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アパレル立ち上げ、サイト制作、ポスター制作。デザインに溢れた学生生活を送っていた僕がIPGに新卒入社したのは、自分の”好き”を突き詰めて良い環境がそこにあったから。

「世の中に求められるものを作るんじゃなく、自分が面白いと思ったものをいかに世の中の人に受け入れてもらえるのかを考えることが大事」

そう語るのは、IPGネットワークに新卒で入社した山本さん。学生時代に1,000を超えるデザインの制作、アパレルブランドの立ち上げ、Webサービスの立ち上げなど、幅広くデザイナーとして活動してきた山本さんは、なぜ新卒でIPGへの入社を決意したのか。

その理由は山本さんがデザインにかける想いと、IPGネットワークを含むインプレスグループ全体が掲げる企業理念に隠されていました。今回はそんな山本さんの学生生活から入社してから今日に至るまでのお話をお伺いしています。「会社に入ったら自分のやりたいことを自由にできないんでしょ?」「もっとクリエイティブな仕事をしたいけど、そんなのフリーランスしかないよ」そう感じている学生の皆さんに、ぜひご覧になっていただきたい記事です。

山本 / プラットフォーム事業推進部 23卒デザイナー

専修大学の経営学部ビジネスデザイン学科に在学中、SWEAT.jpにてアルバイトに従事。1,000を超えるプリントデザインを担当。それと並行して自身でアパレルブランド”POPULATION”、レタッチサービス”変え天気”を立ち上げる。SWEAT.jpを退社後、制作会社のRITにインターンとして参加し、大手企業のサイト制作に従事。その後大学を卒業し、新卒でIPGネットワークに入社。現在はpTa事業の幅広い業務に携わる。

制作してきたデザインは1,000以上。面白いものを突き詰め続けた大学生活。

ーー大学時代の山本さんについてお話をお伺いするところから始められたと思います。

経営学部でビジネスデザイン学科を専攻していました。ここでいう「デザイン」は皆さんが思い描いているような「絵を描く」「デザインをする」というものではなく、一般的な経営学と同じで、ビジネスにおける経営学の理論を体系的に学んだり、マーケティング理論について学んだりするような場所でした。

もともと「デザイン」というものには興味があって、美大に進学する選択肢も自分の中にはあったんですけれども、「デザインを世の中に広めていく」ということを念頭に置いて考えたときに、やはり価値のあるものを生み出さないと広まっていかないんだろうなということを漠然と感じていました。

だからこそ、世の中で言うところの「価値があるもの」とはなんなのかを学ぶために経営学部に進学し、しっかりとそれを学んだ後に価値のあるデザインを世の中に発信していけたらと考えていました。

ーー明確な意図を持って経営学部に進まれていたんですね。そもそも、デザインに興味を持たれていたのは、どういったことがきっかけだったのでしょうか。

中学生の頃から画集を眺めたり、イラストを眺めたりするのが好きだったんです。そこから「もっと知りたい」と感じて、企業のロゴがどのようなストーリーで生まれてきたのかといった、より作り手側の視点に立って情報を集めるようになっていったことがきっかけです。

例えば、日本を代表するクリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。数多くのクリエイティブ作品に携わられてきた方ですが、佐藤さんが企業ロゴを作成する中で使用していた企画資料を目にしたことがあって。最終的に生まれてくるアウトプットはシンプルで洗練されたものなのにも関わらず、その過程では考えられないほどの情報量と佐藤さんの熱量が込められている。

皆さんご存知かと思いますが、現在の「GU」のロゴも佐藤さんが製作したもので、海外出店時に「UNIQLO」といかに対の関係性として見られるのかを考え抜いたことによって生まれたものなんです。「対に見せるためには擬人化させるのが良いのではないか」「UNIQLOとGUの関係性を擬人化するとどうなるんだろうか」など、この短い時間の中で私が表現し切れるものでは到底ないのですが、そういった考え込まれた結果生まれるアウトプットが世の中に広まっていくことには、しっかりと理由があるんだってことを実感したことが自分に大きな影響を及ぼしています。

ーーWantedlyに添付されていたポートフォリオからも、山本さんのデザインに対する熱量の高さが垣間見えていました。実際にどんな学生生活を送っていたのでしょうか。

最初のうちは経営学に対しての興味関心が強かったんですが、学んでいくうちに「理論だけ学んでも意味ないんじゃないか」と思い始めていたんです。そんな中でコロナ禍に突入し、自分でデザインをやりたいと強く思うようになって、オリジナルプリントを専門とするSWEAT.jpという会社でのアルバイトと、個人でポスター制作などをやり始めました。

アルバイトの方では個人と法人のお客様も対応させていただいて、店舗に立ってお客様と1時間ミーティングをし、その場でデザインを練り上げて完成にまで持っていくということをやっていました。かなり刺激的な経験で、お客様も作成の過程を見ているし、わからないことがあったら即座にその場で調べていって。1日に10組のお客様を担当することもあったので、おそらくそのインターンでは累計1,000組は対応してきたんじゃないかなと。デザインスキルも作成スピードも身につきましたし、何よりお客様と会話をしながら思い描いているものをその場で引き出していくというコミュニケーション能力が身についたと感じています。

個人としては「変え天気」という曇り空をレタッチで晴天に変えますというサービスをやってみたり、「POPULATION」という誰とも被ることのないシリアルナンバーと2次元コード付きのアパレルブランドを友人と立ち上げてみたり。「こんなものがあったら面白いんじゃないか?」という発想はたくさん出てくるんですが、それを形にするためにWebサイトを作ったり、ECサイトを作ったり、発注のやり方だったりには無知だったので、完全に独学で動き回っていました。

いずれのサービスも集客のためにTikTokを始めたら動画がバズってくれて、変え天気は1日で最大400件くらい、POPULATIONですと一気に70枚くらい販売が生まれたりと、それなりに反響をいただけたのは嬉しかったですね。

変え天気
https://kaetenki.studio.site/
POPULATION
誰とも被らない一点モノ
https://population.jp/
ホームページを作る人 (@kaetenki) | TikTok
ホームページを作る人 (@kaetenki) on TikTok | 1.5M Likes. 27.1K Followers. 【新しいモノを創る大学生】 ・音楽を身に付ける、新感覚キーホルダー。 ・いつものファッションに、レトロな小物を。 ▼キーホルダーのブランドはこちらから▼.Watch the latest video from ホームページを作る人 (@kaetenki).
https://www.tiktok.com/@kaetenki

面白いものを作り続けていい。そんな環境がIPGネットワークには用意されていた。

ーー短期間でとてつもない数のデザインを生み出してきていますが、山本さんなりのデザイン哲学はあるのでしょうか。

デザイン哲学と呼べるほど高尚なものではないかもしれませんが、自分がしっかりと面白いと感じるものを作り、それをどのように世の中にフィットさせていくのかは常に考えています。世の中の人が欲しいと思うものから逆算して、何を作るのかを考えていくというプロセスが一般的なデザインの流れになっているんですが、僕としてはその流れだとどうしても「続かない」なと感じてしまうんです。楽しいからこそ、面白いと感じているからこそ、長く続けていたい。それが前提にあった時に、まずは自分がしっかりとそれを面白いと感じるか、意味があると感じるか、価値があると感じるのかを大事にしていますね。

ーー大学生の後半になると、ご自身の将来について考えることも増えたんじゃないかと思います。就職に関してはどのようにお考えだったのでしょうか。

デザインを生業にしたいなとは考えていました。ただ、そこまで鮮明に描けていたわけではなかったんですが。実は、SWEAT.jpのインターンを辞めた後に、アパレルと並行してホームページ制作のRITという制作会社でインターンをしていたんです。RITでインターンをしようと思ったのは、単純に「規模の大きいデザインに携わりたい」と思ったからでした。名前を出せるところで言えば小林製薬さんですとか、MIZUNOさんですとか、世間的に有名な企業様を担当させていただきました。

正直、RITに就職しようかなと思っていたんです。大きな案件に携わらせてもらえるし、その中で得られる学びも大きい。しかし、勤務体系が完全にフルリモートだったこともあって、コミュニケーションの取りにくさや、今後もひとりで在宅で仕事をしていくことを想像したときに「あれ?これでいいんだっけ?大丈夫なんだっけ?」という感情が少しずつ芽生えてきて。

そんな中でもっと自分に合っていることは何だろうとも考え始めました。今までやってきたことがより活かせてかつ組織の中でコミュニケーションを取りながら成長ができるそんな環境を探すようになりました。そこで見つけたのがIPGネットワークですね。

ーー結果的に現在はIPGネットワークに新卒入社されていますが、RIT社から最終的にこの会社を選択するに至ったきっかけをお伺いしたいです。

まずは圧倒的な自由さ。選考の中で関わらせていただいた皆さんが、やることを自分で決めて、ゴールに向かって自由に動いている姿は非常に魅力的に映りました。自分が大学生活の中でやってきていたことに近いと感じました。インプレスグループの企業理念が「面白いことを創造し、知恵と感動を共有する」というものなんですが、私自身がデザインをする中で大事にしている「自分が面白いと思うものを作る」ということにもマッチしているように感じました。

また、お話しさせていただく皆さんが仕事に夢中になっているんだろうなということが伝わってきたのも大きかったです。笑顔で今やられているお仕事やプロジェクトの話をしてくださったり、一緒に働いているメンバーの方の話をしてくださったり、ここで働いていることが本当に楽しいんだろうなと。そんな皆さんの働く姿勢や夢中さ、会社が大事にしている考えや価値観が自分とマッチしたと思い、最終的に入社を決意しました。

結果がわからないからワクワクする。まだ誰も挑戦したことのない世界への一歩。

ーー入社して2ヶ月ほどが経とうとしていますが、現在までの仕事内容をお伺いしても良いでしょうか。

最初の2週間はインプレスグループ全体での研修、そこからは新卒メンバーと一緒にプロジェクトを動かしている状態です。研修はインプレスの企業理念や全体的な事業内容の話がメイン、配属になってからはpTaのショップについて、運営の仕方など、基礎的なことを教えていただきました。

IPGネットワーク自体はベンチャー企業ですが、やはりインプレスグループはかなりの大手企業ですので、福利厚生を含めて想像以上に手厚いサポートが受けられるんだなということに驚きを感じました。

現在行っている業務としては、SNSの運用が主になっています。どんな訴求をしていけば、どんなコンテンツを発信していけばよりpTaが広まっていくのかを新卒メンバーで試行錯誤しながら動かしていっています。プロジェクトは新卒メンバーが中心で、壁当てに上司の井爪が入っていて、意見を出した5分後には実行の許可が下りることもあるので、そのスピード感も衝撃的でしたね。

ーーまだ入社されて短い期間かも知れませんが、山本さんから見たIPGネットワークで働く魅力をお伺いしたいです。

先ほどもお伝えしましたが、ベンチャーと大手企業の両方の良いところが合わさっているなと感じます。福利厚生や待遇はしっかりしていますが、打って変わって仕事の中では圧倒的なスピード感と裁量権がある。私のような「これをやりたい!」「こうしたら面白いんじゃないか」という考えを持っている人であれば、すごく働きやすい環境なんじゃないかと感じています。

ーー今後こういったことに挑戦していきたいというものはありますか。

自分の好きな漫画だったり、小説だったりを元にTシャツのデザインができると良いなと考えています。私自身、幅広くさまざまな作品が好きなんですが、きっと同じ作品が好きな人は世の中にもたくさんいる。私自身が好きだと思うものを、素直にそれをTシャツに落とし込むことができれば、きっとそれを喜ぶ方もいるんじゃないかと思うんです。

今やっているpTaの事業も、これまでに個人でやってきたアパレルの事業も、誰も今まで挑戦してきてこなかったことだと思っていて、誰もやってきていないからこそ最終的な結果は誰にもわからないものじゃないですか。だからこそ、ワクワクするんです。今まで誰も生み出してきたことのないものを世の中に産み落とし、それがどんな結果に結びついていくのか。そんな挑戦をIPGネットワークの中でたくさん実践できたら嬉しいですね。

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