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私たちは、中国を拠点とする信華信グループの日本法人として、創造・信頼・融和を掲げ、グローバルなバックグラウンドを強みに、世界を豊かにするシステム開発に貢献しています。
要件定義から運用保守まで一貫対応するソフトウェア開発に加え、AI・データサイエンス、クラウド運用、グローバルセキュリティを組み合わせた先進ソリューションを提供。中国の豊富な技術者リソースを活用し、品質・コスト・スピードの三位一体体制を実現しています。さらに、国内大手企業や自治体との強固な信頼関係と多様な業界案件を通じ、エンジニアが幅広く成長できる場を整えています。
今回は、エンジニアの採用業務を担当する青木さんにインタビューを実施。求める人材像をはじめ、ハイシンクジャパンだからこそ実現できるキャリアアップの仕組みについて、お話を伺いました。
【プロフィール】
青木 敏則:人的資源部・採用企画チームリーダー。2006年にハイシンクジャパンに入社後、プロジェクトマネジャーをはじめ、部長、事業部長、経営企画など、幅広い役職を経験。現在はPMOの役割を担うとともに、人事部門でエンジニア採用と中級SE以上を対象とした人材教育に従事している。
銀行のSEから転身し、日本人SEチームの立ち上げに尽力
――青木さんのこれまでのご経歴を教えてください。
私は新卒で銀行に入行し、17年間にわたりシステム部門で勤務しました。主にシステム企画やプロジェクト推進を担当し、後半は証券系の資産管理システムなども手がけました。
その後、2006年にハイシンクジャパンに入社しました。きっかけは、当社の中国本社が日本法人を立ち上げる際、「日本人SEのチームを作りたい」という構想があり、知人から「ぜひ参画してほしい」と声をかけてもらったこと。
システム開発については最上流工程から関わってきた経験があり、今度は請負の立場から新たな価値を生み出すことに魅力を感じました。また、当時の中国経済は目覚ましい成長を遂げていて、そのような刺激的な環境で挑戦したいという思いもあり、入社を決意しました。
――なぜ日本人のSEチームを立ち上げる必要があったのでしょうか?
当時のハイシンクジャパンは、社員数が約60名ほど。大連本社を中心にオフショア開発を手がける体制だったため、日本側でも中国との橋渡しを担うブリッジSEの存在が不可欠でした。
当時、弊社には60名程度の技術者が在籍していましたが、より上流工程に対応できる体制を目指すには、日本人SEの力が必要でした。経験豊富な日本人技術者を採用し、プロジェクトの対応領域を拡大していく。そのための戦略として、日本人SEチームの立ち上げが求められていたのです。
「実力主義」が根付く文化。若手もチャンスを得やすい
――青木さんは現在エンジニアの採用業務に携わっていますが、ハイシンクジャパンではどのような人材を求めていますか?
中途採用に関しては、中級以上のエンジニア、つまり上流工程を担える人材を求めています。上級SEであれば要件定義の経験があり、基本設計を自ら手がけたことがある方。中級SEの場合は基本設計・詳細設計の経験があることが望ましいですね。面接では、これまでの具体的な経験を詳しく伺い、即戦力として活躍していただけるかを重視しています。
一方で、新卒に対しては、1年目研修や初級SE研修など、段階的に成長できる育成プログラムを整備。基礎的な知識や技術を身につけながら、着実にキャリアを積んでもらえるようサポートしています。
――人事評価の特徴はありますか?
当社は年功序列ではなく、完全な実力主義を採用しています。年齢や社歴に関係なく、実力のある人には正当に評価や報酬が与えられる環境です。若手であっても、成果を出せばそれに見合ったポジションや待遇が得られます。
また、定期的に1on1の面談を実施し、社員一人ひとりのキャリアの希望を丁寧にヒアリングしています。すぐに実現できない場合でも、その希望を尊重し、将来的なアサインやキャリアに反映できるよう努めています。
――社内のカルチャーや働きやすさについてはいかがでしょうか?
当社では、中途採用者が全体の約7割を占めており、500〜1000人規模のIT企業からの転職者や、個人事業主として活躍していた方など、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が集まっています。多様な経験を持つメンバーが在籍しているため、風通しが良く、柔軟な発想も歓迎される環境です。
働きやすさの面でも、有給休暇の平均取得日数は14日以上、育児休業の取得率は男女ともに100%と、ライフステージに応じた働き方を支援する体制が整っています。
実力主義の文化はありつつも、外資系企業のようなシビアな雰囲気はありません。落ち着いた環境の中で、確実に成果を出し、成長していきたいという方には、とてもフィットする職場だと思います。
多様なプロジェクトと圧倒的な調達力が強み
――ハイシンクジャパンの事業における強みは?
大きく分けて3つあります。
まず1つ目は、対応する業界やクライアントの幅広さです。大連本社は大手SIerから出資を受けており、30年以上にわたり信頼と実績を積み重ねてきました。この確かな基盤をもとに、出資元以外の企業にも着実にビジネスを拡大しています。
2つ目は、プロジェクト数の多さです。プロジェクトの選択肢が多いことで、エンジニア一人ひとりが自分のスキルや志向に合った案件に参画しやすくなっています。日本企業ではプロジェクトが限られ、縦割り組織ゆえに柔軟なアサインが難しいケースもありますが、当社ではその逆です。若手でも意欲次第でどんどん挑戦でき、早期のキャリアアップも十分に可能な環境です。
そして3つ目は、圧倒的な技術者リソースと調達力です。大連には1万人規模の技術者が在籍しており、グループ内で人材を柔軟に確保できる体制が整っています。この体制によって、下流工程は主に中国側が担い、日本側のエンジニアは上流工程に専念できるという役割分担が可能になります。
また、日本のIT業界で長年課題とされている「多重請負構造」に依存せず、自社グループ内で一気通貫の開発体制を実現できている点も大きな強みです。その結果、大規模プロジェクトであっても統率がとれやすく、品質・スピード・コストのすべてにおいて高い水準を保つことができます。お客様にとっても、安心してプロジェクトを任せられるパートナーとして高く評価されています。
――なるほど。上流工程に専念することで、経験の幅も広がりますね。
そうですね。上流工程に携わることで、エンジニアとしての視座が高まり、技術だけでなくビジネス全体を見渡せる力が養われます。その結果、個人の市場価値も自然と上がっていきます。
さらに、当社ではそのキャリアアップがそのまま報酬に直結します。スキルや経験を積んだ分だけ、待遇にもしっかり反映される仕組みになっているので、エンジニアとしての成長がモチベーションにつながりやすい環境です。
実力を活かし、納得のいくキャリアを築いてほしい
――IT業界をめぐる課題や、それに対するハイシンクジャパンの姿勢を教えてください。
IT業界は人材の流動性が低く、1つの会社で腰を据えてキャリアアップを目指すケースが多いとされています。しかし、会社が変われば給与体系も大きく変わります。実力はあるのに正当な評価を得られず、埋もれている“もったいない人材”がたくさんいるんです。私たちは、そういう人たちを救いたいと本気で思っています。
当社では、たとえ役職定年を迎えても、スキルや成果を維持していれば報酬が下がることはありません。年齢に関係なく、現在の実力を正当に評価する姿勢を大切にしています。
――今後の会社のビジョンについて教えてください。
日本国内でのプレゼンスをより一層高めていくことが今後の目標です。そのために、中国側の先進的な技術、たとえばAIなどを活用し、国内市場に新しいソリューションを提案していきたいと考えています。
中国と日本の連携を強みとし、グローバルな価値を提供するスタンスは、当社ならではの魅力だといえるのではないでしょうか。
――最後に、キャリアアップを目指すエンジニアの方々へ、メッセージをお願いします!
今の職場で自分の力が正当に評価されていない、これ以上の成長が望めない——そんな悩みを抱えている方にこそ、ハイシンクジャパンを選択肢の1つとして考えていただきたいですね。
当社の強みは、業種や案件の幅広さとプロジェクト数の多さにあります。だからこそ、一人ひとりの希望やスキルに合った案件と出会いやすく、実力に応じたキャリアを築いていける環境があります。
これまで培ってきた経験やスキルを、ぜひ当社で最大限に活かしていただけたらと思います。