株式会社アビリティは、システムインテグレーション事業を中心に、Webソリューション、ネットワークソリューション、アウトソーシングサービス(SES)など、多岐にわたるITサービスを提供しています。「能力」「信頼力」「成長力」を企業理念に掲げ、エンジニアが安心して働ける環境、スキルアップできる環境、社員同士の交流を深める環境の整備に力を入れています。
今回は、アビリティに13年間在籍し、会社の成長を内側から見てきたベテランエンジニアのT.Mさんにインタビューを実施。長く働き続ける理由や、エンジニアとして大切にしていること、そして会社の魅力について、じっくりと語ってもらいました。
【プロフィール】
T.Mさん
IT業界で3社の経験を積んだ後、2012年にアビリティへ入社。現在は副室長としてマネジメントに携わりながら、大規模な会計システムの刷新プロジェクトでサブリーダーとして第一線で活躍している。
“人”と“風通しの良さ”がアビリティへの入社の決め手
――はじめに、これまでのご経歴とアビリティに入社されたきっかけを教えてください。
高校生の時にパソコンに興味を持ったのが、この業界を目指したきっかけです。プログラムの将来性を感じ、コンピューターの専門学校でプログラミングを学びました。
アビリティに入社する前も、同じIT業界のSES(システムエンジニアリングサービス)企業でプログラマーとして働いていました。アビリティは私にとって4社目の会社になります。
転職を考えたのは、前職の人間関係がきっかけです。会社の方針を巡って部長同士の派閥争いがあり、板挟みのような状態になってしまったんです。業務とは関係ないところで疲弊することが増え、「ここではやっていけない」と感じたのが正直なところでした。
そんな時に出会ったのがアビリティです。面接でお会いした営業担当の方がとても人柄の良い方で、意気投合しました。会社の内部事情についてもオープンに話してくださり、「この会社なら信頼できる」と感じ、入社を決めました。
――面接での印象が決め手だったのですね。営業担当の方を通じて、会社のどのような点に魅力を感じましたか?
入社してからも感じることですが、営業や上司、そして社長との距離が非常に近いんです。自分のやりたいことやキャリアについて意見を言いやすく、要望も伝えやすい。この風通しの良い環境は、入社前に抱いたイメージそのものでした。
例えば、入社当初「プログラミングがやりたい」と伝えたところ、営業担当の方が私の希望に合う仕事を探してアサインしてくれました。会社のルールについても意見を言える環境があり、社員一人ひとりに寄り添ってくれる会社だと感じています。この「居心地の良さ」が入社してから今まで、ギャップなく続いているのが大きいですね。
プログラマーからチームを率いる副室長へ
――現在は副室長を務められているとのことですが、具体的な役割について教えてください。
副室長としての役割は大きく2つあります。1つは、社員の状況確認です。私は7名ほどのグループのリーダーとして、月に一度、リモートでの報告会を実施しています。そこでは業務の進捗だけでなく、メンバーが抱える課題や意見交換を行い、取りまとめた内容を上層部に報告しています。
もう1つは、社内の重要な決め事に関する打ち合わせへの参加です。役職者として会議に参加し、議論を重ねながら会社の方向性を決めていく役割を担っています。
――チームマネジメントにおいて、心がけていることは何ですか?
「自分の意見がぶれないようにすること」を常に意識しています。リーダーとして曖昧なことを伝えてしまうと、メンバーからの信頼を失ってしまいますから。そして、グループ報告会では、メンバーがざっくばらんに意見を言い合えるような環境作りを心がけています。
以前は対面での帰社会がありましたが、コロナ禍以降はリモートでのコミュニケーションが中心になりました。最初は会話が生まれにくい側面もありましたが、会を重ねるうちに、今では雑談も交えながら活発に意見交換ができる雰囲気ができてきたことは、とても嬉しいエピソードです。
アビリティのエンジニアに共通する「技術への探求心」
――13年間で様々なエンジニアの方を見てきたと思いますが、アビリティのエンジニアに共通する特徴はありますか?
あくまで私個人の見解ですが、皆さん「技術に対する知識欲が旺盛」だと感じます。現状に満足せず、常に新しいことを学ぼうという意欲が高い人が多いですね。その結果として、高い技術力を身につけています。
また、SESという働き方の特性上、お客様先のプロジェクトに参加することが多いですが、その中で自分の居場所を確立するのが上手な人が多い印象です。これは、単に技術力が高いだけでなく、コミュニケーションを取りながら円滑に業務を進める能力にも長けているからだと思います。
会社としても、資格取得奨励金制度を設けるなど、社員のスキルアップを積極的に支援してくれています。個々のキャリアプランに合わせて、営業担当が次のステップにつながるような案件を考えてくれるのも、当社の魅力の一つです。
――最後に、13年間アビリティで働き続けている一番の理由は何だと思われますか?
やはり、これまでお話ししてきた「風通しの良さ」と「人間関係の良さ」に尽きます。会社が何を考えているのかをきちんと発信してくれる透明性。そして、何かあればすぐに営業担当に相談でき、フォローしてもらえる体制。社員同士のいざこざもなく、皆が安心して働ける。この「居心地の良い環境」が、私がアビリティで長く働き続けられている一番の理由です。