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寝たきり高齢者旅行記④
あっという間に帰る日になった。少し朝早く起きたので、ホテルから少し歩くが駅前温泉にでも入っておこうと温泉に向かった。温泉はさすが温泉。京都って言うか関西は温泉が少ないんです。無くはないけど、身近には無いって感じ。その温泉をでてさっぱりしたなと思っていたそのすぐそばに、趣のある喫茶店があった。朝食を食べに入った。パンとコーヒーのセット。コーヒーもおいしく頂けたが、それよりもおかみさんの人柄に惚れた。何も話さない僕に気軽にこえをかけてもらって、なんで青森に来たの?故郷が青森の人がってその途中に青森の市場など観光名所にも少し立寄った。ほんと、青森にゆっくりと来たことは無かったが、いい街だった。...
寝たきり高齢者旅行③
青森の地に降り立ち、そこからレンタカー。空港の近くのレンタカー屋さんへ。手続きのためカウンターに行くと、聞いたことのある珍しく名前が呼ばれ!?振り返ると地元城陽の知り合いでした。こんなところで出会うなんて!!なんか、聞いたら同じ便に乗ってたらしいです。青森で城陽の人に会うなんて!!!夕方になったので、お泊りの施設へ。ほんと快くお迎えして頂き、丁重にしていただけました。普段はヘルパーさん1人しか来ないのに、看護師さん3人態勢。すごい!!老人らしく、なんで泊まるのやと言うてましたが、預けました。夜は施設の社長と懇親会。しっかり情報交換を行いお互いの会社の今後を語り合いました。なんだかんだで青...
寝たきり高齢者旅行記②
朝、自宅へお迎えに行った。すでにヘルパーさんが万全に準備をしてくれていてバッチリ。北国は寒いだろうと帽子もかぶせてもらい、いざ伊丹空港へ出発!!京都から伊丹空港へは高速道路経由で約1時間。電車だと乗り換えも多いので、車の方が早い。スイスイっと空港へ到着し、空港駐車場に駐車。だが、結構混んでいて停めるのに苦労した。予約もあったので予約しとけばよかったかもと。まずはチェックイン。健常者は出発の30分前までに集合。車いすの方は専用カウンターに60分前までに集合。なんで専用カウンターに行かないと手続き出来ないのか謎だったのですが、行けば理由はわかりました。乗ってきた車椅子はカウンターで乗り換え。...
寝たきり高齢者旅行記①
この方とは城陽市で出会った。足腰が立てず、寝たきり状態。座らせてあげると車椅子は座れる。長年付き合って、いろいろ過去の事を聞き出し故郷は青森だと知った。青森に帰郷したいと言われる。多分、聞き流す事業所が多いのだろうが、きらっと介護支援センターは違った。時間をかけて、本当に青森に行きたいのか、幾度となく聞き続けたが、答えは変わらなかった。本当に行きたい、帰りたい気持ちを汲み取った。しかし、とはいうものの始めるにも生活保護。本当に行けるのか疑問だった。しかし、社会がこの方の気持ちを後押しした。新型コロナウィルスのまん延に伴って、生活困窮者には再三として給付金が支給された。支給されたお金は寝た...
老後の生活はどうやったら良いの?最近、高齢者から問いかけられます。
老後の生活はどうやったら良いの?高齢者から、我々介護をしている人間によく聞かれます。そもそも、人生経験の豊富な利用者から人生経験が未熟な介護者に問いかけられます。なぜ若い者にそんなことを聞くのか。答えはないですが、ずっと疑問です。しかし、想像はします。マスコミで老後=不安と言うレッテルが貼られ、個人は関係なく一様に不安と思いこまれているのではないでしょうか?また、だんだん衰えていく身体になんとなく不安を抱きやすい。そんなところではないでしょうか?幸せの定義は個人個人違います。幸せを勝ち取る、幸せを感じるのは個人の問題だと思います。老後の時間には「幸せ」や「夢」は何なのだろうと、今一度考え...
介護の仕事っていつ休むの?それは考え方次第
介護の仕事は24時間。夜もずっと見守っておかないと、高齢者の生活は維持できない。そんなことを考え、24時間対応されている事業所もありますが、きらっとでは日中の介護のみで要介護5(完全寝たきりの方)の在宅での独居生活を数年にわたり支え続けています。数年とはきらっとが数年前に始めたわけではないです。ずっとやっていますが、利用者さんの生活も年単位で在宅生活を続けられていります。よく考えてみましょう。自分が風邪でもいいですが、病気になり布団から動く事ができない。看病してくれた妻や母親が朝から晩までずっとそばにいる。ずっとです。文章で書くと良い話のように見えるかもしれないですが、現実には数時間もす...
介護とは、自分と相手のココロを有意義にするもの。福祉×京都のまちづくりで、新しいサービスも模索する、きらっとのこれから。【代表インタビュー】
きらっと介護支援センター 理事長の職を仰せつかっております。浦畑佑太郎と申します。2023年6月から世代交代と言うことで、父から事業を引き継ぎました。まだ、わからないことも多数ありますが、日々、一歩一歩より良い介護の提供を目標に歩んでおります。生まれ育った故郷”京都”に、いつかは戻りたい。きらっとを創業したのは、私の父です。そのため、私の出身は京都なのですが、北海道の工業大学に入学。介護とはまったく縁のない生活を送っていました。北海道は、とてもいいところです。食べ物はおいしいし、土地も広いのであんまり近所から怒られることも少なく、おおらかな土地。開拓の地だからか、自由を非常に感じられる土...
在宅にこだわり、高齢者の自律を目指す。創業者が伝えたい、きらっとの14の想い。
要介護になって、できないことのすべての底上げは、無理。要介護の状態というのは、身体レベル・認知レベル・医療ケア等の内容が、できる・できないの個別評価で行われています。その後、各項目ごとに、個別に採点し、その総合点で介護度が出る という仕組みになっていますよね。この結果、要介護1とか要介護2とかの認定が下り、介護事業所からサービス提供が受けられるという仕組みになっています。ここで重要なのは、どこに目をつけるかです。人間は、できない内容に目が行きがちなので、「何とかしなければ」とすべてを対応しなければならないと考えがち。底上げ・現状維持の関わり意識で、応対する姿勢が多いのではないでしょうか。...
介護業界の働き方=世間から遅れている。その中で、ICTを積極的に導入するきらっとの取り組みについて。
近年、ICT化の波が人材不足の影響もあり介護業界で進んでいます。きらっとでも近年取組を続けてきました。必要に応じていろいろなサービスを導入してきた経緯をお話したいと思います。◆シフトは週1提出。自分の時間を妥協しない仕組み作りを。まず、訪問介護の業務です。訪問介護は利用者さんと時間を合わせて、訪問し業務を行います。基本的には同じ曜日の同じ時間に訪問するのですが、病院の通院や墓参り、娘さんが帰ってくるなどいろんな理由で急な変更があります。なので、きらっと介護支援センターでは直近1週間分のシフトしか出していません。昔はシフトを紙で出してそれぞれのヘルパーさんにFAX。当時ヘルパーさんは25名...
家業を引き継いだ理由
きらっと介護支援センター 理事長の職を仰せつかっております。浦畑佑太郎と申します。2023年6月から世代交代と言うことで、父から事業を引き継ぎました。まだ、わからないことも多数ありますが、日々、一歩一歩より良い介護の提供を目標に歩んでおります。会社を引き継ぐきっかけになったのは、祖父が亡くなったこと。亡くなってから数年たった大学3年生の秋に工業大学の卒業を目前に、今後の進路について考えていました。工業大学なので、大手メーカーに就職は出来るだろうけど、数万人の社員の中でずば抜けていくのは大変。社会人たるもの周りに合わせる事も必要。僕の勉強した工学部機械科で習ったこと。強度計算などの計段を元...
家財道具整理までやって、やっと介護ができる
高齢になってくると家財道具も処分していかないと~だけど、足腰がよわってできないし~ 家にベッドを導入しないとだけど、家財道具ばかりでスペースが無いの どこに捨てたらいいのかな~家族さんに話してみたけど、家族さんも暇が無くてできないし、進まない歳を取ると家財道具の処理は大変。こんなケースで困ることがありますよね。きらっとではこんな困ったに応えるべく、一般廃棄物処理業者の指定をもらって、自社で処理のできる体制を取っています。軽トラックに荷物満載で廃棄物処理場に運んだことはたびたびあります。きれいにして差し上げるとまた在宅生活を続けられる環境が整い、施設入所にならずに在宅介護が続けられるん...
きらっとcafe
事務所横にはcafeスペースも設けています。地域の方や利用者も利用されるカフェです。地域の方は一人500円で利用できます。もちろん従業員は使用は無料!うどん・カレーなどの軽食も食べられますので、お昼ご飯に困ったときには利用できます。床暖房も完備。足から温かなので、身体にも優しい設備になっています。白いテーブルはナノミストサウナです。足を入れていればポカポカ温まります。パッチワーク教室、花文字教室、健康体操教室も開催。自身の趣味活動の場所に使ってもらってもOK。こう言う高齢者が気軽に集まれる場所、自身を表現できる場所、交わえる場所が必要と考えています!代表が理学療法士なので、お願いすればマ...