人物紹介|生産管理者/ いわて銀河農園 髙瀬 ゆうの(たかせ ゆうの)
今回は2023年に新卒でサラダボウルへ入社した髙瀬さんにインタビュー!
山梨県北杜市の農場で生産管理者として現場マネジメントや作業指導を経験し、現在は岩手県の新設農場の立ち上げに奮闘する髙瀬さん。そんな彼女とサラダボウルとの出会い、日々の仕事や将来の目標について詳しく聞いてみました!
“3K農業”が覆った一瞬があった
― なぜサラダボウルに入社されたのですか?
農学部で植物遺伝子学を学びながら、フィールド実習や農家でのアルバイトを経験するなか、“きつい・汚い・給料が低い”という農業のリアルを痛感しました。でも、サラダボウルの農場見学で「作業者の負担を大幅に軽減する設計」に触れ、印象が一変しました。農業に対するネガティブな固定観念が払拭されて、「ここなら挑戦し続けられる!」と確信を得ることができ、入社を決意しました。
現場に立ち、人と作物、両方に向き合う毎日
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──日々どのようなお仕事をしているか教えてください
現在は岩手県に新設された農場の立ち上げサポートを担当しています。具体的には、農場運営に必要な仕組みづくりや生産体制の整備を中心に、スタッフの採用や教育、日々の作業スケジュールの設計など、幅広い業務に携わっています。これまで山梨県北杜市の農場で培った現場管理の経験を活かしながら、ゼロから農場をつくり上げていく過程を支えることが今の役割です。
髙瀬さんの1日のスケジュール
生産管理者としての髙瀬さんの一日は、作物の状態を見守ることと、現場の仲間をサポートすることの両方で成り立っています。
⏰8:00 出社
朝の農場に入り、まずは1日の準備をスタート。
🔍8:30 生育調査・作業説明
トマトの状態を確認しながら、スタッフにその日の作業を説明。
👓9:00 作業指導・データまとめ
パートさんや海外スタッフに作業の進め方を指導し、並行して作業効率などのデータをまとめます。
🐝12:00 灌水・害虫・ハチ管理
午後は農場内を細かく確認。受粉用のハチの管理や病害虫のチェックも重要なタスクの一部です。
📚14:00 ミーティング・農薬散布
生産管理・グロワーのメンバーと情報を共有しながら、必要な作業を進めます。
💻16:30 事務作業
一日の作業履歴の記録や翌日の準備を整えます。
🚙17:00 退勤
1日の終わり。翌日へとバトンをつなぎます。
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働く環境がもたらすポジティブな手触り感
── 職場環境について教えてください
入社2年目でも意見を言いやすい雰囲気があります。年齢や社歴など関係なく、現場改善の提案がすぐに反映されることもあって、「自分の声が届いている」と実感できるんです。挑戦を歓迎してくれる文化があるから、日々前向きに取り組めています。
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“伝わった瞬間”が最高のご褒美
── お仕事のやりがいについてお話をきかせてください
作業を指導するうえで大切なのは「言葉にする力」です。どんなに細かい手順でも、相手に正確に伝わらなければ意味がありません。最初はうまく伝わらず、思った通りに動いてもらえない悔しさを感じることもあります。それでも何度も言葉を選んで説明を重ねるうちに、スタッフが少しずつ理解し、考えて行動できるようになる瞬間があります。その変化を目の当たりにしたとき、人の成長と自分の努力が重なり、大きなやりがいとして返ってきます。
さらに、スタッフの成長が農場全体の作業効率や品質向上につながるのを実感できるのも、この仕事の魅力です。「伝わった」「自分で考えて動けた」という瞬間の積み重ねが、農場を動かす力となり、日々の励みになっています。人と植物、両方の成長に関われることこそ、私にとっての最高のご褒美です。
目指すのは、“視野の広いグロワー”
── 今後の目標や展望を教えてください
将来的にはグロワー(栽培管理者)として、農場全体を俯瞰しながら多角的に判断できる存在になりたいと考えています。そのために、日々の生産管理や現場指導を通じて実務経験を積むだけでなく、作物の生育や環境制御、病害虫対策など幅広い知識を学び続けています。また、スタッフの育成やチーム運営の経験も重ねることで、人・モノ・作物すべてを見渡せる視点を持ち、農場全体の効率と品質を高められるグロワーを目指しています!
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最後までお読みいただきありがとうございます!髙瀬さんのように、新しい農業に挑戦したい方、農業の常識を変える現場での働き方に興味がある方、ぜひ一度カジュアル面談でお話しましょう!