私たちは、システムインテグレーション事業を中心に、Webソリューション、ネットワークソリューション、アウトソーシングサービス(SES)など、多岐にわたるITサービスを提供しています。「能力」「信頼力」「成長力」を企業理念に掲げ、エンジニアが安心して働ける環境、スキルアップできる環境、社員同士の交流を深める環境の整備に力を入れています。
今回は、採用担当を務める相馬さんにインタビューを実施。採用業務にかける思いや、面接時に重視しているポイントなどをうかがいました!
【プロフィール】
相馬 俊輔:商社での営業職を経て、2014年にアビリティへ転職。現在は人事業務(採用、教育、制度運用など)に従事する傍ら、総務や営業の一部業務にも携わっている。
人事として入社後、多様な業務に挑戦
―― 相馬さんは異業種・職種から当社の人事職にキャリアチェンジをされたそうですね。
はい。前職では、複合機や回線・ネットワークなどを扱うBtoB営業の仕事をしていました。正直に言うと、当社に入る前はITの知識はほとんどありませんでした。
ただ、学生の頃からいつか人事関連の仕事に関わりたいと思っていて、前職を退職後に産業カウンセラーの資格を取得しました。人事未経験でも受け入れてくれる会社を探していたところ、たまたま当社の募集を見つけて応募しました。
――まさにやりたかった仕事にチャレンジできたのですね!
そうですね。でも、面接のときに「営業の仕事もやってもらえませんか?」と言われて(笑)。当時、当社は国の入札案件を立ち上げるタイミングで、営業の人手が足りていなかったんです。そこで私も立ち上げから関わることになり、最初の1年間は人事の仕事に加えて営業も担当することになりました。一番驚いたのは、前職と営業のやり方が全然違ったことですね。前の会社では飛び込み営業が多かったのですが、SESの営業はメールや電話で調整をすることがメインで。業界が変わると、こんなにも仕事の進め方が違うんだなと実感しました。
――なるほど、入社当初は営業も担当されていたんですね。その後の10年間で、ほかにはどんな仕事にチャレンジしてきましたか?
採用に関して言うと、今当社で働いているメンバーのほとんどの採用に関わらせてもらいました。あとは、社員旅行をやりたいという話が出たときに幹事を任され、それが今も続いています。そのほかにも、いつの間にか社内のセキュリティや品質管理関連の業務も担当するようになりました。「相馬に言えば何とかしてくれるだろう」と思われているのかもしれません(笑)。
相手の思いを引き出し、共にキャリアを考える面接スタイル
――人事担当として、どのような目標を持って取り組んでいますか?
現在のミッションは、組織を50名体制にすることです。会社の資本は「人」だと考えているため、当社のビジョンに共感し、一緒に働いてくれるメンバーを増やすことを目標にしています。そのために、さまざまな手法を試しながら、最適な方法を模索しているところです。
ちなみに、私が入社した頃は中途採用のみでしたが、7年ほど前から新卒採用も始めました。毎年4月には新入社員を迎え、約3か月間の研修を行っています。研修中は日報を確認しながら、しっかりとフォローしていくことも私の役割です。
――採用業務のどのような点にやりがいを感じますか?
やはり、採用した社員が活躍している姿を見ることですね。特に、お客様から高く評価されているという話を聞いたときは、とても嬉しく思います。現場配属後も事務関連のサポートを続けていますし、月に一度のWeb報告会では、私が担当するチームのエンジニアたちとコミュニケーションを取る機会があります。その際、仕事に充実感を持って取り組んでいる様子を知ると、やりがいを感じます。
――採用活動を行ううえで、相馬さんが意識していることを教えてください。
まず、相手にわかりやすく話すことを心がけています。特に新卒の方はIT業界にあまり詳しくない場合も多いので、難しい言葉はできるだけ使わないようにしています。学内説明会でプレゼンをするときは、さらにわかりやすさを意識しつつ、相手の印象に残るようにテンションを上げて話すこともあります。いわば“役者スイッチ”が入る感じですね。目立つ服を選んだり、話す間の取り方に気を配ったりしながら、印象的な説明を心がけています。
また、面接の際は、こちらが一方的に話すのではなく、相手にできるだけ話してもらうことを意識しています。例えば「今後どうなりたいか」「どんな仕事をしたいか」といったことを引き出し、それをもとに当社でどのように実現できるかを伝えるようにしています。
――服装にも”演出”の要素を入れているとは、驚きました!
私は会社を「営業」する立場であり、そのためには相手に関心を持ってもらうことが大切だと考えているんです。
ちなみに、そのような“演出”の姿を見て入社した社員の中には、普段の私の落ち着いた雰囲気とのギャップに驚く人もいるようです(笑)。私は社員にも応募者の方にも常にフラットに接し、同じ口調やテンションで話すことを心がけているため、そのギャップがより際立つのかもしれません。
エンジニアが安心して働ける風通しの良い環境
――採用面接の際、どのような点を重視して見ていますか?
一番はコミュニケーションスキルですね。個人的には、話す力も重要ですが、それ以上に「聞く力」が欠かせないと考えています。例えば、質問に対して的確に答えが返ってくるかどうかという点です。当社の仕事はお客様とのやりとりが多いため、そのような受け答えの部分を特に重視しています。
――相馬さんが考える、アビリティで働く魅力は?
エンジニアにとって働きやすい環境が整っている点が挙げられます。案件の希望や働き方の要望、現場でのトラブルなどがあれば、すぐに改善につなげる仕組みがあり、営業をはじめとする本社のメンバーがしっかり調整してくれます。実際に働くエンジニアたちも、「言いたいことを気軽に言える風通しの良さ」を魅力に感じてくれているようですね。月に一度の報告会や定期的な社内イベントもあり、社員同士の仲が良いことから、休日に一緒に遊ぶメンバーもいると聞いています。
また、当社はBtoB領域の幅広い案件を扱っていることも特徴です。希望する業界や上流工程への挑戦、特定のプログラミング言語にチャレンジしたいといった要望も考慮し、一人ひとりの成長につながるアサインを行っています。結果として、社員のスキルアップやキャリア形成にもつながっています。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
アビリティでは、成長意欲を持つ方がキャリアアップできる環境を整えています。明確にスキルアップを目指していたり、将来のキャリアビジョンを持っている方ほど、より働きやすさを感じられると思います。面接時はもちろん、入社後も定期的に希望を聞いたうえで、一人ひとりの思いに寄り添えるよう努めています。
面接では、みなさんが「どうなりたいか」「どうありたいか」を知りたいと考えています。できる・できないは気にせず、ぜひ気兼ねなくお話しください。面接は、みなさんと会社が双方を理解し合うための大切な場です。そのすり合わせを通じて、一緒に最適な道を探していきましょう!