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承認・賞賛の文化を育て、社内コミュニケーションを活性化させる、Hey Taco!の効果とは?

リモートワークが続く現在。ちょっとしたランチの誘いや軽い雑談の機会が消え、社内のコミュニケーションが不足していることに、課題を感じることはありませんか?

当社ではSlack上でタコスを送り合うという謎の拡張機能、「Hey Taco!」を活用して、そんな課題をカジュアルに解決しています。

もともとは、企業理念浸透を目的に導入された「Hey Taco!」。いまではその目的を達成するだけでなく、承認・賞賛の文化を育て、社内コミュニケーションを活性化し、ピアボーナス制度にもなる、誰もが幸せになる取り組みになっています。
※グループ向け記事を再構成して掲載しています。

自己紹介

武藤 祥(むとう しょう)
事業推進部 コーポレートグループ

2015年トライコーン社にセールスとして新卒入社。2018年よりミロゴスでセールス、CS業務を担当した後、2020年からコーポレートグループでバックオフィス全般を担当。プライベートでは自身で作った楽曲をサブスク音楽サービスで配信するなど、ミュージシャンとしての一面もあり。

鈴木 小夜(すずき さや)
事業推進部 コーポレートグループ/オペレーショングループ マネージャー

2021年12月にミロゴスへ中途入社し、オペレーショングループとコーポレートグループのマネージャーを兼務。前職はAI系のスタートアップで管理部門を統括していた。趣味も特技も効率化で、最近は自宅のスマートホーム化が止まらない。
※スケジュールの都合上、オンラインでの参加となりました

タコスを送る、とは?

ーーミロゴスのコーポレートは、どのようなチームですか?

武藤:ミロゴスにはセールス部、開発部、事業推進部の3つの部署があり、それぞれ「売る」「つくる」「効率化する」の役割があります。事業推進部に属するコーポレートグループでは、業務の中で何か仕組み化できることはないか、手作業から自動化できることはないかを考えて効率化し、働きやすくしています。

以前は私一人だったのですが、昨年末に小夜さんがジョインしてくれて、現在は2人のチームであれこれやっています。

鈴木:コーポレートでは事務的な業務だけではなく、「Hey Taco!」のような組織を活性化させる仕組みづくりも担っています。

ーーその「Hey Taco!」ですが、一体どういうものでしょうか。

武藤:Slackの拡張機能で、タコスを送り合うピアボーナスの制度です。1日に1人5個まで、相手へのメンションをつけたメッセージの中にタコスの絵文字を入れることで、タコスを送ることができます。

Hey Taco!とは

「ありがとう」や「頑張ったね」を伝えるメッセージに、タコスの絵文字を入れることで相手にタコスを送ることができ、もらった側は貯まったタコスを景品などと交換できるピアボーナスの制度。送る側は1人1日に5個までで、送ったタコスは自動でカウントされる。6個目以降は、絵文字としての送信はできるが、カウントされない。なぜタコスなのかについて、公式の回答は「タコスを嫌いなやつはいない」。Tacosは本来、Tacoの複数形である。
https://www.heytaco.chat/

ーー「Hey Taco!」を導入したのはなぜですか?

武藤:2021年の5月に、企業理念をつくったことがきっかけです。企業理念はつくっただけでは意味がないので、その浸透を目的に始めました。

理念浸透のために、タコスを贈る条件を、ただの感謝や賞賛ではなく“企業理念に沿った行動”にしたんです。ミッション・ビジョン・行動規範それぞれを省略したハッシュタグを設定して、メンションとハッシュタグとタコスをセットで、メッセージを送る運用方法にしました。

こうすることで、タコスをもらったひとも贈った人もハッピーなのはもちろん、企業理念も浸透してメリットだらけです。

「感謝」「頑張り」が可視化される

ーー導入してみて、タコスは盛んに飛び交うようになりましたか?

武藤:Slack内の雑談チャンネルがほぼタコスを送り合うチャンネルと化しています(笑)。私たちが主導でそうしたのではなく、自然とそうなっていきました。

「今日すごく開発グループに助けられました」みたいなタコスの送り合いがあって、その1日の頑張りが自然と可視化されています。

鈴木:タコスが送られない日はないですね。見ていて幸せになるチャンネルです。

武藤:むしろタコスが足りなくなることがあって。そういうときはとりあえずサラダボウルを送っておいて、明日タコス送りますね、と言っています(笑)。

ーータコスを送るひと、送られるひとが偏らないのかな?と思ってしまいますが……。

武藤:それは少し懸念していたのですが、実はあまり偏らないんです。

鈴木:毎週多くタコスをもらったトップ3を発表しているのですが、さまざまなひとがランクインするのはもちろん、部門にも偏りがないんです。基本的に評価って、直接クライアントに関わる部門の方々のほうが高くなりがちですよね。でもバックサイドの方々にも、多くのタコスが送られているんです。

武藤:私たちが意図してそうしているわけではなく、自然と縁の下の力持ち的な方々にフォーカスされるようになっていて。思っていたよりもずっと、良い使われ方をしているなと感じています。

ーータコスを集めると、どうなるんでしょうか?

鈴木:数に応じて、さまざまな景品が用意されています。好きなPC周辺機器と交換できたり、食事券がもらえたり。年間で一番もらった、あげたひとへは、別のプレゼントも用意しています。

理念浸透が目的の取り組みなので、景品にも企業理念を反映していて。行動規範である“関係の質にこだわり抜く”にちなんだ「関係の質にこだわり抜くランチ券」や、“日常を楽しむ”にちなんだ「楽しみながら顧客理解も深まるクライアントグッズ」もあります。

「クライアントグッズ」はコスメや小売系のクライアント商品の詰め合わせで、方向性としても素敵だし、使ってみたかったし、なおかつ仕事にも活きると、発表した際に話題になりました。

ただみなさん、景品のためにやっているというわけでもなさそうなんです。タコスに添えられたメッセージや、賞賛されたこと自体が励みになっているのがメイン。そこがまた素晴らしいなと感じます。

「企業理念」とのリンクがポイント

ーー導入の目的である理念浸透についてはいかがですか。

鈴木:理念浸透の目的は、もう果たせていると思います。タコスを送る際につける企業理念のハッシュタグが、「豊かさ」「あらHub」「なめらかUX」のように短く略されているのですが、これがそのまま日常会話で使われるようになりました。想像以上の効果です。

それだけではなくて、日々の「ありがとう」「助かりました」ってコミュニケーションを活発にしてくれています。リモート環境にあっても、タコスのおかげでSlack内に良い雰囲気が流れていて、人間関係もより良くしてくれていると感じますね。

武藤:逆にタコスの量がすごく減って、コミュニケーションが取りにくい雰囲気になってくると、それがアラートとして機能するなと思っていて。プラスの要素なのはもちろん、マイナスを察知するためのツールとしても使えます。

鈴木:実は前職でも導入していたのですが、その際はうまくいかなかった経験があります。というのも、ルールを定めて運用しなかったために、とにかくタコスが乱発される状態になってしまいました。そうすると、「とりあえずありがとう」みたいなものや「成果はともかく努力はあった」のような、会社にとっての価値と異なる行動に対してタコスが飛び交うようになって。

企業理念とつなげてタコスを送り合う運用にしたからこそ、うまく効果が得られたんだと思います。

ーー今後はどのように運用していきたいですか。

武藤:景品をもっと豪華にしていきたいですね(笑)。あとはずっと言っていることなのですが、有志で本物のタコスを食べに行きたいんです。

鈴木:キックオフのときにみんなで食べるとかどうでしょう(笑)。タコスもそうですが、こういう手軽に使えるサービスの力を借りて、社内をもっともっと良くしていきたいですね。感度高くミロゴスに合いそうなものを探して、どんどん取り入れていけたらなと思っています。

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