「無料の太陽光発電」は、こうして始まった——私たちの第2章。
VPP(バーチャルパワープラント)で全国1位の実績をつくったあと、
私たちが次に目指したのは、「無料の太陽光発電」を本格的にスタートさせることでした。
実は、VPPを通じて培った経験や信頼があったからこそ、
“あの仕組み”に挑戦できるようになったのです。
無料設置の仕組み、PPAモデルとの出会い
当時すでに、愛媛県にある再エネ商社「デンカシンキ」様が、
PPA(Power Purchase Agreement)モデルで太陽光を普及させていました。
PPAとは、簡単に言うと——
「費用0円で太陽光発電システムを設置し、使った電気の料金だけ支払う」仕組みです。
設置費用やメンテナンス費は不要。契約期間が終わると、システム自体がそのままお客様のものになるという、まさに“新しい時代の太陽光導入のかたち”でした。
私たちは、その一次代理店として「フリーソーラープロジェクト」を始動
NTTスマイルエナジー様がオーナー、L.PROJECTが一次代理店というかたちで、
「フリーソーラープロジェクト」という名のもと、私たちは住宅用PPA事業をスタートさせました。それが、2017年の暮れから2018年のはじめにかけてのことです。うちの第一章ともいえます。
無料なら、広がって当たり前だと思っていた
前職で太陽光や蓄電池を販売していた経験豊富な営業メンバーたちは、「これだけ良い仕組みなら、絶対に広がるはず」と思っていました。
太陽光の価格がネックになっていた時代に、ちゃんとした仕組みで“本当に無料で設置できる”方法がある。
それを伝えるだけで、多くの方が興味を持ってくれる——
そんな風に考えていたのです。
でも、現実は少し違った?
営業を始めてすぐ、私たちは“意外な壁”にぶつかります。
「本当に0円なんですか?」
「怪しくないですか?」
「仕組みがよく分からない…」
期待とは裏腹に、反応は思っていたよりも控えめ。特に、地元・岡山では警戒心の強さもあるのか、
「思ってたんと違う…」という空気が社内に流れることもあったとか!
それでも、やりきると決めていた
簡単な道ではありませんでしたが、私たちは「やる」と決めていました。
だから、説明資料を一からつくり直し、仕組みを丁寧に伝えるためのツールも整備し、お客様への伝え方を徹底的に見直しました。
「ちゃんと伝われば、選ばれる」その信念だけで、ひとつひとつのコミュニケーションを大切にしていきました。
少しずつ、伝わるようになってきた
何度も説明し、信頼を重ねていくうちに、「こんなにしっかりしてるのに無料なんてすごいですね」
「仕組みが分かったので、安心しました」
そんな言葉をいただけるようになりました。
“無料なのに怪しい”ではなく、
“無料なのに安心できる”と言ってもらえるようになったのです。
ここからが本当のスタート
PPAモデルの仕組みを正しく届けるための取り組みは、今もなお、私たちの営業の核になっています。
「お客様の不安を取り除き、未来のスタンダードをつくる」
その使命を胸に、これからも走り続けていきます。
“太陽光は買う時代から、貰う時代へ”
この想いを、さらに多くの人に届けていきます。