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Triiku代表インタビュー#2です。池上代表に「訳あり物件」を再生・再販売する事業の詳細や、Triikuの強みを聞きました。
目次
データドリブンで、売却ニーズにタイムリーに応える仕組み
利益より信頼、拙速より納得──Triikuの強さの原点
「成果を出せない」と悩む人ほど当社に来てほしい
データドリブンで、売却ニーズにタイムリーに応える仕組み
――Triikuが扱う「訳あり物件」とはどのような物件を指すのでしょうか。
「訳あり物件」とは、単なる中古住宅のことではありません。具体的には、相続後に誰も住まなくなった空き家や、老朽化が進んだ築古戸建てのほか、いわゆるゴミ屋敷や事故物件、建築基準法上の再建築不可物件なども含まれます。
これらは所有者にとって処分に困る「負の遺産」となり、売却を試みても買い手が見つからないまま、長く放置されるケースが多くあります。
――多くの不動産会社が敬遠する訳あり物件の売却ニーズを、どのように集めているのですか。
私たちは、売主さまから「物件を売りたい」という声をいただくために、デジタルマーケティングを総合的に運用しています。まず、市場データやオンライン上の行動ログを読み解き、どこに・どんな課題を抱えた方がいるのかを多角的に可視化します。そこから、情報が最も届きやすい接点、チャネルやタイミング、メッセージの設計を精緻に行い、潜在層から顕在層まで滑らかに届く導線をつくっていきます。
同時に、日々の運用データをもとに訴求内容や導線を継続的に改善し、問い合わせまでの体験を最適化し続けています。こうしたサイクルを回し続けることで、売却に悩むお客さまが自然と私たちを思い出し、安心して相談できる状態をつくれている。結果として、安定的に多くのお問い合わせをいただき、訳あり物件の課題解決の「入口」としてのポジションを確立できてきているかと思います。
さらに、士業の方々との連携も大きな柱です。司法書士や行政書士の先生方から、相続手続きの中で物件の処分にお困りの方をご紹介いただくケースが増えています。おかげさまで、こうしたご紹介経由でお問い合わせ全体の2〜3割を安定的に獲得できています。
利益より信頼、拙速より納得──Triikuの強さの原点
――順調に案件が増えているようですが、Triikuの強みはなんでしょう。
一言で言えば、徹底したDXによる業務の効率化と品質の均一化です。不動産業界にはいまだ、査定書や販売概要書を担当者が手作業で作るといった煩雑な業務が多く残っています。私たちは独自の社内システムを構築し、これらのプロセスを自動化。完全なペーパーレス化もその一環として実現しています。
その結果、他社では丸一日かかる査定や書類作成を、30分〜1時間で完了できます。査定額も即日提示が基本です。スピードだけでなく、データに基づく査定ロジックを共通化しているため、担当者によるバラつきが出にくいのもポイントですね。
こうした仕組みによって、売主さまの不安や待ち時間を最小化でき、物件の価値を正しく理解してくれます。圧倒的なスピードと安心感こそが、Triikuの強みだと思っています。
――営業スタイルも、一般的な不動産会社とは異なるそうですね。
はい。私たちはいわゆる「足で稼ぐ」営業とは一線を画しています。私たちは、徹底したDXによる業務効率化によって生まれた時間を、お客さま一人ひとりにじっくりと寄り添うことに費やしています。そのため、重労働かつ非効率な飛び込み営業ではなく、お客さまからの問い合わせに真摯に応える反響営業です。
この体制により、営業は高い生産性で多くのお客さまに対応しつつ、それぞれの複雑な事情や感情に向き合い、納得感のある意思決定を伴走できるようになりました。
――そうした顧客の物件を扱ううえで、こだわっていることはありますか。
単に物件を売買するのではなく、売主さまの「思い出」を尊重することです。多くの場面で「更地にした方がいい」という提案が出がちですが、私たちは「建物を活かす」ことにこだわっております。これは、ご実家など思い出の詰まった建物を残したいというお気持ちに応えるためです。買取後は適切に、リフォームやリノベーションを施し、その価値を理解してくれる次の所有者へと引き継いでいきます。こうして所有者は変わっても、思い出の建物はその後も長く生き続けることができるのは、すごく価値のあることだと思っています。
当社のバリューである「響心一契(きょうしんいっけい)」には、お客さまの心に響かせ、信頼のうえに一つひとつの契約を結ぶという意味を込めています。物件に込められた「思い出」を大切にする姿勢は、まさにこのバリューそのものです。不動産を売却する機会は、人生でそう何度もあるものではありません。だからこそ、大切な資産をお預かりする責任を常に自覚し、短期的な利得よりもお客さまの納得と長期的な価値を優先します。
「どこも取り扱ってくれない思い出のある不動産」を未来へつなぐヒーローでありたいです。単なる売買ではなく、訳あり物件という課題を解き、価値ある形で新たな所有者へ。その過程で、売主さまの気持ちが前に進み、人生がより良い方向へ一歩動くこと。それこそが、Triikuの使命だと思ってます。
「成果を出せない」と悩む人ほど当社に来てほしい
――今後注力していきたい事業領域について、教えてください。
旅館業や民泊業に力を入れたいなと思っています。私たちが扱う古民家や築古戸建てなどは、リフォームによって大きな価値を付加することができます。現在、インバウンド需要の伸長に伴い、外国人観光客を中心に「日本の伝統的な家屋に泊まりたい」というニーズが非常に高まっています。
Triikuは、希少な物件を安定して確保できるという強みを活かし、自社で選定した物件を「Triikuブランド」の民泊施設として再生させたいと考えています。こうした事業を通じて、私たちは、空き家に新たな命を吹き込み、その可能性を追求していくことで、社会に貢献していきたいと考えています。
――最後に、Triikuで働く魅力を教えてください。
Triikuは、「何者でもない者が何者かになれる」舞台です。
徹底したDXで事務作業を最小化し、お客さまと向き合う時間を最大化しています。その結果、未経験でも入社初月から契約を獲得することが珍しくありません。一般的な不動産会社では月1〜2件が目標とされがちですが、当社では月3〜4件を安定的に成約するのが当たり前です。圧倒的な成長スピードを体感できる環境です。
もし不動産業界で「努力しているのに成果が出ない」と感じてきたなら、原因は、「あなたではなく環境」かもしれません。私たちは、反響型の営業設計/共通化された査定ロジック/迅速な意思決定プロセスによって、成果が出るまでの道筋を用意しています。
お客さまに真摯に向き合う情熱がある方こそ、ぜひTriikuの門を叩いてください。仕組みで支え、実力で伸ばし、成果で報いる。それが私たちのカルチャーです。