくわえたり、笑っていたりする姿を見られて、気持ちの面でも少しずつ準備ができていったような感覚でした。
ー出産予定日前後で準備したことは?
業務調整を念入りに対応していましたね。上司からは事前に、出産予定日付近で利用できる休暇制度について説明してもらいながら、「予定日ちょうどに生まれるとは限らないから、その時が来たらもちろん家族を優先してね」と声をかけてもらっていて、その言葉にはとても救われましたね。同僚も、いつでもバトンタッチできるように業務の引き継ぎを進めてくれていて、安心して過ごすことができました。会社の制度が整っていることもあり、仕事の面ではとても落ち着いた気持ちで居られたと思います。
産後パパ育休を取得するまでの間も、さまざまな面で配慮してもらえて、本当にありがたかったですね。
待望のお子さんが誕生!実際の心境は?
ー出産時のエピソードや心境を教えて!
命がけで出産に臨む妻を、少しでも近くで支えたいという思いから、立ち会い出産を希望しました。陣痛が始まってからおよそ10時間、背中をさすったり、飲み物を用意したりと、自分にできることをやりながら過ごしていました。陣痛モニターに映る波形が少しずつ間隔を詰めていくのを見ているうちに、"いよいよだな"という実感が湧いてきて、自然と緊張感も高まっていきました。
ー産まれた瞬間の心境は?
率直に言うと、すごく感動しました。お医者さんや看護師さんがいる手前、表情にはあまり出さないようにしていたんですが、本当は泣きそうになるのを必死にこらえていました(笑)実際に子どもを抱いたときに、”こんなに軽いんだ!”と思ったことを今でもよく覚えています。ただ、その軽さゆえに、”この子を守らなきゃいけないんだ”という父親としての責任感や自覚が、一気に湧いてきましたね。正直、産まれるまでは父親としての実感がなかなか持てずにいたのですが、産声を聞いて、抱っこをして、ようやく自分の中で実感できたような気がします。
あの瞬間に立ち会えたことは、本当によかったなと思っています。
まとめ
以上、産後パパ育休制度・利用前半編をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか😊お子さんの誕生を迎えるまでの時間の中で、周囲の声や考えに触れながら、「今しかない時間」をどう過ごすかを真剣に考えていく姿がとても印象的でした。家族と歩み、同じ時間を一緒に過ごすために制度を使う。そんな選択肢があることを、今回のお話を通じて改めて実感しました。
次回はいよいよ後半編!産後パパ育休中のリアルな毎日に迫ります。実は、想像以上に苦戦した〇〇もあったとか…👀新米パパならではの試行錯誤、ぜひ次回もお楽しみに~🫧