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疲弊するだけ?フリーランスがクラウドソーシングやスキルマッチングサイトなどのプラットフォームで仕事獲得しない方が良い理由・デメリット

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

今日も複業メディア「ウィズパラ」で発信した「クラウドソーシングやスキルマッチングサイトなどのプラットフォームで仕事獲得しない方が良い理由・デメリット」について話していきます。(元記事:https://wizpara.com/1776/

フリーランスや副業するサラリーマンなどが仕事を獲得する選択肢のひとつにクラウドワークス(https://crowdworks.jp/)やランサーズ(https://www.lancers.jp/)などのクラウドソーシングやココナラ(https://coconala.com/)などのスキルマッチングサイト(アプリ)の利用があります。
これらのプラットフォームは、営業力が弱かったり、地方在住で在住地区近隣に仕事が少なかったり、実績や知名度が無く、仕事の獲得が厳しいひとたちにとって頼もしい存在です。

使い方によっては、非常に頼もしい存在ではあるのですが、これらプラットフォームの利用には落とし穴があることも頭の隅においておくべきです。
今回は、クラウドソーシングやスキルマッチングサイトなどのプラットフォームを利用する際の負の側面(デメリット)に焦点をあてて話していきたいと思います。

クラウドソーシングやスキルマッチングサイトを利用しない方が良い理由・デメリット

前提として、クラウドソーシングやスキルマッチングサイトは、使い方によっては、非常に頼もしい存在であり、じぶんも発注者側や受注者側でちょこちょこお世話になったりしますが、やはり、デメリット面の方が大きいという結論にいたっています。

仕事の獲得が困難な利用者が多い為、報酬価格が低く設定されがち

これらのプラットフォームで募集されている案件リストを眺めてみると、異様に安い報酬が設定されている案件が多く見受けられます。

それでも、仕事の獲得に四苦八苦しているプラットフォーム利用者の中には、悪い条件とはわかっていても、飛びつかざるを得ない人もいるため、マッチングが成り立つのでしょう。

プラットフォーム側も、あきらかに、常識からかけ離れている条件を提示している発注案件などには、規制をかけたり、そもそも非常識な条件が提示できないようにしたりと工夫しているようですが・・・

それでも、悪い条件でも仕事に飛びつかざるをえない利用者が一定数いる以上、フェアトレードとは言えない案件がこれからも見受けられることでしょう。

もちろん、好条件の案件も存在しますし、スキルやセンスがあり人気のクリエイターやエンジニアには、高単価の案件がクライアントからのオファーという形で殺到します。

これらプラットフォームを利用すると、勝者総取りのバイアスが働くといってもいいでしょう。

これら優秀な側に立てていない人は、やはり価格競争に巻き込まれ、好条件の案件は人気が殺到する為、獲得できずに、条件の悪い案件に飛びつかざるを得ないという状況に陥ります。

ちなみに、到底フェアとは言えない報酬を提示するクライアントは、そもそもワーカーに対してリスペクトが無い為、報酬が安い割に要求がシビアで態度も高圧的な事が多いです。請けるだけで疲弊するというのはこういうからくりです。

プラットフォームに支払うマージン(仲介料・手数料)が報酬を圧迫する

マッチングの機会を提供するというビジネスをしている以上、当然、これらのプラットフォームには、費用を支払う機会が出てきます。

ビジネスモデルは各プラットフォームで若干の差異はありますが、基本的には、ただ利用(閲覧・案件募集・応募)するだけでは、発注側も受注側も無料で、マッチング成立後に支払われる報酬の中から●●%をマージン(仲介料・手数料)として、プラットフォーム側に納めるというのが主流です。

平均的に5%~20%程度のマージンが抜かれるという事ですね。

受注者側が支払うので、発注者側は基本的にマージンの事はあまり考慮せずに金額設定いたしますが、支払う報酬からマージンが抜かれる事を考慮すればマージン分高い報酬を設定しないと応募者が集まりにくいと言えます。。

受注者側は、ただでさえ低く設定された報酬金額から、20%もマージンが引かれるわけですから、まさに死活問題です。

仕事をプラットフォームを介さずに直接クライアントから得られるとすれば、その分高い報酬が得られるという事になります。

各プラットフォームのマージン(仲介料)

ランサーズの手数料
・ 報酬が20万円超部分について・・・5%
・ 報酬が10万円超~20万円以下の部分について・・・10%
・ 報酬が10万円以下の部分について・・・20%

クラウドワークスの手数料
・ 報酬が20万円超の部分・・・5%
・ 報酬が10万円超20万円以下の部分・・・10%
・ 報酬が10万円以下の部分・・・20%
・ タスク形式での場合・・・20%

ココナラの手数料
・ 販売側への手数料・・・22%(税込)
・ 購入側に対する手数料・・・5.5%(税込)

対面で打ち合わせがなくリモートで完結するため意志の疎通が不十分で、要件を正確に把握できていない事が多い

システム開発など案件によっては、受注するまえに、詳細に仕様を把握しておかないと、提示された報酬金額が妥当であるか見積りできなかったり、そもそもスキル的に対応可能な要件か判別できない事があります。

もちろん、本マッチングの前に、問い合わせでより詳しく要件・仕様を問い合わせして聞く事ができますが、やはり対面の打ち合わせで、意識のすり合わせを繰り返すのと違いメッセージのやり取りだけでは、情報がどうしても不足してしまいます。

原則、プラットフォームのメッセージ機能以外の連絡手段は禁止されていますし(申請すれば、ある一定の条件で許可)、やはりどうしても情報の伝達に不備が生じがちと言わざるをえません。

要件が伝わらずに、案件に着手してしまった場合は、納期に間に合わなかったり、想定外の作業を指示されたり、報酬に不満が生じてしまったり、そもそも完遂できなかったりと、炎上する確率が高まります。

プラットフォーム外の直接連絡のやりとりが厳しく規制されていてクライアントとのやりとりにストレスがたまる

クラウドソースやスキルマッチングサイトのメッセージ機能をつかって、やりとりをしたことがある人はわかると思いますが、メッセージ内容にURLやメールアドレス、LINE IDやTwitterIDなどを含ませていると、警告が表示されメッセージを送ることができません※。
※プラットフォームにもよりますが、申請すれば、一定条件の中で直接やりとりが許可されているようです。

これは、マッチング前に直接連絡に移行して、報酬に対する手数料の支払いを逃れる事を防ぐための、措置になります。

マッチング前に、直接連絡先を交換されて、自由にやりとりされてしまっては、手数料がとれなくなるので、当然の予防措置ではあるのですが・・・

この連絡手段が制限されるのは業務の遂行にとって非常に面倒になるのです。

クライアント(発注者)がどのような人か、性格や価値感・仕事の進め方などを把握できない

フリーランスとして仕事を獲得する場合、報酬などの条件面だけで仕事を獲得していくと、招かれざるクライアントに遭遇することがあります。

招かれざるクライアントとは、たとえばクレーマーのような常識的にありえない行動をとるクライアントの事で、なにもWeb業界に限った事ではないですし、これらプラットフォームを利用しなくても、遭遇することはあります。

直接会って、打ち合わせの中で話し合いを重ねられれば、クライアントがどのような人で、まれに遭遇する仕事を請けてはいけない部類の人かどうかを見分ける事もできますが、これらプラットフォームを利用すると、対面で実際に顔を見る事や、電話で話すこともなく案件を進める事が多いので、クライアントがどのような人か見極められれないという点が、どうしてもリスク要因としてあげざるをえないと考えています。

クライアント(発注者)の要求がシビア

要求がシビアなことが、必ずしも悪い事ではありません。

それだけ、自分のビジネスに思い入れがあり、熱意を持って発注しているとも言えますので。

ただ、フェアとは言えない、最低時給にすら達していない報酬の条件で、そこまで要求するのかというような、発注者も稀に存在します。

いや、むしろ低すぎる報酬を提示するクライアントの方が、要求するハードルがシビアなケースが多い印象があります。

安い案件だから、簡単にさばけるだろうという思い込みは棄て、自分が作業する上での最低時間単価というものを常に意識して、ブラックすぎる条件の案件には絶対に手を出さないようにしましょう。

クラウドソーシングやスキルマッチングサイト以外の仕事獲得手段へシフトするには

このように、仕事を獲得する選択肢のひとつとして助けになるクラウドソーシングやスキルマッチングサイトなどのプラットフォームですが、使い方によほど工夫をしないと、デメリットが多いという話をしてきました。

では、これらプラットフォームからの案件獲得を脱却して、クライアントから直接依頼をうけれるようにするには、どうしたらよいでしょうか?

これまでのフリーランスの経験を鑑み、下記のアクションプランを提唱させていただきます。

★リアルのコミュニティに複数所属し、積極的に自分をPRする
★固定費を極限まで圧縮させ金銭的に余裕を持ち、悪条件の案件に飛びつかないようにする
・SNS上で自分の活動・スキルをPRできる情報発信をつづけ自分をブランディングする
・ポートフォリオサイトを持ち、自分のこれまでの制作物を掲載する
・ブログ(Youtube)を持ち、自分のスキル内で人の役に立つ情報に特化して発信し続ける

この中でとくにおすすめなのがひとつ目とふたつ目のアクションになります。

リアルのコミュニティに複数所属し、精力的に活動し、自分がどのような仕事をしているかPRすることで、ひとづて・紹介で仕事が舞い込むことが多々あります。

普段の人間関係・趣味を含めた日常の活動が、いかに大事か再確認しています。

そしてふたつ目の、固定費圧縮で金銭的に余裕を持つというのは、誰でも再現可能なうえ、もっとも効果的が大きいアクションになります。

貧すれば鈍するとはよく言ったもので、固定費を抑え金銭的に余裕をもつだけで、仕事が無い状態で焦って悪条件の仕事に飛びつく事がなくなります。

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