100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
今日も複業メディア「ウィズパラ」で取り上げたテーマ「ブルーカラービリオネア時代到来!ブルーカラーワーカーのフリーランスになる道が熱い」についてお話していきます。(元記事:https://wizpara.com/3002/)
皆さんは「ブルーカラービリオネア」という言葉をご存じでしょうか?
「ブルーカラービリオネア」とは肉体労働・現場仕事・職人系など、従来 “ブルーカラー” と呼ばれた仕事に従事して、巨額の財を築いた人たちの総称です。
ホワイトカラーやテック企業出身の成功者が注目されがちな中で、「手に職」「現場叩き上げ」から億万長者になる人が世界的に増え、その流れを指して使われています。
特にアメリカで、頻繁に使われている言葉・概念で、それだけ今「ブルーカラーワーカー」が注目されているということです。
さらに「ホワイトワーカー」の時代が終わっているという意味も含まれているように感じます。
この時代の流れは一時的なものではなく傾向が強まり進んでいきます。
アメリカの数年あと、まったく同じ流れを追随すると言われている日本でも同じような流れになることは間違いないでしょう。(というよりもうなりつつあります)
そしてこの記事でもっとも言いたいことがフリーランスも「ブルーワーカー」的な仕事を見据えてビジネスを立ち回る事で大きなチャンスがあるとということを伝えたいのです。
「ブルーカラービリオネア」の現状深掘りとムーブメントが起きている理由
いま、アメリカではメリカでは医者よりも配管工の方が収入が多くなっているといたるところで揶揄されているくらい、ブルーワーカーの収入や立場が上がり、逆にホワイトワーカーの収入や立場が低くなっていると言われています。
いま、アメリカで何が起きているか見ていきましょう。
ブルーカラービリオネア現象:主な報告・事例
ルーカラー職の高収入化(賃金構造の変化)
アメリカでは、従来「体を使う」「手に職を持つ」肉体的・技能労働者(ブルーカラー)が、AI・自動化の進展にもかかわらず、逆に需要が強まっており、高収入を得る層が増えてきています。
具体的な職種で、エレベーター/エスカレーター設置・修理工の中央値年収が $106,580(約1600万円相当) というデータがあります。
Newsweekなども、ブルーカラー職として「エレベーター技師」が最も高収入帯に入るというレポートを出しています。
AI時代に代替されにくい「現場での即応」「物理的スキル」が、ブルーカラー職を“資産化”する方向にあるとされています。
ブルーカラーといえば、いわゆる「3K」※の仕事ですので、なり手が少ないというのも背景にあるでしょう。
※「3K」とは、「きつい」「汚い」「危険」の3つの頭文字をとった言葉で、労働環境が厳しい仕事を指します。
主に建設、土木、清掃、介護などの肉体労働や、医療現場などが該当し、一般的に若者を中心に敬遠されがちです。
配管工は医者より収入が高い?
日本でも、「配管工が医者より稼ぐ時代になってきている」という主張が散見されます。
これは主に「配管工やパイプ作業員、蒸気管作業員」などが、ブルーカラーの中でも技能系職種として非常に高賃金化しているという報道・分析から来ています。
ただ「配管工すべてが医者より稼いでいる」というわけではなく、高い技術・経験を持つ技術者や熟練者、あるいは都市部やインフラ系のニッチな職種が特に高収入というケースが想定されています。
配管工のようなブルーカラー系の賃金が高騰しているのに加え、医者特に歯科医などの開業医は、なり手過剰のため、せっかく高度な教育を受けて医者になっても商売が成り立たないというケースが多くなってきています。
需要と供給のミスマッチが影響しているとも言えます。
ブルーカラー出身の億万長者(ビリオネア)が多数登場
実際にアメリカでブルーカラー出身またはその延長線上で財を成したビリオネアの例を紹介します。
1. マーカス・レモニス(キャンプ用品大手「Camping World」CEO)
幼少期は移民で、10代の頃からガソリンスタンドの掃除や整備工として働く。
クルマいじりを通してビジネスセンスを磨き、RV(キャンピングカー)販売会社を買収し企業グループに育てる。
今ではテレビ番組『The Profit』で「問題企業を改革する鬼才」としても知られる。
最初は完全にブルーカラーの現場人間。
2. ルー・ホルツァー(配管工 → 建設業界の大富豪)
10代から配管工事の見習いとして給料をもらい始める。
配管工の資格を取り、仲間を集めて小さな工事会社を作ったのがスタート。
規模を拡大し、最終的には年商数千億円規模のエンジニアリング企業に成長。
「工具ケースから億万長者」という典型パターン。
3. エドワード・ジェームズ(溶接工 → 石油関連で成功)
若い頃は溶接工として石油パイプラインの現場で働く。
現場で働くうちに人脈と知識を溜め、石油設備のメンテ会社を創業。
技術者としての信用が武器になり、取引先を拡大して財を築く。
4. ハーマン・ガステロ(トラック運転手 → 物流会社オーナー)
20代で長距離トラック運転手として働き始める。
「運ぶ側だから物流の全体像が見える」という強みを活かし、仲間のドライバーと小さな配送会社を設立。
配車管理の効率化と安全運行で評判を作り、会社を巨大化させて数十億円規模のビジネスへ。
5. クリス・ドー(塗装工 → 建設会社の大成功者)
最初はただのペンキ塗り職人(ペインター)。
現場で「職人の品質を守りつつ、スケジュールとコスト管理を徹底できる会社が少ない」と痛感し、自分で施工会社を設立。
丁寧な仕事が評価され、ホテル・商業施設・学校など大型案件を獲得。
現場たたき上げで億万長者に。
まぁブルーカラー出身とはいえ、途中から経営・資本家・投資家の方に舵を切ったという面もありますが、自分の身体を資本にした働き方だけでも、大金持ちとは言えないまでも小金持ちは余裕で達成できる世の中になったようです。
相対的にホワイトカラーワーカーとくに勤め人は、収入の低下バイアスがかかっていますし、そもそも人員整理されたり雇用を抑制されたりと非常に厳しい時代が到来していると言えるでしょう。
考察:なぜ今この現象(ブルーカラービリオネアの波)が注目されているか
AI/自動化との関係
ブルーカラー職種の中でも、とりわけ「機械修理」「現場保守」「インフラ維持」といった仕事は、AIやロボットが完全には代替しにくいため、スキルを持つ人に対する価値が見直されている、という見方があります。
以前は工場の自動化や産業用ロボットの登場でブルーカラーの仕事が無くなると言われていましたが、どうやらブルーカラーが担っていた仕事を完全に自動化はできないようですし、どちらかというとホワイトカラーが担っていた仕事の方がAIで代替可能になってきたというのが現状でしょう。
労働力不足
特に先進国では人口減少が進んでいるケースがほとんどですので、労働者不足がどこの国でも叫ばれています。
インフラ系・建設系の技術職では常に熟練労働者が不足するケースが多く、労働者を確保するために賃金が大幅に引き上げられています。
ブルーカラーでも高度で熟練の技や知識が求められる仕事の職人は、相当の好待遇でどこの現場からも求められています。
職業の価値転換
「頭を使う仕事=高ステータス・高報酬」「肉体労働=低賃金」という従来のステレオタイプが変わりつつあるとの指摘されています。
デスクワークなどはAIで代替可能だが、身体(手先)を駆使した熟練の技能を持った職人の仕事は当然AIやロボットでは代替できないので、もはやブルーカラーとホワイトカラーの立場は逆転したと言っても過言ではないでしょう。
若者のキャリア選択の変化
ある日本のキャリアアドバイザー・メディアでは、若い世代の間で「大学に行って事務系を目指すより、高給のブルーカラー技能職を学ぶ方が堅実・合理的」という議論が出てきているという声があります。
たとえば中途半端な4年制大学を目指すよりは工業高校や高専、ブルーカラー系専門学校の方が将来が明るいと判断されてきているということです。
めざせ、ブルーカラーフリー!!日本のフリーランスが狙うべき「ブルーカラー」的な仕事・働き方
では、我らがフリーランスがホワイトカラー領域でAIに仕事を奪われていく今後の世界において、ブルーカラー領域で光明を見出すにはどのような仕事や働き方が考えられるか一例を見ていきましょう。
技能系(職人 × 個人事業)
【電気工事士(第二種でも十分ニーズ大)】
AIにも代替困難、危険物もあり資格者は慢性的不足。
単発案件で自由度が高く、日給2〜4万円の世界。
【配管工・設備工事】
アメリカのブルーカラービリオネア現象の代表格。
日本でもインフラ更新需要で不足。
技能習得後は独立しやすい。
【大工・リフォーム職人】
DIYブームの影響で個人リフォーム依頼が増加。
“町の小さな工務店”を一人でやる形も可能。
移動系(身体 × 運用力)
【軽貨物ドライバー(Amazonフレックス等)】
すでに定番化。ただし飽和気味。
ただ、 ニッチに特化すると強い。
・精密機器配送
・弁当・惣菜の近距離ルート
・高齢者向けの買い物代行+配送
【バイク便】
都市部ではまだ強い。急ぎの案件は単価高め。
メンテナンス・点検系(技術 × 継続収入)
【エアコン清掃、ハウスクリーニング】
とくに「店舗専門」「ペット家庭専門」など絞ると単価上がる。
【ドローン点検】
橋梁・屋根・ソーラーパネルなど。
資格は必要だが、いままさに伸びてる分野。
【防犯カメラ設置・メンテ】
リピート性が高いうえに、個人事業でも成立。
体力系 × 接客系(ブルーカラーだが“人間味”が武器)
【遺品整理・生前整理】
市場は拡大中。
「誠実さ」で差別化可能。
【高齢者サポートサービス】
買い物同行、家具組み立て、庭の手入れなど。
ブルーカラー × 優しさ が強い。
【イベント設営の個人工事部隊】
短期案件の自由度が高く、グループ組んで動く人も多い。
半ブルーカラー(スキルと肉体の中間)
【DIY講師・技能系オンライン講師】
ブルーカラーの知識を“教える側”に回るスタイル。
実務だけでなく、「発信」も収入源に。
【パーソナルトレーナー・スポーツコーチ】
まさに「身体」 × 「技術」をつかった職業の良い典型例。
もし学生時代スポーツに明け暮れ、全国レベルの優秀な成績をおさめた実績があったり、コーチングのノウハウを蓄積したり、コミュニケーションスキルなどを身に付ければ、パーソナルスポーツトレーナーとして生計を立てることも可能でしょう。
この職業であればAIにもロボットにも当面仕事を奪われることはないでしょう。