2004年に成学社へ入社し、フリーステップの教室長からキャリアをスタートした礒野さん。現在は取締役であり、個別指導部門の統括本部長を務めています。
今回は、20年以上にわたり成学社と向き合ってきた礒野さんに仕事観を伺いました。
「成学社は業界でもトップクラスの知名度だけど、経営層はどんな人なのか」
「教育系の企業をいろいろ見ているけど、成学社の社風が気になる」
このような方はぜひご覧ください。
【礒野さんプロフィール】
2004年に成学社へ入社し、個別指導学院フリーステップの教室長を務める。
その後エリアマネージャー、ブロックマネージャーを経て、広報や教室運営の改善に従事。
現在は、取締役 兼 個別指導部門統括本部長を務める。
目次
裁量を持って教室運営を行うことができ、成果の見えやすさに魅力を感じ入社
当時小学生の教え子がまさかの進路へ
教室運営を知り尽くした礒野さんが考える、生徒と接する際に大切なこと
すべては顧客ファーストから
大学合格×満足度で実績をあげていく
オフはゴルフを楽しむ
裁量を持って教室運営を行うことができ、成果の見えやすさに魅力を感じ入社
まずは、礒野さんが教育業界を志望された理由と、成学社に入社された背景について教えてください。
教育業界に興味を持ったのは、「モノではなく人で判断される世界」だからです。
「○○先生が指導してくれたおかげで成績が上がった」「授業の雰囲気がよかったから入塾を決めた」など、教育業界は自分の仕事ぶりがダイレクトに結果に結びつきます。
なかでも成学社は、現場への裁量権が大きく、成果が目に見えやすい点が印象的でした。
私が応募したのはフリーステップの教室長のポジションでしたが、入社間もない時期から責任者として生徒の成長に関わることが出来るのは、非常に魅力を感じました。
入社後は順調に昇進されていますが、仕事をするうえで意識されていたことはありますか?
一番は、責任感でしょうか。
受験という子どもたちの人生にとって大きな選択をお預かりしていますので、「受け持っている生徒は必ず合格させる」という想いで業務を遂行していました。
エリアマネージャーに就任した際も、部下の人生も預かる事になりますから、「全員が辞めると言わない限り、自分は辞めない」と心に決めていました。
悩んでいる社員がいれば一緒に解決策を考え、それも自分ごととして一切手を抜きませんでした。
最後まで諦めずにゴールにたどり着く。このマインドが大きかったのではないかと思います。
当時小学生の教え子がまさかの進路へ
では、20年勤務してこられたなかで、もっとも印象に残っているエピソードを教えてください。
やはり、保護者の方や生徒さんに感謝されたときが嬉しく、やりがいを感じる瞬間です。
前提として、私たち教育業界では顧客のライフタイムバリューが短く、中学生で入塾した生徒さんは高校受験を終えると半数が卒塾してしまいます。
ですが、そのような短い時間のなかで「先生のことは忘れません」と言っていただけたときは、この仕事の意義を強く実感しました。
特に印象的なのは、私が入社1、2年目の頃に担当していた小学生の生徒さんです。彼は中学生になっても高校生になっても通い続けてくれました。
大学合格後はアルバイト講師になって、現在は社員として活躍しています。
本来であれば関わることが出来る期間は限られていたはずですが、19年もの長いお付き合いになり深く感動しています。
教室運営を知り尽くした礒野さんが考える、生徒と接する際に大切なこと
生徒と接する際に最も大切なことは何でしょうか?
長期的な信頼関係を築くことです。私たちの仕事で最も大きな成果が出るのは、合格発表のある年度末。
合格に至るまでスムーズに進むことはありません。成績も上がる時もあれば下がる時もあります。いついかなる時も信頼してもらえるような存在でありたいと考えています。
では、長期的な信頼関係を築くために何が必要か。それは「ホスピタリティー」だと考えています。
ホスピタリティー…ですか。
抽象的でわかりづらいかもしれませんね。
私が考えるホスピタリティとは、相手が考えるよりも先に相手のことを考えて行動することです。
生徒が進路や学校生活で悩みを抱える前に、先手を打って解決できるような言動を心がける。
難しいことではありますが、大切にしている姿勢です。
すべては顧客ファーストから
現場から離れた今、仕事をされるなかで大切にされていることは何でしょうか?
根底にあるのは「顧客ファースト」です。
私たちの給与の源泉は、保護者の方から頂戴する授業料です。
お客様ひとりでは解決できない事がある、解決するのが難しいから私たちのサービスを使用されます。その対価として我々は授業料を戴いています。
だからこそ、お客様の問題解決こそが我々の使命だと思って、仕事に向き合うべきだと考えています。
そして、それを実現するためには「現場ファースト」である必要があります。
要は、現場にいる従業員が気持ちよく働ける環境が、保護者の方や生徒さんへの高品質なサービスにつながる、ということです。
各教室にむけて方針を出す際も、「なぜこの方針なのか」「プラスとして働く要素は何か」「どう顧客に喜んでいただけるのか」を丁寧に説明することを心がけています。
納得感がなければ現場に不満が残り、顧客ファーストの実現は困難になりますから。
大学合格×満足度で実績をあげていく
礒野さんの今後の目標を教えてください。
私の担当領域であるフリーステップは「点数アップと大学受験に強い進学型の個別指導」という形で打ち出していますから、今後も大学受験で成果を出していきたいと考えています。
ただ合格に導くだけではなく、受験を通じて努力の大切さや諦めない事、人生において考え方の幹となるものを育みながら、結果として合格に繋げていきたいと思います。
極端な話、24時間勉強漬けにすれば合格はできるかもしれませんが、それだと価値はありません。
より一人ひとりに最適化された学習を提供し、効率的かつ満足度の高い成果を実現していきたいと思います。
そして、最終的に「フリーステップに通ってよかった」と思っていただける塾生や保護者の方を増やしていきます。
オフはゴルフを楽しむ
最後になりますが、礒野さんの趣味を教えてください。
最近はゴルフにはまっています。全然上手くはありませんが…。
正直、最初はあまり乗り気ではなかったんです。休日が1日つぶれますし、おじさんぽいですし。
ですが、仕事の付き合いで参加せざるを得ない機会があり、練習するうちに楽しくなっていきました。
ゴルフも生徒さんの成績向上と同じで、課題に対してどう対応するかを考えて実践していくことで上達していきます。
そうしたプロセスが面白くて、今ではすっかり趣味になりました。
教室長から取締役へとキャリアを積み重ねてこられた礒野さんのお話で、成学社の風土が伝わったのではないでしょうか。
成学社や教育業界のキャリア、生徒の能力を引き出すコミュニケーションに興味を持っていただいた方は、「話を聞きに行きたい」のボタンからぜひ一度お話しましょう。