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太陽光って、ほんとはすごく良いものなのに、有償だと進まない。
だからこそ、"無料にできたらいい"。
代表がそんなことを口にしたのは、創業前のことでした。
当時、岡山にある太陽光の会社にご縁があってそちらに入社し、太陽光の知識と経験を積んだ代表。
「未来に標準装備されるエネルギーになる」と感じていたものの、太陽光発電は高額商品。「太陽光発電はほんとはすごく良いものなのに、有償だと進まない」と「金額の壁」に衝突していたそうです。
「その金額の壁」を乗り越えようと、L.PROJECT株式会社が立ち上がったのです。
当時はまだ「聞いたことない」レベルだったVPP(バーチャルパワープラント)という取り組みに、私たちはチャレンジしました。
VPPって何?と思いますよね。 VPP(バーチャルパワープラント:Virtual Power Plant)は、「仮想発電所」という意味です。発電所ではあるものの、仮想の存在ということになります。従来、電気は1ヶ所で発電され、オフィス・工場、住宅などさまざまな施設へとそれぞれ送られてきました。それに対してVPPは点在する太陽光発電や蓄電池、燃料電池等の分散された発電設備やシステムをひとつにまとめることをいい、第三者(専門の会社)が管理・調整を行って電力のバランスを取ります。
まず、地域にある住宅やオフィス、工場などそれぞれに発電システムが設置されています。地域の各所に太陽光発電や蓄電池、エコキュートや電気自動車の配置などが行われており、地域全体で発電した電気を地域全体でシェアして使います。地域全体を「一つの発電所」のように見立てていることから、このシステムをVPP(仮想発電所)と呼んでいます。ざっくり言えば、"電気のシェア"を実現する新しい仕組み。
家庭や工場にある太陽光、蓄電池、EVをまとめて、あたかもひとつの発電所のように扱う。
そんな未来のエネルギーの使い方を、当時ご縁があったNTTスマイルエナジー様との連携で実現していったのです。
…難しいですよね。私でさえな何回聞いても難しいです(笑)
話は戻りましてかけだしの会社でしたが、太陽光発電設備の遠隔監視装置(エコめがね)の販売や再生可能エネルギー発電事業などをされている株式会社NTTスマイルエナジー様と繋がりもあり、将来的にエネルギーマネジメントを行いたいという想いと考えの下VPP事業の業務提携を締結し、蓄電池の普及促進の為戸建て住宅を中心に販売施工を行ったわけです。
だけど「絶対にやりきる」と決めて、立ち上げメンバーでで駆け抜けた1年間。
全国にたくさんのライバルがいる中、私たちはVPP事業で全国1位の実績をつくりました。
その時に盾が、このストーリーのサムネイルです。それを見るたびに、「あれが全ての始まりだったな」と思うのです。
"無料の太陽光発電"(当時の名前はフリーソーラープロジェクト)は、このVPPで得た信頼と経験から始まりました。
太陽光を「買う」時代から、「貰う」時代へ。
あの頃の想いを、今、少しずつかたちにしています。